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■TSSレポート:2000年第3回中山競馬
【3月25日】レポーター:海苔煎餅
一部を除き敬称略

”オープニング”
 第3回中山競馬の初日。やっと春らしくなったと鶴田真理子は喜ぶが、三遊亭五九楽は暖かくなったかと思えばまた寒くなってしまうことに戸惑っている。「そういえば風が凄かった」と回想したその日、三遊亭は風に飛ばされ放題であったため、目的地に着くのに大変な思いをしていた。
 風が強くなると自転車を漕いでも前に進まないというのは諸井ルミ子だが、三遊亭は本当に風に弱い。横風ならば細身の体をすり抜けるが、正面からの風にはもろに影響を受ける。松田珠実は、追い風を受けると三遊亭がどこかに飛んで行ってしまうのではないかと心配した。三遊亭は、よく聞いてくれたと言わんばかりに、次のとおり体験を語り始めた。「このあいだ、新幹線を追い抜いたんだ。風に乗るというのはこういうことだと実感したんだ」
翌日から春のG1が始まるが、それ以外にも重要なレースが目白押しだ。毎日杯、マーチステークスもそうだが、一戦一戦、全ていいレースになってくれると思う、と三遊亭は期待を抱いた。
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”構成作家の推奨馬:回収率”
本年3月19日放送分までの回収率
須田鷹雄  単勝 13.5%  複勝 87.5%
水上学    単勝 87.9%   複勝 90.6%
 ドバイワールドカップの取材に行っている須田だが、パソコンが故障したため、日頃のデータ予想が不可能となり、FAXで取り寄せた出馬表だけでの予想を余儀なくされた。

○この日の推奨馬と成績
須田  5R ニコラスベル    →  3着
   10R ジュビレーション  →  1着
   11R シアトルブリッジ  → 10着
水上  6R スプリングカクテル →  5着
   10R オルテンシア    →  2着
   11R バクシンヒーロー  →  4着
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”佐藤達夫登場”
 鈴木前プロデューサーの送別パーティーにて、佐藤達夫は写真撮影にいそしんでいた。思わぬ表情を撮られた、と鶴田は少し悔しさを滲ませた。佐藤は、酔っ払っていたのでろくな写真はないという。鶴田は佐藤を「ある時はトラックマン、またあるときはカメラマン」と表し、諸井は「ある時は酔っぱらい」と続けた。「色々とやらないと食っていけませんから」というのが佐藤の事情説明だ。
 健康的なイメージの佐藤だが、実は花粉症に苦しんでおり、「本当につらい」とこぼす。メジャーリーグの野茂、木田も花粉症のため注射を打っていることを引き合いに出しながら、注射1本で9月まで効果が持続することを説明。ケナコルトという薬があり、東京スポーツの知り合いが前の週にその注射を打ったため、その結果を見計らった上で自分も注射を打つべきかどうかを決める算段だ。松田は感心しながら、「健康オタクですよね」と述べたが、佐藤は「そんなことはありません。毎日一升瓶を空けてますから」と否定。トラックマンほど体に悪い仕事はないとの見解であり、関係者への取材と称して酒浸りになることに、その根拠を求めた。
 松田は佐藤の知識の広さに対して尊敬の気持ちを浮かべながら、サークル内部の話題提供や前開催で盛り塩を指摘した件などを取り上げ、改めて感心する思いを伝えた。佐藤は、盛り塩についてはたまたまだと謙遜し、迷ったときはヒントを探すこと、そのためにはパドックの最前列で観察することを強く勧めた。
 この日の佐藤は馬券的に冴えなかったものの、リスナーの関心を誘う情報を次々と繰り出した。テンガロンハットを装ってパドックを回る”マツモトシゲハル”調教助手(小島厩舎)、3R勝馬スギノリゼルヴァの”ナガシマ”厩務員(鈴木康厩舎)が馬を曳いている場合や、疝痛明けの馬が出走した場合などは、黙って買い、だという。反省クラブでも佐藤に対する賞賛の意見が複数紹介された。
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”野球談議”
 高校野球が始まり、プロ野球もまもなく開幕を迎える。森下三郎と三遊亭の会話も野球の話題が増える季節だ。森下は、プロ野球はともかく高校野球はトトカルチョの楽しみがあり、色々と物いりの季節だと発言。三遊亭は、野球は健全に見ましょうよ、と森下に対して忠告を与えた。
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”かしましコミニティ”
 この日のテーマは”名古屋のイメージ”
 「女の園へようこそ。かしましコミニティのコーナー、だがや」という鶴田の切り出しに続いて、「えびふりゃー、だがや」と調子に乗った松田だったが、ちょっと言い方が甘いな、と鶴田に指摘された。
 名古屋といえば豪華の嫁入りが有名。鶴田によれば古い家柄の場合に見られるもののようだ。タンスの中に着物をたくさん収めるようで、近所の人が見に来るらしい。松田は「見栄っ張りじゃないの?」と茶化したが、鶴田は「そうよ!」と居直りを見せた。
 食文化に関連し、イチゴスパゲティ、抹茶スパゲティなどのメニューがあることを鶴田が紹介すると、松田は「気もち悪ーい」と拒否反応。鶴田は「オリジナリティがあるってことなのよ」と必死に弁明。
 鶴田によると、みそカツの場合、みその他にスクランブルエッグと刻んだネギを載せるとおいしいそうだ。手羽先の店は「風来坊」と「山ちゃん」が2大勢力だが、「風来坊」の味に似た手羽先を提供する「鳥良」という店が東京にあり、なかなかの味だという。ちなみに、ういろうには白、黒、抹茶、あずき、コーヒー、ゆず、さくらの7種類がある。(記者注:おそらく「青柳ういろう」と思うが自信なし)
 名古屋は3大「ブス」の産地の一つに数えられているとの意見に、「そうなんだよ」と、ふてくされた鶴田。松田が「まりちゃん...」と呼びかけると、「私は名古屋じゃありませんから」と逃げに転じた。松田は見かねて「例外もあるってことにしておきましょう」と、場を収めた。
 最後に、以前名古屋に住んでいたリスナーから、名古屋を馬鹿にした意見を書いた人に”ういろう”をぶつけますという意見があり、名古屋に否定的だった意見にかしまし賞をあげたくないという鶴田の裁定により、このリスナーにかしまし賞が与えられた。

○名古屋をマイナスイメージでとらえた意見を提出したリスナーの方々(苗字は伏せます)
横浜市のユタカさん、花見川区のヨシノリさん、船橋市のノボルさん、足立区のタカコさん、浦安市のタケオさん、松戸市のノブアキさん、目黒区のヒロシさん、佐倉市のケイジさん、茨城県のカズキさん
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”歌付きメッセージ”
 朝の天気予報のコーナーで、鶴田は自分の住んでいる場所にウグイスが遊びに来たことをエピソードとして伝えた。自分の歌声をウグイスになぞらえる鶴田だけに、これは後のコーナーで歌を聴かせることへの布石だったと見られる。
 その問題のコーナーはG1応援メッセージ紹介だ。「おいらが怒れば嵐を呼ぶぜ〜」をはじめ、歌えるものは全て歌った。さすがの諸井も「今日は歌いますね〜」と呆気にとられていた。
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”TSSアワード:ジョッキー編”
 番組出演者による選考結果は以下の通り。
[ヤングジョッキー部門]
 村田、勝浦、嘉藤、田島翔がノミネートされた。決して褒められた騎乗ではなかったと前置きしながらも、初々しい手綱さばきが光ったとの評価により、全会一致で嘉藤に決定。
[ロングショット賞]
 田面木、柴田善、後藤、丸山(高崎)、谷中がノミネートされた。バライロノミライによる勝利で弾みがついた田面木。この日もチュウシングラで勝利し、変な名前の馬ばかりに乗っている。三遊亭が「本人の名前も変だ」と図に乗ったため、鶴田は「名前が珍しいと言って!」と注意したのだが、森下が「”でんめんき”とも読める」と続けたので、結局面白い話題を提供したことを理由に田面木が選出された。なお三遊亭は、「こんな決め方をしていいのかな」と呟いた。
[リーディングジョッキー賞]
 横山典、後藤、柴田善、蛯名、田中剛の中から、豪快な追い込みが鮮やかな印象を残し、文句なしとして横山典を選出。
[MVJ]
 横山典に決定。

 なお、リスナーによるMVJは今回も投票が偏り、2票以上の獲得者は3名のみ。1位から横山典、藤田、後藤の順。詳しくはTSSホームページをご覧下さい。
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”複雑な事情の平林家”
 どーでっか関西のコーナー、阪神の解説は平林雅芳。この平林、馬券は当たっているようなのだが、なぜか声に元気がない。三遊亭は「当たっているのに元気が出ないとは、何か家庭に原因がありますね」と鋭く追求。「ここでは言えない」と平林は言葉を濁した。森下はすかさず、平林が家庭を二つ持っていると述べた。
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”不機嫌な珠実”
 夕方の天気予報コーナー。この日は良い天気になると思ってババシャツを脱いできた松田は、気温が上がらなかったため寒い思いをしたというのが第一声だったのだが、どうも機嫌が悪い。「なんか嫌なことでもあったの?」と鶴田が問いただすと、しばらくして「アグネススペシャル(9R)はどうして審議にならなかったのよっ!」と切れ始めた。たしかにアグネスは他馬と接触したように見えたシーンがあった。三遊亭は「あれは審議にならないよ」と反論し、諸井も「そうだよ」と同調したが、鶴田は「普通、審議だよ」との立場で、意見は真っ二つに割れた。松田が「2回も3回も当たってたんだよ」と言えば、諸井は「あれはジョッキーが悪いんだよ」と強気だ。鶴田は「言ったなー!」とおかんむり。三遊亭は、体が小さくても、ぶつかったりぶつけられたりしても怯まない闘争心が大事だと説得した。三遊亭が、小さい馬が大きな馬を倒すのも醍醐味だと続けると、「相撲もそうだよね」との松田の一言。話題は相撲へ。
 貴闘力に優勝して欲しいと三遊亭も思っている。幕尻から優勝するというのは精神力の賜だと評価。続けて二子山部屋と武蔵川部屋の勢力争いを熱心に説明した三遊亭に対し、「さすが両国の主、詳しいですね」と鶴田らは感心した。
 何分経過したか、ここで思い出したかのように「ねえねえ、何のコーナーだっけ?」と鶴田が口を挟み、ようやく「チェリー珠の天気予報」が始まった。
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”ヘリオスの子”
 反省クラブで、「明日はダイタクヘリオスの子、ダイタクヤマトを応援」との意見。三遊亭は気を良くし、「私もダイタクヤマト様からいきます。当然でございます」と明言。「誰かが2強だ、3強だと言ってるが、1強です。みんなの考えがおかしい」とあくまで強気だ。
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”変な名前”
 田面木を変な名前だと言っていた三遊亭に対し、自分の名前はどうなのかを問うたリスナー。三遊亭自身、「五九楽」という名前をもらったときには嫌だと思ったのだが、それでも入門時の「ちょび安」よりは数段上だったという。その「ちょび安」を犬みたいだと大口を叩いたのは諸井であり、慌てて「それぐらい親しみがあるっていうこと」などと取り繕った。
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”一番好きな食べもの”
 馬券を当てて鰻を食べたいというリスナー。三遊亭も鰻が好物だ。そこで女性3人に一番好きなものを聞いた。鶴田は納豆、松田はプリン、諸井はラーメンとの回答に、「みんな貧乏人だな。レベルの低い生活をしている」と、がっかりした。
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”モテ男”
 病気をしたけど三遊亭に会いたくて来たという女性。「もててるね、俺」といいながら照れる三遊亭。鶴田には「にやけてる〜」と冷やかされた。三遊亭はこの意見のカードを他の意見とは別の位置に置いたため、これに気付い諸井が「反省大賞決定ですね」と言い切った。しかし最終的に、「愛よりヘリオスを取ります」とし、ダイタクヤマトを応援する意見に賞が授与された。
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”ドバイで痩せるか”
 この日の深夜、ドバイワールドカップが行われる。TSSからも須田を派遣している。三遊亭は「痩せて帰ってくるといいのに。絞ってこれねーかな」と、かすかな期待をのぞかせたが、「無理かもしれないな」とあきらめの境地だ。
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”いい番組”
 たんぱでワールドカップを聞けない人は翌日のTSSでお聞きいただけると思います、と伝えながら、「役に立つなあ、TSS」と自画自賛した三遊亭。「本当にいい番組だと思うもん。俺が素人だったら、やっぱりTSS聞くもの。なあ」と言い女性陣の反応を待った。しかし無反応だったため、「何で黙るんだよ、君たちは!」と声を荒げた。
 諸井は「競馬を知らない子でも引き込まれる要素がたっぷり」と自画自賛に加わったが、三遊亭に「しゃべり手が知らない場合が多いからな」と切り返され、「そこまで言うかな...」と声を落とした。 
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以上
記者による次回発行は3月26日(日)分の予定
【3月26日】レポーター:海苔煎餅
全文敬称略

 鶴田真理子はゴドルフィンが主催するペーパーオーナーゲーム、ゴドルフィン・セヴン・スターズ に登録し、参加下さってありがとうという旨のメールを受け取った。狙うはロールスロイスだ。三遊亭五九楽は「ゴドルフィンからメールを貰ったんだぁ。すごいなぁ。あのゴドルフィンとツーカーの仲やん!」と大げさに驚嘆した。「そうなのよー」とご機嫌な鶴田だが、登録の際に血統表が画面に出てくるものの、判断のしようがないため勘で選択した。ロールスロイスが当たったら乗せてあげます、という鶴田は「師匠が運転手!」と勝手に指名。しかし三遊亭は「ペーパードライバーだよ。何年も乗ってないんだから。乗った途端に壊すよ」と断った。
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”TSSアワード:競走馬編 Part1”
[ベストホープ賞]
 スイートオーキッド、フサイチゼノン、マルターズスパーブ、ダイタクリーヴァがノミネートされた。口火を切って三遊亭が「今年の三冠馬がノミネートされています」とコメントしたため、鶴田は「師匠の中だけではね」と注釈を加えた。三遊亭は「(受賞馬は)もうダイタクリーヴァで決まりですから、西島さんに聞くまでもありません」とお構いなしだ。対して鶴田は「師匠のえこひいきはダメ!」と釘を差し、三遊亭と鶴田の対決の様相を呈した。判断を求められた西島大和が「強さからいえば」と口を開くやいなや、「ダイタクリーヴァですね」と三遊亭が割り込んだ。西島からフサイチの「フ」という音が聞こえたことを認めつつも三遊亭が終始ペースを握り続け、「じゃ、ダイタクリーヴァということで」とまとめにかかった。鶴田が「フサイチゼノン!」と断末魔の叫びを挙げたのも無視し、「ダイタクリーヴァ様に決まりです」と決着させた三遊亭。鶴田は「いやだな、その満面の笑み」と嫌味の一つも言うのが精一杯だった。
[ベスト春の珍事馬]
 アジュディケーティング(2月27日に産駒が3連勝)、リュウシュン(理由は下記)、オラクルハワイアン(1年10ヶ月ぶりの出走で勝利した9歳馬)、スギノフォルモーザ(同じ競馬場で2勝し、2戦目の勝ちタイムを初戦より4秒5も更新)がノミネートされ、デビュー2戦とも出走取り消しとなり、いまだ出走できていないリュウシュンに対し、今度こそデビューしてもらいたいとの期待を込めて賞を与えた。
[ベストペアホースィズ]
 リアルヴィジョン・エイキューガッツ組(理由下記)、ダイワテキサス・アメリカンボス組(太陽にほえろの名前コンビ)、レッドチリペッパー・エイダイクイン組(芦毛馬ワンツー)、マッチザピース・パープルエビス組(全兄弟同日連対)の計4組がノミネートされ、新人騎手ワンツーをもたらしたリアルヴィジョンの組が選定された。
[功労賞]
 偉大な種牡馬としての功績を称えるとともに冥福を祈り、トニービンとサクラホクトオーに功労賞が贈られた。
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”構成作家の推奨馬:回収率”
本年3月25日放送分までの回収率
須田鷹雄  単勝 19.3%  複勝 88.1%
水上学    単勝 84.4%   複勝 88.5%

○この日の推奨馬と成績
須田  6R ハーバーキラリ   →  1着
    7R ケイアイタンゴ   →  1着
   宮記念 スギノハヤカゼ   →  6着
水上  9R セントメイストーム →  2着
   10R ダイワグロワール  →  4着
   宮記念 マイネルラヴ    → 16着
 なお、水上は「高松宮記念で絶対来ない馬」にキングヘイローを挙げた。
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”珠実1号・2号”
 6レースのパドックの時間が近づき、鶴田はパドックブースの松田珠実を呼び出した。ところが何の反応もない。この時パドックにいた記者からは、慌てて放送席に駆け寄る松田の姿を確認した。数秒後、「呼んだ?」の声とともに職場復帰を果たした松田は、マイネルラヴが中京のG1に出走するこの日、心ここにあらずだ。松田自身、「ここにいるのは珠実2号で、1号は中京に行ってます」と自白した。なお、高松宮記念終了後、松田の心の中には雨が降っていた。
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”かしましコミニティより”
 この日のテーマは”競馬場・これがあったら良いのに”。
 スターバックスコーヒーがあれば良いという意見に、「賛成!賛成!」とは鶴田。大のスタバファンである鶴田にとって、同店が駅のそばにしかないことが不満の種だ。競馬場に建てればいいのに、と須藤由美子も賛成だ。鶴田は「みんなで署名しよう」と提案した。
 馬券が外れて落ち込んだときに気分を解消する「ほめ殺し屋」があったらという意見があった。須藤によれば新橋にこのような商売をしている人がいるようだ。また新宿には「殴られ屋」という商売も行われてるらしい。反省クラブでは、これらの商売が新宿の歩行者天国で行われていると、リスナーにより補足された。
 ストレス解消のためにカラオケボックスが欲しいという意見。須藤は「真理子さんが歌うとますますストレスがたまりそう」と挑発しながらも、「一度真理子さんの歌を聴いてみたいんですよね。実は一度も聞いたことがないから」と好意的な姿勢を見せた。
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”TSSアワード:競走馬編 Part2”
 HPに寄せられたリスナー投票の結果。
[MVH]
 1位フサイチゼノン、2位ダイタクリーヴァ、3位ダイワテキサス
 「田原厩舎G1初制覇の予感」など、フサイチゼノンへの投票理由が紹介された後、三遊亭は「甘いですね!」と吐き捨てた。
[MVレース]
 1位中山記念、2位弥生賞、3位中山牝馬ステークス
 森下三郎の個人的な意見として、後々に心に残るレースがどれかといえば弥生賞であり、これをトップに推したいと語った。
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”穴問答”
 この日唯一の穴問答となった10R。担当は須藤、解説者は今田禎嘉だ。冒頭、須藤は次のように呼びかけた。「今田さん、こんばんは」
 その時、時刻は14時25分頃。当然、日は高い。須藤はあいさつを誤った理由を、今田が所属する”夕刊”フジを意識しすぎたからだと説明した。
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”謎の入門”
 2週間ぶりに中山へ来たリスナーが反省クラブで、須藤の髪型が変わったのではないかと尋ねた。須藤は3年前からこの髪型だと、一度はとぼけた。続いて、実は先週から髪型を変えたことを伝えた。その理由について「本格的に(山川)牧さんに親分入りしようと思って...」と発言。周囲の怪訝な様子から間違いを悟った須藤であったが、「親分入り」ではなく、正しくは「弟子入り」であることを思い出すのに若干の時間を要した。
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”須田鷹雄の習性”
 ドバイでは馬券が買えないため、ドバイワールドカップで本命に推したベーレンズが2着となった須田は損も得もしていないはず。しかしインターネットでブックメイカーから馬券(に相当するもの)を購入できる時代であり、須田が何らかの方法で買ってるはずだと、出演者のほとんどが疑念を抱いていた。そのあたり、たんぱの番組で競演する須藤が、一番よく須田の性格を知っているはずだと、三遊亭は須藤の見解を求めた。須藤は「怪しい関係じゃないですから」と答え、質問の主旨を取り違えた模様。三遊亭は「別にそんなことは聞いてねーよ」と声を張り上げた。
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”真理子の趣味”
 鶴田は旅行先などで、どうでもよいものを集める趣味がある。三遊亭は鶴田の趣味に関して、特に食べ物に関する嗜好が変だとまくし立てた。普通の女性は飲み屋でサラダなどを注文するが、鶴田は珍味ばかりを求め、かにみそ、あんきも、塩辛、このわた等を好む。
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”リクエストは「孫」”
 関西に転勤するため関東TSSが聞けなくなるリスナーは、鶴田の歌声で慰めて欲しいとの意見を提出。鶴田は嬉しそうに「歌ってあげようか?」と気色ばんだ。三遊亭は、気が晴れるかストレスが溜まるかはわかりませんが、としながら、「何を歌うつもりですか、あなたは」と尋ねた。鶴田は「何でもリクエストにお答えします」と、きっぱりと答えた。三遊亭は「じゃ、”孫”でも歌ってもらおうか」と迫り、会場からは拍手がわき起こった。鶴田は「何で”孫”になるのよ〜?」と戸惑いを隠せず、「私が”孫”を歌ってストレス解消になるのか〜?」と問い返した。「聞きたいもんなあ。”孫”なあ」と三遊亭が言えば、須藤も「ある意味、聞きたい」とあおる。演歌では駄目かと、三遊亭があきらめようとすると、津軽海峡冬景色ならOKという鶴田。「演歌といえば珠さんのイメージじゃないですか?」という須藤に、鶴田も同意した。松田は「何で?」と腹を立て、「何さ、この二人。失礼だよ。師匠、叱って!特に由美子」と三遊亭に制裁を依頼した。三遊亭は「いけないよ!」と鶴田、須藤の両名をたしなめ、松田の方を振り返って「珠ちゃんは何が得意なの?」と尋ねた。松田の回答は「津軽海峡」だった。
 改めて、歌う考えの有無を三遊亭が尋ねたが、鶴田は「歌う気がなくなっちゃった。フン!」と、意気消沈だ。三遊亭は「俺たちも聞きたくないからな」と、この話題に終止符を打とうとした。しかしその瞬間「上野発の夜行列車降りたときから〜」と鶴田が歌い始めた。「おい!歌い始めたぜ」と三遊亭があきれ返ったところで鶴田は歌うのをやめた。
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”ダイタクヤマトの評価”
 三遊亭はどこまでもダイタクヤマトに寛容だ。「(馬体重)16キロ増で11着になったんだよ、偉い!」と褒めそやし、重量と着順の換算の考え方からすれば、16キロがなければ1着馬を飛び抜けたところにいるのだと主張。その考え方ではアグネスワールドも2キロの分飛び抜けることになるが、と鶴田に指摘された三遊亭は「ダイタクヤマトはそういう体質なの!!1キロ絞れる度に着順が上がるの!」と勝手な理屈を並べた。鶴田らは開いた口がふさがらないという風情だが、三遊亭は懲りずに「11着に来てくれたことが嬉しい。基準は11着だったから。11着までに来ればダイタクヤマトを褒めてあげようと思っていたから」と意味不明な発言を展開し続けた。
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”喉元過ぎて”
 日経賞はステイゴールドから流した三遊亭。しかしレオリュウホウは買っていない。過去に同様な失敗を繰り返す度に「穴を買うときは総流し」を固く誓いながら、今回も同じ愚を犯した。「俺の気持ちが分かるか!」と荒れる三遊亭に対し、鶴田は「わからない」と取り合わなかった。
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以上
記者による次回発行は4月2日(日)分の予定
【4月1日】レポーター:てつじん
レポーター、花見で全滅の為、今日のレポートは
反省クラブのみです....。
(花見の所にはきちんとラジオがあってTSSがかかっていたのだが)

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■ 反省クラブ ■

 ルミ子ちゃんは、花見がしたかった。某サポーター集団が3択クエスチョン後に花見に行く際に、丁度お昼に行くルミ子ちゃんに声をかけたのだ。彼女はそれについていって、スタンドの外に出ていい春のお天気の中山の空を見たりできたところまではよかったのだが、いざ場所を確保して、ワインを飲むという段階になり「そういえば仕事があったんだ」と思い出し、飲まずに引き返してきたのだった。割とお昼休みに自由度があるルミ子ちゃんに対して、寒いパドックに缶詰めで、花見をする暇もない理恵様はちとおかんむり。「お仕事中にお花見してたの?」と詰め寄る理恵様。あせるルミ子ちゃん。すると、横から「ごめん、私も別の所にいってた」と牧さん。実は彼女も別のお花見の集団に参加し、ちゃっかりお弁当を2つ3つつまんでいたのだった。

 予想の達人もメインも3択クイズも1年もあたらないリスナーに対して運が無いという話から、理恵ちゃんが「私なんか、シートベルトと駐車禁止にたてつづけに捕まった。」と自分の運の無さを披露。「いや、それは悪いことしてるからだよ。」との非難に対して「みーんなやっているのに、なぜ私だけ捕まるの?」との反論。「理恵ちゃんとおしゃべりしたいからおまわりさんが捕まえるんだよ」との牧さんのフォローにもとちょっと不満気味。

 「山川牧さんはスタイルがいいのに、なぜいつも長ズボンをはいているのか?」という意見に対して「昔東京競馬場で牧さんがチャイナドレスを着てきたのだが、スリットが気になって、ドキッとしてしまった。」との師匠。

 面白かった企画に「牧さんとルミ子ちゃんの”隅田川”のハモり」というリスナーに対して、ハモる努力をくりかえした2名であったが、結局成功せず。桜の花が咲いているうちに御披露の予定。

 なお、師匠はエクウスのイベントの司会予定。ゲストは大仁田厚の為、有刺鉄線電流爆破デスマッチでもするのかとの質問が飛び交っていた。

■ オーラスクイズ ■

関西で「村」のつく騎手は何名→6名(上村、村本、塩村、北村、村山、今村)

以上です。


【4月2日】レポーター:海苔煎餅
全文敬称略

”オープニング”
 中山の桜は2〜3分咲き。前日も花見をしていた人たちがいたが、この日は鶴田真理子の友人も競馬場で花見を行うようだ。原良馬は「中山の桜もピンクづいてきた。由美ちゃんみたいになってきた」と言ったが、意味がはっきりしないため、鶴田が「(須藤由美子が)色気づいてきたってこと?」と確認を求めた。須藤もその回答に胸を膨らませたが、原は「色気づいたとは言えない」として、須藤の期待を打ち砕いた。
 鶴田が各者の花見の予定を聞いてみたところ、原は「婆さんと一緒の生活だから、もう何年もやっていない。友達も誘ってくれない」と寂しそうだ。ならば一緒に行きましょうかと温かい言葉をかけた女性たち。坂本理恵が「お弁当を作っていくといいですよね」と述べたため、鶴田が「理恵ちゃんが作ってくれるの?」と尋ねたのだが、坂本は「いや、誰かに作って欲しいな」と、他人任せの生きざまを垣間見せた。
 話題は花粉症へ。今年は花粉症に苦しむ騎手が多いようだ。原は女性たちに花粉症の罹患状況を聞いたが、3人とも大丈夫とのこと。ただし、この日鶴田は風邪を引いており、鼻声だ。馬鹿は風邪も花粉症にもかからないという原に対し、須藤は「じゃ、(私たちは)馬鹿4人組?」と、なぜか嬉しそうだ。幸いメディアホールには花粉も飛んでこない。「素敵な女性3人の顔を見ながらレースを取れれば言うことなし」と、原はいつものほめ殺しでオープニングを締めた。
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”朝の3択出題より”
 原は出演者の見た目を馬の毛色で分類し、鶴田を鹿毛、須藤を栗毛、坂本をなぜか外国産馬(高級という意味か?)の鹿毛とし、自身をミスタートウジンのような(年寄りの)芦毛とした。すると須藤が「ミスタートウジンならまだ現役じゃないですか」と口を挟んだ。しかしトウジンはもう引退したよ、と突っ込まれ、「またやっちゃった」と反省した須藤であった。(注:同馬が馬名登録を抹消して正式に引退扱いとなったのか、記者には不明)
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”鶴ちゃんの近況”
 午前中のパドック解説を受け持った鶴谷義雄は花粉症を患っているだけでなく、歯が抜けて大変なようだ。場内モニターにパドックブースが映し出されると、坂本が鶴谷の肩を叩き、カメラに向かって手を振るように促した。仕方なさそうに無表情で手を振る鶴谷。「花見の予定でスケジュールが詰まっているのではないですか?」と聞かれ、当然といった口調で「そうですね」と答えた。
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”TSSスペシャル:本紙記者の内緒話、ふたたび”
 以前にこの企画を行ったところ、西島大和が話し足りなかったとのことから、その続編となった今回。なお、西島はアルバイトからそのままサンスポに入社し、本紙予想を20年以上続けている。他社の予想を気にせず、オーソドックスに確実に当てることにウエイトを置くスタイルだ。

○特ダネのつかみ方
 狙いを定める場合と、運良くスクープに遭遇する場合とに分かれる。厩舎関係者から有益な言葉を引き出すためには日頃の人的なつながりが重要だ。うまく食い込めていれば、他の記者よりも掘り下げた話を教えてもらえることもある。

○親しすぎての失敗例
 小島太の引退について、引退を決めたときには本人が知らせてくれることになっていて油断していたところ、小島が調教師試験の申請を提出していたことに気が付かず、他社が全てこれを報道した中、サンスポだけが何も触れない、いわゆる「特落ち」の状態となり、局長に叱られたという。

○記事掲載の判断
 事実が確定しないうちに情報を先取りし、いわゆる「とばし」という手段に走る記者もいる。結果的に「やり得」となることもあるが、危険なことだ。

○取材拒否時の対応
 大レースの前など、取材を断られることがあるが、これは馬がピリピリするから、という理由によることが多い。この場合は、厩舎から離れた場所ならば取材できることがある。もっとも、取材そのものを拒否されることもある。
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”須田ワンハンドレッド鷹雄さまと水上の今日の推奨馬(by須藤)”
本年4月1日放送分までの回収率
須田鷹雄  単勝 27.5%  複勝 89.2%
水上学    単勝 86.2%   複勝 85.7%

 コーナータイトルから水上は呼び捨てにされた。これは前日の推奨馬が不発のためヤケになり、呼び捨てにして下さいと本人が要望したことに基づいている。
 一方の須田は、前週はパソコン故障による怪我の功名からか、コメントを付けない予想が好調だったため、前日の土曜日も”コメントなし作戦”で臨んだ。しかし結果は3,9,10着。鶴田が「日本にいなけりゃ調子がいいってこと?」とコメントしたのに乗じ、須藤は「どこかに行ってくれって感じ」と口を滑らせた。さすがに自身の競馬の先生に対する発言としてはまずいと思い、フォローを加えていた。

○この日の推奨馬と成績
須田  5R ケーワイスキー   →  6着
    7R バトルテイオー   →  6着
   11R ダイワカーリアン  →  8着
水上  9R ストリートダンス  →  7着
   11R タイキブライドル  →  3着
   大阪杯 ジョービッグバン  →  3着
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”ウソで固めた存在”
リスナー参加コーナーの紹介の際、かしましコミニティのテーマ”思い出に残るウソ”にちなみ、須藤のウソにまつわるエピソードが紹介された。須藤は実際には4月1日に誕生したのだが、戸籍登録では3月31日生まれとしたのだ。鶴田は、須藤の存在そのものがウソだと言及した。これに対して須藤は「存在自体がウソ?じゃ、私が何をやってもOK?」と、都合よく解釈したが、鶴田は認めなかった。
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”全国に伝わる理恵の人物像”
 TSSのパドック解説は前半のみグリーンチャンネルにも音声が流される。この日の6レース、午後を担当する沖田雅輝は、坂本から「解説はホースニュースの沖田雅輝さんです」と紹介された後、「お手柔らかに」と発言した。この発言により、勘の鋭い視聴者は坂本が手強い女性であることを知ることとなった。
 6レースパドックの解説の後半では、坂本が沖田のジャケットを素敵だと誉めた。沖田は坂本の派手さに合わせたのだと説明し、自分の顔も派手だから丁度よいのではないかと語った。
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”3択抽選会にて”
 当選者の一人は、鶴田から午前中の馬券収支について質問を受け、「トントンです」と答えた。ところが須藤は「トントン」の意味を知らなかったのだ。これに対しての鶴田の説明も「買ったり負けたりすること」というもので、十分なものではなかった。反省クラブのコーナーではリスナーからツッコミが入っていた。
なぜか須藤は「トントン」という言葉を発するのに、恥ずかしさを覚えるようだ。
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”黄門様の自覚”
 境勝太郎が登場した際のこと。「ジージーズ」のコーナーだからと言いながら逃げていった鶴田と須藤を、原は苦々しく思っていた。このことを境に伝え、不快感への同意を求めた原だったが、境の反応は「そうなんだから仕方がない」と、実に達観したものであった。
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”夜の帝王、沖田”
 8レースに出走したヨルノテイオーについて、いい名前だと評価した沖田。しかし坂本が「沖田さんみたいですね」と冷やかすと、沖田は「何を馬鹿なことを言ってるんだ!」と、激しい口調で抗議した。
 しばらくの後、坂本は「それでは沖田さんの推奨馬は、」というアナウンスを2度繰り返すミスを犯した。このため沖田から「馬鹿なことを言っているから失敗するんだ!」と逆襲を受ける羽目になった。
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”ランダムエピソード”
 世界で初めて競馬のラジオ放送が行われたのは1927年のエプソムダービーでのこと。双眼鏡を覗きながら実況するという、今と変わらないスタイルであった。日本では昭和7年4月3日の鳴尾競馬場での放送が最初。しかし競馬放送が実現するまでには紆余曲折があり、NHKが許可申請をしてから政府の許可が下りるまで、2年を費やしたとされる。これはラジオ放送の実施により、客が競馬場に来なくなるのを恐れたためだ。このため許可は与えられたものの、勝馬検討の参考となる情報には一切触れてはいけないことになっていた。
 なお、コーナーの最後に須藤が、TSSを聴いた人が再びTSSを聴くことを目的に競馬場に来るよう、次のとおりに決意を表明した。「TSSは、私、須藤を中心に頑張ろうと思います」
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”かしましコミニティより”
 ランダムエピソードにおける最後の発言を受け、鶴田は須藤に対して、本コーナーを仕切るように命じ、須藤を慌てさせた。
 この日のテーマに絡んで、鶴田と坂本は自身のウソの経験についてコメントを求められた。鶴田は「正直者だからウソをついたことがない」と平然とウソをつき、一方の坂本は「いつもたくさんウソをつきます」と正直に答えた。
 ある女性リスナーはエイプリルフールに「今日から給料が倍になる」と夫を騙し、夫が真に受けて空しい思いをしたという。鶴田は「私だったら給料が半分になったと言って、小遣いをもらう」と、したたかな面を見せた。
 須藤は自分の経験として、初めて口紅を買った際、妹に使われるのを避けるため、「これを舐めると死ぬんだよ」と言い聞かせたことを披露した。
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”競馬の礎:馬の出産について”
 農学博士の永田雄三による解説の概要
 北海道は寒いため、以前は3〜5月生まれの馬が多かったが、最近は1,2月生まれの馬が増えている。これはトレーニングセールの影響だ。馬は生後の成長が早いため、早めに生めば、早めに調教のできる見栄えの良い馬を育てることができるためだ。
 人間の赤ちゃんは夜に生まれることが多いが、馬も夜の7時から朝の6時にかけて生まれるのが90%だ。このため牧場の人たちは寝ずに監視することになる。ほとんどの繁殖馬は馬房で横になって出産するが、中には立ったままの馬もいる。これがオーストラリアでは5%もいるそうだ。
 胎児はお腹の中で頭を下に、脚を折った形で上向きの状態でいる。陣痛は2〜3時間だが、この時胎児は手を伸ばし頭を持ち上げて180度回転し、背中が母馬と平行するに至る。次に母馬の腹筋が収縮し、胎児を押し出すことになる。馬は脚から出てくるのが正常。左右どちらかの脚が先に出るのだが、ほとんどの馬は左脚が先に出てくる。左が15cmくらい前に出てくるのだが、これは自然の摂理であり、骨盤に脚が引っかかりやすいため、少し膝をずらすことにより引っかかりにくくするのだ。この結果、胎児は流線形になって出てくる。普通は引っ張らなくても自然に出てくるのだが、実際には人が引っ張って出すことが多い。
 逆子は馬にもあり、初産の場合など母が不安になり、立ち上がって歩いたりするために胎児が体内で回転できず上向きのまま出てくる。このため獣医が胎児を押し込んで正常な形になるまで母馬を歩かせたりする。生まれたばかりの馬の体重は50〜55kgくらいで、体高は102〜105cm程度だ。
 馬の場合は流産も多い。流産は初期に流れるものと後期に流れるものに分かれる。馬の受胎は3週間目くらいに超音波装置でわかる。しかし子宮着床には2ヶ月かかるのだ。その間に胎児がいなくなることがある。これは細胞が再吸収されたり、母がどこかに体をぶつけて死産となることによる。後期の流産は感染病による。インフルエンザなどウイルス性のものだ。
 馬には子宮殻が2つあり、ここに受精卵は着床する。双子の場合はほとんど二卵性であり、栄養が行き届かないので死産となるケースが多い。このため、双子と分かった時点で獣医が片方を握りつぶしたりする。
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”由美子に騙された人々”
 エイプリルフール当日、須藤は自分のホームページに、ページを閉鎖しますとのメッセージを掲載した。須藤はバレバレのウソだと考えていたが、意外にも騙された人は少なくなかった模様だ。”スーパーD”ことスタッフの近藤も見事にやられ、夜に須藤へ確認の電話を入れたとのことだ。
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”勝太郎語録”
 この日の境はいつもに比べて大人しい印象を与えていたが、最終レースが終わってから本領を発揮し始めた。
 武豊のアメリカ遠征については、「賞金の安いアメリカに何しに行くのかね」と、必ずしも賛成的でないようだ。
 調教師としての桜花賞の思い出を語るうちに、境の口から「太のおかけで随分損したけどね」という発言が飛び出した。続けて「あの下手くそのせいで2億円は損をした」とまくしたて、もはや制止の利かない状況に陥った。「サクラホクトオーは朝日杯を勝ったときに絶対翌年のダービーを勝つ自信があったんですよ。ところが弥生賞も皐月賞もケツの方だったんですよ。立て直してセントライトを勝って菊花賞に行った。菊花賞に行ったらテレビの画面に入らないんですよ。どこかでひっくり返って馬がどこかへ逃げたのかと思ったんですよ。外らちいっぱいですよ、来たのが。そしたら5着だったんですよ。あいつのおかげでどれだけ損をしたか」「乗り役は手綱を2本持っているんですよ。先住アメリカ人(本当は別の言い方)なんかは素人でも手綱1本で自由自在に馬を操るんですよ。乗り役は手綱を2本持っていながら、挟まれたとか外に飛んでいったとか、何をしてんだ馬鹿野郎ってことですよ」「エイコウオーという馬は新馬で1本人気をして、(後続を)20馬身も離していた。それが4コーナーで酒を買いに行っていなくなった」「他の騎手が乗ってあのようになったことはなかった。その後、西田を乗せたら楽勝した」など、とどまることがなかった。
 鶴田が「先生にも(騎手として)現役時代、そんなミスはなかったんですか?」と問いかけると、境は「ないことはなかった」と平然と答えた。原が「ジョッキーの腕で勝ったレースもあるのではないですか?」と尋ねると、ダービーとユタカオーの天皇賞は騎手の力で勝ったと認めた。さらに「あとは馬が強くて勝ったレースばかり。あの小島のお陰でほんと2億は損してる」と続けた。
 鶴田は「(小島が)どこかで聞いているかもしれませんよ」と忠告したが、境は「よく聞いていればいい」とお構いなしだった。調教師としての小島にも厳しい評価の境に対して、鶴田が「これから良くなってきますよ」とフォローしたのだが、境は「そのころは生きていないから」と否定的だ。
 帰り際、「私の予想は割にG1は当たるから参考にして下さい」との言葉を遺しながら、なかなか帰らない。しびれを切らした原が「わかりました。先生はすぐ自慢するから。気を付けて帰って下さい」と懸命に帰宅を促した。
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”どんな名前や”
 反省クラブのコーナーが始まって、やっと控え室から出てきた原。最初に原稿を読むことになり、「こんなに長い原稿を読むの?」と疲れ切った様子を見せた。
 最初のリスナーの意見は、誕生日が11月なので、日本生まれの馬には同じ誕生日の馬がいないが、オーストラリアなら同じ誕生日もあり得ることから、豪州産馬にエールを送ったものだ。これに関し、原は「面白い馬がいなかった?オーストラリアから輸入した馬で1月1日生まれという馬」と語った。これに対して須藤は「っていう名前なんですか?」と問いかけたのだ。原は呆れて「とぼけてるな。イチガツツイタチウマレっていう馬がどこにいるんだっ」と言い返した。
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”嵐のあと”
 同席するときは常に境を立てる原だが、いなくなった途端、「境先生なんか、いつも自慢してるけど、そんなに当たってないよ」と言い捨てた。
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以上
記者による次回発行は4月8日(土)分の予定
【4月8日】レポーター:海苔煎餅
全文敬称略

”松嶋菜々子に続き...”
  オープニングのあいさつ。三遊亭五九楽、鶴田真理子、諸井ルミ子が自分の名を名乗れば、次はパドックアナウンサーの番。そのあいさつは「藤原紀香でーす」。声の主は松田珠実だ。三遊亭は「訳の分からない人が一人います」と苦笑いだ。一体どういうことなのか、説明を求められた松田は、しかし「どこから見ても藤原紀香です」と聞く耳を持たない。実は、松田は髪形を変えてきたのだ。前は松嶋菜々子のような髪形だったと言われた松田は「髪形ということではなく、松嶋菜々子だったんです」と主張した。今回は紀香風の髪形にしてきた松田に対し、三遊亭が「髪形が似てますね」と、精一杯の歩み寄りを見せたが、「藤原紀香(本人)です」と、松田はどこまでも押し通す構えだ。このような松田の悪癖に手を焼く三遊亭は「自画自賛はやめて下さい」とお願いするのがやっとだ。
 髪形を変えてきた理由を問われた松田は、一旦「春だから」と、まともな受け答えをしたものの、続いて「(紀香が)元ミス日本でしょ。ミスTSSの私としては...」と再び加速し始めた。三遊亭が「訳がわからない」と嘆くのも気にせず、「桜の女王としては...」と執拗な松田。「髪形を変えたら、藤原紀香になったんです」とあくまでこだわった。ここまできて、さすがに「私、浮かれポンチ?」と小休止した松田は、鶴田に「いいことがあったの?」と聞かれても、「ない」ときっぱり否定した。
 三遊亭は視点を変え、桜花賞前日であり、松田には意気込みが感じられるが、他の二人はどうなんだと問いかけた。鶴田は困りながら「明日の朝、はじけます」とかわした。諸井は真似をするように「明日のG1レースが始まる前にはじけます」と答えたのだが、鶴田は「(明日は番組に出ないのに)誰も見てないところではじけるのかい?」と疑問を唱えた。
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”ターフドリーマーズって?”
 場内テレビ連動の3択クエスチョン出題のコーナー。この日、DREAM HORSES 2000のキャンペーンガールであるターフドリーマーズがTSSに出演することを、三遊亭は紹介しようとしたのだが、「ターフドリーマーズという.....(絶句).....何だっけ?」と、彼女たちに対する関心の無さをほのめかした。
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”紀香ふたたび”
 1レースのパドック中継が始まる直前、三遊亭が「パドックの珠ちゃーん」と呼びかけた。返ってきた言葉はやはり「紀香でーす」だった。「珠ちゃんはいませんので、紀香がお伝えします」と、ここまでくれば執念だ。これにはパドック解説の神喰充夫も呆れていた模様だ。
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”ハゲタカオー快勝”
 2レースを圧勝したハゲタカオー。強かったですね、という松田に対し、「名前がイヤですね」と反応した神喰。松田はわかっていながら「どうしてですか?」と尋ねたのだが、神喰は「何とも言えません」と言葉を濁した。
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”須田ワンハンドレッド鷹雄と水上スタディ学の今日の推奨馬”
本年4月2日放送分までの回収率
須田鷹雄  単勝 26.2%  複勝 84.9%
水上学    単勝 83.1%   複勝 86.3%

○この日の推奨馬と成績
須田  5R   サクラテンシ    →  2着
   12R   ショウナンカイガン → 12着
水上  9R   ケイアイリュージン →  2着
  阪10R   カリスマサンオペラ → 10着
   12R   シャコーグロリア  →  1着
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”桜が満開”
 6レースのパドック解説を一通り終え、松田は午後の解説者、今田禎嘉を紹介。今田と桜談議の中、「(今田の)隣にいる女性も満開です」と、朝からの調子を続けていた。今田は、まあ付き合ってやろうか、といった口調ながら「いつも満開ですね」と持ち上げた。これには松田も「ありがとうございます!」と感激した様子だった。
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”TSSドリームトーク”
 JRAミレニアムキャンペーン、”DREAM HORSES 2000”を応援するキャラバン隊、ターフドリーマーズがTSSに登場した。
 たにかわ れな、野原よう子、神ア美樹の3人で結成するユニット。彼女たちによれば、1万人の中からオーディションで選ばれたという。そしてこの日がデビューとなった。これから7月31日まで「20世紀の名馬大投票」が行われるが、彼女らはイベントに出演して投票を呼びかけるなど、大々的にバックアップすることになっている。
 3人にとっての名馬も披露された。たにかわはサイレンススズカ。先頭を走って逃げ切る姿がかっこよかったとのこと。野原はオグリキャップ。名古屋出身であること、同じ3月生であることが理由。神崎はハイセイコー。父がこの馬のファンで、よくビデオを見せられたとのこと。乗馬を始めて3年になる。
 3人の名馬が紹介された後、三遊亭にとっての名馬は、との話題になった。しかし「一頭だけ愛する馬がありますが、それを語ると長くなります」として、ダイタクヘリオスには言及しなかった。
 3人の今後の予定だが、翌日は桜花賞の阪神へ行き、翌週は皐月賞当日にまた出てくるのだという。三遊亭は「また出るの?」と驚きながら、「その時は見栄晴という、競馬しか知らない人が座っている」と説明した。なお、その後も天皇賞当日に京都、NHKマイルカップ当日に府中に登場する予定になっている。
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”紀香三たび”
 かしましコミニティのコーナー、鶴田の切り出しは「このコーナーは、珠ちゃんも一緒です」。パドックから聞こえてきた声は、またもや「紀香でーす」。予想していたこととはいえ、鶴田も「まだ言ってますねー」と呆れ気味だ。この日のテーマは「最も”桜”な馬」。鶴田は「ということで、チェリー珠の意見も交えながら進めましょう」とし、番組を進めようとしたところに、松田は「紀香でーす」と口を挟んだ。鶴田は「放っておきましょう」と無視することを決め、諸井も賛成した。
 リスナーから、「最も”桜”な奥様は珠さん」という意見があり、「あらぁ、桜な奥様、私ぃ?」と色っぽい声を出した。リスナーの意見は「今日と明日は藤原紀香のつもりで聴いてやろうっと」と続き、松田は喜んで「(かしまし賞は)この方に決定です」と喜んだ。
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”THP”
 今回は「パドック総合研究所」の管理人。パドックで見たことをそのまま記録しているものだという。東大生であり、獣医の卵である。指定席を取得した日と自由席の日とでは異なるが、それぞれ常に同じ番号の柱からパドックを見ている。
 馬装の記録がHPの目玉とのこと。検索はYaHooから「お馬さんいらっしゃい」で検索し、そのリンクから飛べばOK。(そのうち、本HPのTHPリンクに追加されることと思います)
 クイズには3問正解であった。その問題と解答は次のとおり。(電波状態が悪く、不明な点もあります)
○パドックのことを日本語の正式名で何というか→下見所
○茨城にある東大牧場にいる種牡馬はモンテプリンスですが、モンテプリンスの前に...(最後まで読まれず)→アンズプリテンダー
○そのアンズプリテンダー産駒で皐月賞に出走した馬は(ノイズのため問題がはっきり聞き取れませんでした)→タニノプリテンダー
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”水上の予想的中”
 最終レースで、水上が推奨したシャコーグロリアが勝利。水上を信用して馬券を的中させたリスナーのいることが反省クラブの中で明らかとなった。三遊亭は、水上は信用に値する数字は持っているが(回収率が信用に値する水準にあると評価しているものと思われる)、どこで信用していいのかがわからないと語った。鶴田は「明日は自信を持ってお届けできますね」と誇ったが、三遊亭は「あいつは自信を持たすと能書きをたれるから」と、問題点を指摘した。
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”真理子VSターフドリーマーズ”
 リスナーから、ターフドリーマーズの3人と比べて、(美しさの点で)鶴田の勝ち、という意見が寄せられた。三遊亭に「多少対抗意識があったでしょ?」と聞かれた鶴田は「年が違うじゃないですか」と否定した。三遊亭は「3人でやって来て、あたしたちは1万人の中から選ばれたのよ、という感じでいて、対抗意識は無かったの?」と再度確認すると、「私はリスナーの皆さんに選ばれればいいわ!」と言い、リスナーに笑顔を振りまいた。三遊亭はやってられないという面もちで「何を言ってるんだ、この馬鹿ぁ」と言い捨てながら「ペッ」と唾を吐いた。鶴田は「師匠がイヤな気分になればなるほど私はいい気分になるな」と、むしろ三遊亭に対抗意識を燃やした。
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”スーパースロー”
 関西のG1ウイークになると、ゴール前の勝馬をアップで捕らえた”スーパースロー”なるVTRがレース直後にモニターへ映し出される。これについて、諸井は「肉体が凄いですね。割れ目とか見えます」と発言。「割れ目」という言葉にドッキリした三遊亭は「どこの割れ目だよ、おい。どこの割れ目を見ちゃったんだ、君は。おい」と釈明を求めた。すると諸井は、「体のしわの具合っていうんですか」と答えた。三遊亭は「おい、ちょっと待ってくれよ。どこのしわだよ。割れ目とかしわとか言うなよ。筋肉な」と確認した。この助言を得て諸井は「筋肉が収縮する具合が見えてかなり生々しかった」と続けた。三遊亭は諸井に「急に割れ目とか、しわとか言わないで下さい」と再度注意を与えた。
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”女性たちの桜花賞応援馬”
松田:レディミューズ。岡部を応援したいから。
諸井:オリーブクラウン。マヤノメイビーもいいが、須藤由美子と同じ馬で勝っても面白くないから。
鶴田:エアトゥーレ。雑誌プレイボーイで本命にしたから。
 「プレイボーイ」の言葉が出たため、三遊亭から表紙を飾ったのか、と尋ねられた鶴田は「脱いじゃったあ」と回答。これに対して三遊亭が「よせよ。返品の山だぞ」と鶴田を戒める一幕があった。桜花賞の特集に鶴田の予想が載った、というのが真相である。
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以上
記者による次回発行は4月16日(日)分の予定
 
【4月15日】レポーター:てつじん
■ ルミ子ちゃんの宿題(その1)
<< CM解説? >

お昼休み中に、JRAのCM「最後の10完歩」のメイキングが流れる中、ルミ子ちゃんが自慢げに「あのCMに出てくる馬って、どんな馬だか知ってますか?」おお、たしかにみんな疑問に思っていたはず。彼女が言うには、あの芦毛と栗毛の2頭は競馬学校に所属している馬で、現在も騎手候補生を相手に現役で走っている馬なのだそうである。そこまできて牧さん「で?名前はなんていうの?」この質問に対してルミ子ちゃん「えっ?」
たしかに、その口調からしてほとんどのリスナーはたしかに名前を教えてもらえるものと期待していたはずである。追いつめられた彼女は....「来週までの宿題ということで....」ここでまず宿題が1つ。

■ 馬のアルバム
<< 本日のお題、ナリタタイシン >

■ レースストーリー:理恵さん
<< 中山グランドジャンプ >

昭和9年創設(天皇賞の次に古いレース、ダービーは中山大障害に対抗して目黒競馬場に創設された)
第1回勝馬:キンテン(2番人気)〜昭和38年フジノオーの4連勝(グランドナショナル挑戦・フランスで2勝)〜グランドマーチス(4連覇)〜バローネターフ(5勝)〜キングスポイント/オキノサキガケ/メジロアンタレス/シンボリクリエンス/ブロードマインド(2勝)〜ポレール(3勝)

■ ルミ子原付で爆走?
<< かしましコミュニティ:本日のお題 あなたのジャンプ体験 >

様々なジャンプ体験が寄せられた中、開門時のダッシュでコケた人の上の飛び越えて走るというコメントに「助けてあげようよ〜」(ホントにコケてる人たまにいます)
ルミ子ちゃんのジャンプ体験は、原付に初めて乗る時に、どのぐらいアクセルをふかせばいいか知らなかったため、思いっきりふかしたそうである。その瞬間原付の後輪の後ろのナンバープレートが曲がる程、前輪がはね上がったそうである。


■ 最後に乱入者1名
<< 反省クラブ >

今日はグランドジャンプに参戦(?)のため、由美子ちゃんも参加。師匠の「何で来たの?」に対して「牧さんに呼ばれて来ました」「呼んでない」との牧さんの冷たいお返事。
伏線として、ローテーションの変更により牧さんと当分一緒にTSSの仕事をすることが無くなり、最後の時に泣いたりした由美子ちゃんだが、その後あっさり牧さんを置いて帰ったらしい。(鈴木Pのお別れ会と重なっていたため、すっかり忘れてしまったとのこと)

■ ルミ子ちゃん大人気?
<< 反省クラブ >

・その1
「グランドジャンプは平地の重賞と違って大人の雰囲気」を「大人気」と省略(?)しちゃった為、全員ツボにはまり笑い転げ一時会話にならず....。
・その2
「ボカボカの意味はなになのだろうか?」というリスナーの意見に、ルミ子ちゃんは興味津々。フランス語らしいのだが、これもルミ子ちゃんの宿題に....。

■ アップに耐えられるのはどっち?
<< 反省クラブ >

原さんの障害競争講座のパートナーとしてターフビジョンに映った牧さんに「アップきれいでしたよ」との意見が。ただ、理恵ちゃんが笑いながらその意見を読んだため牧さんが逆襲「理恵、またカメラマンさんに頼むよ、ターフビジョンに理恵の顔”全開”って!」お昼後のパドックの時にブースの理恵ちゃんがターフビジョンに映るのだが、どアップになってしまうのが困るらしい。(ブースが狭いので、カメラマンさんが引くことができないため、どうしてもアップになります。)

■ 明日のマイルドライトは?
<< 反省クラブ >

珠美さん、かなり前からテンパってるそうです...。
理恵さんは一度やったのですが、その時は師匠がパートナーでフォローしてくれて気楽にやれたのこと。でも、日曜日は?(笑)さて、明日のキャスターマイルドにこう御期待!

【4月16日】レポーター:海苔煎餅
全文敬称略

”オープニング”
 まずは中山グランドジャンプの回顧から。見栄晴はレースについては面白かったという感想。2着馬について、名前がポカポカなら買おうと思ったがボカボカではやられそうだから買わなかったという。人気のない馬がヒョコッとやって来てしまうのはJCと同じだとの見方を示し、「取った方はおめでとうございました」と気持ちの入っていない祝福の言葉を口にした。
 今年になって行われたG1はジャンプも含め、いずれも荒れている。確かフェブラリーステークスも荒れたと思うが、という見栄晴の記憶は鮮明でなかった。助け船を出そうと思ったのか、須藤由美子が「荒れた、荒れた」と口を挟んできた。ここまでは良かったのだが、須藤は力強い口調で、「ユーセイトップランでしたっけ」と勘違いだ。その誤りはすぐに指摘されたが、須藤は正解を模索し続けた。「あれですよう。ドラマチックだったの。勝った馬。シルヴァコクピット?」と、結果的にはさらに失敗を塗り重ねた。ついぞウイングアローの名前は出ずじまいで、フェブラリーステークス勝馬の話題は葬り去られた。見栄晴は話題を戻し、「今日も大波乱になります。そうなることを願っています」と胸中を語った。
 次に見栄晴は、松田珠実に勝馬予想を聞いた。松田の予想はエアシャカール。見栄晴は同馬がまた出遅れるのではないかと懐疑的だが、松田は「先週の汚名を返上するの!」と反論。見栄晴が「人気の3頭が出遅れれば最高でしょう。いいハンデにもなるし」と身勝手な期待を寄せたのに対し、松田は「えー?普通の競馬が見たいよお!」と、見栄晴の行き過ぎた考えに反対する立場を示した。
 見栄晴は続いて、桜花賞を勝った松永幹夫と交わした電話のやりとりを伝えた。松永は久しぶりに勝ったと大変喜んでいたのだが、見栄晴はG1勝利が久しぶりだと思っていたため、久々が重賞勝ちのことだと本人に言われて驚いたという。松永は牝馬でしかG1を勝ったことがないので皐月賞は頑張る、と気炎を上げたようだ。これを踏まえ、桜と同じく松永と幸のワンツーがあるかもしれないという見栄晴の言葉に、幸を応援する須藤は「いいじゃないですかー」と乗り気であった。
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”TSSスペシャル:中山芝2000m、徹底解剖”
 解説は、「牧ちゃんから色々噂を聞いております」と松田に迫られ「えっ、あっ」と慌てふためいた東信二。
 このコースは逃げ馬にとって自分のペースに持ち込みやすい。スタート後の一週目の坂を上がるときに自然とペースが遅くなり、ゴール板のあたりでは折り合いがつきやすく、1コーナーではさらにペースが落ちる。2コーナーまでペースを落としたままじっくり回ることができれば、向正面は楽に進めることができる。向正面の下り坂でペースを上げてはリズムが狂うが、3コーナーでペースが一気に上がることがなければそのまま行ける。ジョッキーにとって、このコースのポイントは1コーナーを回るときにペースを見抜けるかどうかだ。逃げ馬にとってはスタート直後の下り坂で行く構えを他の騎手に見せ、いかに控えさせるかも鍵となる。後ろから行く場合は4コーナーで目標とする相手を射程圏に入れられるかが鍵となる。
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”須田ワンハンドレッド鷹雄さまと水上スタディマナピーの、今日の推奨馬”
本年4月15日放送分までの回収率
須田鷹雄  単勝 33.6%  複勝 88.0%
水上学    単勝 106.0%   複勝 90.6%

○この日の推奨馬と成績
須田  7R   ケイアイワールド  →  7着
   10R   マイスプリームリー → 12着
   皐月賞   ラガーレグルス   → 競走中止
水上  5R   ワンダフルマッチ  →  2着
    7R   ケイアイワールド  →  7着
   皐月賞   アタラクシア   →   9着
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”由美子の歌声”
 G1恒例の応援メッセージ。時折、歌の歌詞がメッセージに使用されることがある。歌いながらメッセージを紹介するのは鶴田真理子の売り物(?)の一つだが、この日は鶴田の不在をいいことに、須藤が歌声を披露した。クリノキングオーに関するもので、”あーあー、果てしないー、夢を追ーいー続けーー”と高らかに歌い上げた。リスナーによる歌唱力の評価が気になるところであるが、この日は反省クラブがなかったために不明となっている。
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”3択クエスチョン公開抽選会”
 この日の当選者には、三遊亭五九楽に外見が似ている人が2名いた。流木のように流れて行かないで下さいね、とは須藤の言葉だった。
 また、ある女性の当選者は須藤に「髪を切りました?」と問いかけ、さらには須藤を女子高生みたいだと言い表した。これに須藤は喜色満面であったが、松田は「それはお世辞って言うのよ!」とし、現実を直視するよう求めた。
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”THE血統”
 血統評論家、水上スタディ学による血統診断。松田は「今日は落ち着いた二人でお届けしましょう」と切り出し、水上は「そうですね」と頷いた。「いい感じですよね」と、松田が和やかな雰囲気に満足な表情を見せたのだが、水上に「まるでいつもの人が落ち着いていないみたい」と追求され、代役の立場で事を荒立てたくないためなのか動揺を見せ、「私にはそこまで言えない」と逃れにかかった。
 前の週はエアトゥーレを本命にした水上だが、あれは出遅れだから不可抗力であり、サイコーキララを100円も要らないとしたので半分は役目を果たしたとの考えだ。
(本命 アタラクシア)
 エルコンドルパサーと配合の仕方が似ている。強度の近親配合で、成功した場合は凄い強さを発揮する場合がある。デインヒルは道悪も問題ない。スローペースは本来苦手なはずなのに、そのスローペースで勝ったことを評価。すみれステークスのラップを調べると、ペースの変動が激しく、下手なハイペースよりもキツイ競馬で5馬身離したのだから何も言う必要がない。2400mでは要らない馬であり、勝負は今回。武豊がエアシャカールに騎乗するが、これは馬主との関係のためで本当はアタラクシアに乗りたがっていたという未確認情報もある。
(対抗 ダイタクリーヴァ)
 普通の年なら勝てないが、今年のレベルなら可能性がある。ただし配合的に2000mがギリギリ。アタラクシアよりスケールが劣る。
(3番手 カネツフルーブ)
 今の中山はパラダイスクリークの天下になっている。芝もダートも。底力のある血統。
(その他、買いたい馬)
 ジョウテンブレーブ、リワードフォコン、エアシャカール
 エアシャカールは母系にスケールが無く、道悪もダメ。かなり評価を下げるが、一応押さえ。
(要らない馬)
 ラガーレグルスは母系がクラシックには足らない。調教があまりにもお粗末。パープルエビスは所詮トライアルまでの馬。若葉ステークス組はレベルが低く、クリノキングオーには確かに底力があるが、前走は恵まれただけで、キンググローリアスの子が芝のG1を勝てるとは思えない。
(水上の狙い)
 アタラクシアから、狙いたいとした馬への流しと、アタラクシアの単複。
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”デビュー”
 午後のパドック解説はダービーニュースの柴崎幸夫。今回がTSS初登場だ。坂本理恵に初登場の心境を尋ねられ、緊張していることを率直に述べた。出だしのレースは不適中であったが、その後は好調で、幸先の良いデビューとなった。初登場だからなのか、終始まじめそうな人柄が前面に表れていた。ただ、ダイタクリーヴァを「ダイタクリービャ」と発音するのが気がかりであり、西島大和系の人物である可能性も否定できない情勢だ。今後、個性を発揮するのかしないのか、その行方が注目されるとともに、キャラクターを引き出すパドックアナウンサーの手腕に期待が集まるところだ。
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”TSSドリームトーク2000 その1”
 ターフドリーマーズをゲストに迎えたトークコーナー。内容には今開催5日目との重複が多く、その点についての報告は省略。名古屋出身の野原よう子は最年長であり、一応キャプテンとされている。好きな食べ物はみそ煮込みと手羽先。たにかわれなは21歳。自分をしっかり持っていて夢に打ち込んでいる男が好みだ。神ア美樹は川崎出身。
 ターフドリーマーズ結成の趣旨は、競馬は文化であることを20世紀から21世紀にかけて伝える伝道師の役目を果たすことだという。
 見栄晴は彼女らを迎えて嬉しそうにし、「いつもこのメンバーでやりたいぐらい」との思いを口にした。このため、松田が「悪かったわねえ」と2度繰り返す場面があった。
 見栄晴が飲みに行く六本木のバーに名馬大投票の応募用紙があり、その場に同席したマネージャーと中山秀行がカウンタで一生懸命投票していたという。その店のトイレにはポスターも貼られていた。見栄晴はぜひ4人で飲み会をやりましょうと誘いかけた。
 皐月賞で応援する馬を見栄晴に執拗に聞かれた3人の回答は、たにかわがアタラクシア、野原がエアシャカール、神崎がダイタクリーヴァであった。
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”TSSシークレットチャンス”
 昼休みにメディアホールでイベントが行われていたため、この時TSSはラジオだけでの放送となっていた。これを利用して行われたシークレットチャンス。松田と須藤による”おふざけ原稿”の朗読にしばしの時間が費やされた後、その内容が明かされた。エントリーカードのかしましコミニティの欄下に、第60回皐月賞にちなんだ数字、”60”を書いて投稿したリスナーには、もれなくオリジナル赤ペンを進呈するというものだった。これに応募してきた者こそが真のリスナー(リアルリスナー)ということになった。そのリアルリスナーの称号を得た者は最終的に46名に達した。
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”TSSドリームトーク2000 その2”
 今度のゲストは立河宜子。見栄晴はこの立河を呼び捨て扱いだ。家が近いことや、名古屋で同じ番組に出演していたことなどから仲が良いようだ。最近は大人の色気が出てきて、目線を合わせるとやられてしまうという見栄晴。
 立河は府中の競馬場には何度か行ったことがあるが、いずれも仕事絡み。あまり馬券は買っておらず、この日も買っていない。「絶対当たるのを知ってる人がいませんか」という立河に対し、全部当たったら面白くないと教えた見栄晴は、男女の付き合いも絶対がないから面白いと説明した。
 TBSのワンダフルで共演する東幹久も競馬好きで、皐月賞は荒れない、とアドバイスされたようだ。騙されたと思って5枠を買うように勧める見栄晴に好きな色や名前を聞かれた立河は、パープルエビスが気になった。風水で今年は紫がラッキーカラーだからという。同馬に騎乗する石橋について、友人の見栄晴は、独身で性格も良いのでお願いします、と立河の結婚相手に勧めてみせた。ついでに「人のこと言えないんだ。俺も独身ですけど」と迫ってみた見栄晴だったが、立川には躊躇無く「いいじゃない」と返され、須藤には「軽くかわされてる〜」と冷やかされた。
 レース後のプレゼンターを務める立河が、どの騎手が格好いいのかを尋ねたので、すかさず須藤は自分の趣味任せに幸を推奨した。見栄晴は執拗に石橋にこだわり、「守くんが勝ったらほっぺにチュッてやってもらえないですか」と頼み込んだが、立河には「また訳のわからないことを」とつれなくされた。
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”かしまし”
 この日は特別編成のため、かしましコミニティもコーナーとしては中止され、応募された意見が番組中随時紹介される形となった。
 人は助け合って生きている旨の意見に触れ、須藤は「人間は人という字で支えられている」と発言。表現には問題があるが言いたいことはわかる、という一例を示した。
 須藤は人前で競馬新聞を開くのが平気になった。電車の中で新聞を広げると、変な顔をするおじさんと微笑ましく見ているおじさんに分かれるそうだ。
 ボーリングにまつわる意見から、TSSメンバーでボーリングを行うと山川牧が優勝することが紹介された。ハンデを付けなくともスコア200をマークするとのこと。
 田圃の仕事についての意見から、須藤は実家が田圃を持っていて、自分が後を継がなければいけないのかと、少女時代は不安に思っていたと語った。
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”見栄晴の小ミス”
 9レース、エイプリルステークスの発走時間となって、見栄晴がアナウンスしたのは、「それでは京葉ステークス(10R)の発走です」だった。
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”理恵は姿を見せず”
 この日は1レースの発走時間が早く、番組開始時にメディアホールに登場しなかった坂本。最終レース後もイベントのため番組が早々と店じまいのため、やはり表れなかった。3択クエスチョンの朝の出題にも登場せず、放送中はメディホールとの絡みも「次のレース、パドックの理恵ちゃん」「はい」のみであった。坂本ファンのリスナーにとっては不満の1日だった可能性がある。
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”珠実の奮戦記”
 この日、TSSで誰よりも注目を集めていたのは、キャスターマイルド初体験となった松田であった。オープニングの後には見栄晴が「今日は珠ちゃんがサブキャスターを務めます。みなさん、珠ちゃんを応援してあげて下さい。そして珠ちゃんは間違えないように」とのメッセージを与えた。
 「初めてでドキドキ」と素直に心境を語る松田だが、不慣れにより戸惑う姿を随所に見せた。
 まず、朝の3択クエスチョンの出題ではイシノサンデーが勝った皐月賞の模様が画面に流れていた。ここで同馬がゴール板を通過する瞬間に「ゴール」というコメントを重ねるのが理想だったのだが、ゴールから80m程度前の段階で「ゴ」と言い始めたために、「ゴーーーーーーーーーーーーール」と著しく間延びしてしまい、「ル」の発音が巻き舌になるおまけも付けた。
 一方、エントリーカードを切る動作は好印象を与えた。松田はエントリーカードの切取線のところで綺麗に切り分けたのだ。須藤はこの切れ方を見て、「性格が出ますよね」と絶賛した。見過ごせないのは、実に細かい気遣いではあるが、切取線にしっかり折り目を付け、手でちぎりやすくしていた点だ。確かに斜め切り(推定過去最大角、30度)を乱発する山川とは大きな違いだ。
 しかし番組での四苦八苦は続いた。レース後に着順を確認し、オッズを伝える作業があり、これが時間を押してしまい次のパドックが始まりそうになったため、焦りながら「理恵ちゃーん!」と悲鳴のように呼びかけた一幕があった。3択の抽選では、クイズに正解しているのを確認しないままに当選者の名前を呼びだすシーンもあった。予想の達人発表においては、獲得ポイントを単勝と複勝(正しくは馬番連勝)の合計金額であると説明し、少しでも余計な支出を押さえようとする主婦の習性をあらわにした。
 とはいえ、懸命に頑張る松田の姿に、熱心なリスナーは感銘を受けていた模様。3択クエスチョンの公開抽選会におき、タイトルコールの際にメディアコールに起こった拍手は松田に対して贈られたものと解釈することもできる。かしましコミニティの意見にも松田を励ますものがあった。もしこの日反省クラブがあったならば、おそらく松田に向けたねぎらいのメッセージが多く寄せられていたことと考えられ、その意味では残念な面もあった。それでもイベントのためにホールの片づけがされる中、番組終了の「さようなら」コールの際、松田に向けて拍手を贈ったリスナーも見られた。
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以上
記者による次回発行は4月22日(土)分の予定

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