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■TSSレポート:2000年第3回東京競馬
【5月20日】レポーター:海苔煎餅
全文敬称略

”館内放送との連動強化”

 いつもどおり、9時に開門となった東京競馬場。開門ダッシュの曲、とでも言えそうな競馬場のテーマミュージック。通常は曲の途中でTSSのオープニングに移るのだが、最後までかけられた。

 ここでいつものBGMが、とはならず、かかったのは別の曲だった。まさかTSSは中止なのか、と一瞬思わせたところで「東京競馬場にご来場のみなさん、おはようございます」、という山川牧の声が聞こえてきた。何か妙な雰囲気だ。最初に山川の発声があるのは原良馬がキャスターを務めるときだけだ。もしや三遊亭五九楽が遅刻したか、とも憶測されたが、そうではなかった。

 場内放送のスピーカーからも山川の声が響いていた。この日から館内放送との連動が強化されたようだ。山川が馬場状態などの開催概況をアナウンスしたのに続き、坂本理恵が特別レースの案内を行い、再び山川が他場特別レース発売の紹介をし、諸井ルミ子が翌日の重賞前日発売の説明を行った。

 時刻は9時10分。ここでやっといつものオープニングのBGMが鳴り始めた。しかし館内放送とは連動されたままだ。名前を名乗るだけの自己紹介も口調は硬く、いつもの「おちゃらけ」ムードはまったく抑制されていた。

 三遊亭五九楽のあいさつは、3回東京開催が始まり、オークス・ダービー・安田記念とG1レースが目白押しで、この日は注目の目黒記念もあるが、雨が降って残念だ、というもの。気温も低めだが、雨や寒さを吹き飛ばすレースを見たい、としてあっさりオープニングトークを締めくくった。その後引き続き、デイブックのコーナーから3択出題までは館内連動となった。

 コアなリスナーにとっては面食らう始まりであった。特に、紀香事件など過去数々の話題を生み出したオープニングトークが大人しくなってしまうことには戸惑いもあるはずだ。この連動強化の狙いとしては資源の有効活用、TSS認知度の向上などが考えられるが、明らかではない。

 この形式が続くものとして、出演者がどこまで素を出すのかが大きな課題となる。ミニFMにとどまっていれば、聴取者は興味のない放送にはラジオのスイッチを入れないだけだ。館内放送の場合、相性の悪い客には耳に障るものになってしまうことから、極力個性を押し殺さざるを得なくなる。とはいえ「おふざけ」が全くなくなってしまっては、一部のリスナー層にとっては品質低下と受け取られ、開門早々から来場して番組を聴こうとするインセンティブを失うことになる。これについてはTSS内部にもジレンマがあることと推察されるが、いずれにせよ今後の動向が注目される。

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”西島大和の調教師列伝”

 この日から始まったシリーズ企画。第1回は鈴木康弘調教師。

 昭和19年4月19日生まれ。昭和51年に調教師免許を取得。目下JRA通算489勝、重賞26勝。現在の管理馬にペインテドブラック、エイダイクイン、サヤカ。過去にはダイナフェアリー、フリートーク、ユキノサンライズ、ダイナオレンジ、サマーサスピション、ダイナマイトダディが所属していた。現在は調教師会会長の要職を務める。熱血漢で、これからの競馬界を引っ張る人物。

 父はハイセイコーを育てた鈴木勝太郎。その跡を継いだのだが、調教師の道に進もうとした際、父の反対にあった。早稲田大学に入学し、野球部にも在籍したことのある息子を、サラリーマンにしたかったようだ。康弘は調教師を目指すことについて父の了解を得ようとしたが、父はなかなか返事をせず、認めさせるには康弘が5回ほど懇願しなければならなかった。

 厩舎運営にあたっては、「人間が嫌がることは馬も嫌がる」ことを考えながら馬に接することを基本としている。また、厩舎の総合力には自信を持っており、同じ経済力で同じ能力の馬をもってすれば他には負けないと言い切る。G1未勝利の鈴木にとって獲りたいのは菊花賞。父が育てたクリノハナはハイレコードの頭差敗れ、ハイセイコーもタケホープにハナ差及ばなかった。その父の思いに影響を受けたのだと西島は見ている。

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”須田ワンハンドレッド鷹雄と水上スタディ学の、今日の推奨馬”

本年5月14日放送分までの回収率
須田鷹雄  単勝 57.4%  複勝 84.9%
水上学    単勝 88.0%   複勝 87.4%

前開催の回収率
須田鷹雄  単勝 150.0%  複勝 82.6%
水上学    単勝 29.2%   複勝 78.3%

○この日の推奨馬と成績
須田  7R   タヤスサザンカ   →  9着
    9R   サファイヤコースト →  5着
    目黒   トシザブイ     →  6着
水上  6R   シンボリアトランタ →  1着 (単勝:190円、複勝:110円)
    9R   ブーケブラン    →  1着 (単勝:560円、複勝:210円)
 中京10R   メイショウノブシ  →  5着

 諸井は須田のコメントが長い、との感想を漏らした。このところ推奨馬の成績が良いことから調子に乗っているのではないか、との見方だ。山川は須田について、コメントも長いが喋っても長い、と述べた。

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”かしましコミュニティより”

 この日のテーマは”私の周りの「強い」女性”

 先週の土曜日に雨に濡れ、水曜日のテレビ番組では声が出なくても愛嬌とジェスチャーだけで乗り切った某タレント(山川のこと)はさすが、との意見。この日は声が出ていた山川。実は喉に注射を打ってきたのだ。ただし本人によれば、それでも声がしわがれているとのこと。

 バーゲン会場の女性に強さを感じるという意見。結婚したい女性を見つけた男性は、その女性をバーゲン会場に連れて行けば本質を見ることができる、と山川はアドバイスした。

 年を取ってからどんどん強くなる自分、との意見。山川は自分を馬鹿だと思い知るたびに開き直ることができると語り、自分の強さの秘訣を覗かせた。

 6人兄弟の自分たちを育てた母親は強いとの意見。これに関連して発言した諸井は、4人兄弟の末っ子であることを明らかにした。

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”TSSアワード:ジョッキー編”

 番組出演者による選考結果は以下の通り。

[ヤングジョッキー部門]
 北村宏、勝浦、鈴来、村田、穂刈がノミネートされた。三遊亭は穂刈を推したが、森下三郎は幅広い状況を経験して、これをモノにしているという北村に投票。山川は森下が恐いからとして賛同。諸井は初勝利の鈴来に肩入れした。結局多数決で北村が受賞した。

[ロングショット賞]
 田中勝、柴田善、小野、菊沢隆、穂刈がノミネートされた。障害レースで単勝370倍を出した功績から、穂刈が選出された。過去に変なことをやったが、やればできるんだよ、というのは三遊亭の言葉。

[リーディングジョッキー賞]
 柴田善、岡部、蛯名、後藤、小林淳がノミネートされた。目尻にしわをたくさん作りながらも、タフネスぶりや騎乗技術に衰え無し、とは森下による評価であるが、すんなり岡部に賞が与えられた。

 なお、リスナーによるMVJは1位から岡部、武豊、田中勝の順。詳しくはTSSホームページをご覧下さい。

 リスナー投票の結果をまとめた構成作家の、岡部に関する原稿に「同じ騎手時代には考えられなかった仲の良さ、小島太調教師との最強タッグでついに念願のG1制覇」とあり、山川がこれを読んだ。森下は「牧ちゃんも思いきったことを言うねえ」と、わざと感心。森下は、岡部に「競馬一筋」、小島に「銀座をひた歩く唯一の調教師」とのレッテルを貼った。

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”五九楽の赤ペン”

 中京9レースの発走前に「みなさんの赤ペン、ちゃんと出ますか?師匠の赤ペンはカスカスなんです」と嬉しそうに語った。これに対する三遊亭の「うるさいな!」という声はマイクに拾われていた。諸井は三遊亭のちょっとした冴えない姿に笑いがこみ上げてくるのだという。

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”ルミ子も歌った”

 G1出走馬への応援メッセージ。マニックサンデーへの応援メッセージは洋楽"MANIC MONDEY" からの引用だった。これを歌いながら読もうとしたのは諸井だったが、英語だからか、つっかかってしまい、残念ながらうまく歌えなかった。

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”雨天中止”

 反省クラブは中止となった。

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”エンディング:館内放送連動バージョン”

 これは三遊亭がほとんど一人で喋った。主旨は以下の通り。

 オークスに向かって、今から気持ちが高ぶってくるが、馬場状態が気になる。ステイゴールドが勝って、競馬場に来た人は「いいものを見たな」と思ってくれただろう。それ以上の盛り上がりをオークスに期待したい。

 レディースデーのため、女性には特典がある。三遊亭は「ダービーデーには男の人にもプレゼントがあるといいんだよな」と投げかけた。1.5秒の沈黙があり、「なんで黙ってんだよ!」と語気を強めた。これが連動放送の中で聴かせた、唯一の「らしい」やりとりだったといえる。三遊亭は「イベントも楽しみに来て下さい。明日もご来場をお待ちしています」と締めくくった。

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”エンディング:通常版”

 ミニFMオンリーに戻り、一同ホッとしたよう。連動放送が増えて、リスナーも戸惑っているだろうが、という三遊亭。自分たちこそ勝手が違ってあたふたしているというのは山川。諸井も、どこまで発言していいのか困るというのが率直な感想だ。三遊亭はいつもと違う雰囲気がいい、と前向き。

 雨にも関わらず、スタジオ前には傘を差しながら番組を聴いているリスナーが若干いた模様。「こういうのを見ると、ステイゴールドが勝ったことよりも感動しちゃうんだよね、俺は」という三遊亭。続けて「でも良かったよ。ステイゴールドは、勝ってくれて」としみじみ。坂本が「泣かないでね、師匠。ウルウルしてるでしょう」と冷やかすと、三遊亭は「ステイゴールドが勝った時、俺は泣かなかったけど、山川さんは泣きました」と事実を伝えた。坂本が「(山川が)泣きましたか」と納得すると、三遊亭は「目から涙と、鼻から鼻水が垂れてました」と付け加えた。

 ステイゴールドに関しては別の見方もあった。諸井は「嬉しいけど、ちょっと寂しい気もある」と語った。その一つは鞍上が熊沢でなかったことだ。もう一つの理由について、「親しみやすかったステイゴールドが天高く...」と発言。坂本は「手が届かないように、ね。死んでないんだから」と笑いながら忠告。三遊亭は「言っちゃいけないことです、それは」と吹き出しながら諸井をたしなめた。

 次はテイエムオペラオーやグラスワンダーの出走するレースで勝って欲しい、そういう夢も膨らむ、と三遊亭の期待も高まる。寒い中、ステイゴールドの勝利だけでお客さんも満足できたと思う、と改めて語った。坂本によればパドック解説の今田禎嘉もウルウル来ていたとのことだ。なお、今田はこの日、午後のレースでまでの6レース中、5レースを的中させたヒットデーであった。三遊亭は「やればできるじゃないか」と偉そうな態度を見せた。

 番組最後の出演者紹介で、山川は「ラガーレグルスで泣き、ステイゴールドで泣いた山川牧と、」と挨拶した。

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以上
記者による次回発行は5月21日(日)分の予定。
【5月21日】レポーター:海苔煎餅
全文敬称略

”オープニング”

 「いよいよオークス当日です」と気合いのこもった三遊亭五九楽の第一声。鶴田真理子も「雨が上がりましたー!」と元気な声をあげた。オークスデーなので女性入場者が多いかと思ったが、いつもと同じくらいではないかとの印象。朝からイレ込んでいる人も多いと思うが、1日東京競馬場でお楽しみ下さい、として簡単にオープニングを終えた。やはり館内連動に戸惑ってか、須藤由美子には発言の機会がなかった。なお、坂本理恵は既にサテライトを離れていた。

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”TSSスペシャル:オークス連対馬、そこが平均”

 過去10年のオークス1,2着馬の平均像を探り、今年の出走馬からこれに近い馬を見つけるというもの。各ファクター毎に1・2着馬それぞれの最も平均に近い馬にポイントを加算する方式。ファクターは出走回数、馬体重、勝利数、勝鞍の距離、3着以下の回数、馬名の文字数、誕生日。この結果、1着前の平均で最多ポイントを稼いだのがチアズグレイス。2着馬の平均ではサマーベイブのポイントが最多となった。

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”西島大和の調教師列伝”

 第2回の今回はオークスにちなみ、牝馬男の嶋田功調教師。

 昭和20年11月8日生まれ。昭和63年に調教師免許を取得。JRA通算162勝、重賞3勝。現在の管理馬にエスパーダシチー、キタサンモガンボ。過去にはアクアビット、アイビートウコウ、ワカタイショウの重賞勝馬を輩出。

 騎手としてオークスを5勝(タケフブキ、ナスノチグサ、トウコウエルザ、テイタニヤ、テンモン)。牝馬の話をすると目を輝かせる。タケフブキには人生を教わることが多かった。ナスノチグサは100%勝てると思い、そのとおりになった。トウコウエルザには末脚を信じて乗った。テイタニヤはアローエクスプレスの娘であり、距離を不安視されていただけに嬉しかった。

 牝馬のレースに強いのは、あたりが柔らかく、馬に負担をかけないところにあった。師匠の稲葉元調教師も牝馬に負担をかけない調教法を見いだした人物であった。

 嶋田にとってタケホープが一番の思い出ではないかという西島。ダービーの時、「ハイセイコーが4本脚ならタケホープも4本脚だ」との名文句を残した。ダービーの勝利にあたり、「これ以上のことはないね」と喜んだ。しかし後のダービーでリンドプルバンに騎乗した際、カツラノハイセイコにきっちりハナ差敗れ、子の代でのお返しをされた。

 調教師生活では、スポンサー探しなど人間関係が難しいという。重賞は3勝のみだが、今後大きいところを勝つから見ていてほしい、と西島に語ったとのこと。

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”須田ワンハンドレッド鷹雄さまと水上スタディ・マナピーの、今日の推奨馬”

本年5月20日放送分までの回収率
須田鷹雄  単勝 55.6%  複勝 82.2%
水上学    単勝 92.0%   複勝 87.9%

○この日の推奨馬と成績
須田 昇竜S   レギュラーメンバー →  5着
   東海S   マイターン     →  3着 (複勝:130円)
水上  5R   サクラカーリアン  →  2着 (複勝:120円)
    8R   クールランニング  →  5着
   10R   クルーピアスター  →  7着

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”TSS構成作家バーリトュード、俺のLOVEはウィルスじゃない”

 タイトルは長いが、単に須田・須藤組と水上・鶴田の、予想に関するバトルトークのコーナー。まずは須藤が聞き手、須田が説明者として予想を披露し、同じことを水上・鶴田組が実施。その上で須田と水上がお互いの予想についてトークバトルを展開し、最後は鶴田と須藤がどちらの予想に乗るかを判定する仕組みであった。

 今回のコンビ編成について須藤は、普段たんぱで須田と組んでいるので仕方がなかった、と説明。そう言いながら「頑張りましょうね、須田さん」と呼びかけた須藤を、須田は「また、心のこもってないやり方だな」と突き放した。

 鶴田は「何も理由がないけど、水上さんが好きなので」とうそぶいたが、水上は「それは最大の理由になるだろう」と当然と言わんばかりの反応。

 須田はこのチーム分けについて、ヤングチームとそうでないチーム、と名付け、さらに水上組を「60年代生まれチーム」と言い換えた。これには鶴田が敏感に反応し、「おーい、ケンカを売ってんのかー?」と睨みをきかせた。

[須田の予想]
 本命、マヤノメイビー。騎手の乗り替わりはプラス。四位は関西の騎手では東京を得意にしており、単複の回収率も幸よりかなり上。桜花賞組から選んだ方がよい。人気面から見ても過去のデータと照らし合わせてスイートスポットに来ている。対抗はシルクプリマドンナ。以下、チアズグレイス、フューチャサンデー、マニックサンデー、リビングデイライツ。

[水上の予想]
 本命、マヤノメイビー。須田の予想と同じであるが、頂上は同じでも登り道が違う。オリーブクラウンがいてスローにはならない。中距離血統が来る。ミスワキ産駒は母の力を引き出し、この馬には向く。対抗サマーベイブ。桜花賞はレベル的に高評価できない。トライアル組もレベル的に遜色ない。エアグルーブと同じ配合。以下、シルクプリマドンナ、バイラリーナ、フューチャサンデー。要らないのはサイコーキララ、グランパドドゥ、チアズグレイス。

 須田の予想の中で、幸にこだわりを見せる須藤に対して、須田は「君は顔で騎手を選びすぎ。顔顔顔、金金金というのはやめなさい」と価値観の改善を促した。

 須田の説明が終わると、水上はすかさず「長い前座の試合がやっと終わった感じ」と差し向けた。須田はこれを受け、水上の説明が終わると、「ヤングライオンがいい試合をした後に佐々木健介がしょっぱい試合をしたようなもの」と切り返した。

 二人の能書きが揃ったところでゴングが鳴り、いよいよバトル開始。

(須田)サマーベイブは弱いんだよ。
(水上)弱くないって言ってんじゃん。
(須田)サマーベイブは、何を隠そう、あるペーパーで指名してますし、本当にオークス向きの馬だと(調教師が)思っていたと思うんですよ。間違ってんじゃん、使い方が。
(水上)そりゃ、ここまでは間違ったよ。彼も人間だから迷いがあるんだよ。
(須田)はまって、はまって、スイートピーで権利を取ったのはさすがなんだけど、今年の4歳牝馬の層が薄いというのは、それは事実と思う。上に限界があるかわりに、下は底なし沼なんです。
(水上)それはわかります。
(須田)例えばグロウリボンは底なし沼の底の方にいるというのはみんなわかると思うんですよ。
(水上)まあね。
(須田)そっちに近い方にいるのよ、サマーベイブ。
 途中不明
(水上)試験の合格発表だって合格ラインのちょっと上にいるやつと、一番上にいるやつもも同じ合格じゃん。
(須田)そういう入り方をしたの?水上さんは東大に。
(水上)違う。
(須田)僕は堂々と。
(水上)シンザンと同じでハナ差だけでればいいという勝ち方をするわけよ。
(須田)僕は逃げ馬がバテてギリギリ掲示板に残ったみたいな受かり方だったけど。
(水上)あなたの口からサマーベイブを消すだけの説得力ある根拠を聞いてないよ。単に弱いって言ってるだけで。
(須田)弱い以上の根拠はないよ。
(水上)なんで?前走あれだけ切れたじゃん。十分だよ、それで。
(須田)前走出遅れたでしょう。
(水上)出遅れた。
(須田)この血統というのは頭の方にも問題がある。
(水上)トニービンに変わったから。
 途中不明
(水上)この馬は府中コースに変わると生まれ変わるの。トニービンとノーザンテーストの配合というのはロックアライブだってそうだし、エモシオンだってそうだしさ。エモシオンは京都の2400だったけど。
(須田)でもスイートピーステークスに出てる段階で間違いだよね。
(水上)今年はスイートピーステークスの歴史が変わるんだって。
(須田)それはスイートピーステークスを買い被りすぎじゃないかな。
(水上)俺とサマーベイブが変えるんだって。
(須田)あー、そうですか。
(鶴田)だったらバイラリーナは?
(水上)バイラリーナは4番手だよ。
(鶴田)なんで4番手なんですか?
(水上)バイラリーナよりサマーベイブの方が2400向きだから。
(鶴田)血統的に。
(水上)うん。
(須田)本当はコバジュンと善臣を比べたというのが裏にはあるんだよ。
(水上)ないない。俺、小林君、好きだもーん。
(須田)いや、好き嫌いじゃないよ。
(須藤)「好きだもーん」だって。
(須田)好きな騎手は馬券で買えない騎手ばっかりなんだ。馬券で買える騎手は嫌いな騎手ばっかりだから。
(水上)それだけ文句を言っていると好きな騎手が少なくなってしまうんだよ。あんたは。
(須田)いや、まあ、そうね。大体、18人見回しただけでも、嫌がらせで買ってやろうかというのが4,5人いるからね。
(水上)実名を挙げるとやばいから、その辺にしておきましょうよ。

(水上)で、3番手は何?
(須田)意見が合うのはサイコーキララ消しというところかな。
(水上)じゃ、意見の合うところを強調していきましょうか。
(須田)サイコーキララは、内で石山に頑張れっていうのは無理な相談ですよ。最内で。
(水上)またそうやってジョッキーに一人敵を作るから。
(須田)桜花賞は石山はなんの問題もなく、ちゃんと立派に乗ったと思う。
(水上)そうね、それは確かにそうね。
(須田)新聞にも書いたけども、阪神1600にも実績ないし、多頭数でハイペースだったら絶対失速しますよ、と。そしたら13番枠引いたから、それは外、外をきれいに乗って馬の力が凄かったということだったら勝てるかもしんないなと思ったわけ。ところがサイコーキララはそういう力がなかった。力の違いもなかった。だから前走はよく勘違いしている人がいて、勝ったら好騎乗、負けたら騎乗ミスみたいな言い方をする人がいるけど、桜花賞では石山は何も悪いことはしていない。
(水上)そうね。単純に馬の実力がない。
(須田)ない上に2400。2400の上に今度内枠。
(水上)2100以上で勝った馬って、エーピーランド以外ゼロなんですよね、リンドシェーバー産駒。買っちゃいかんて。
(須田)石山はそもそも2400のレースとか乗ったことがあんのかな。
(水上)うーん、どうだろう。わかんないけど。
(須田)周回誤認して、いきなりゴール、とかそういう危険はないですかね。

 ここで時間切れ

 須田、水上のやりとりを見た上で、鶴田は自分の信念を曲げずにシルクプリマドンナを本命にすると宣言。ただ、サマーベイブを買いたくなったとも。須藤はマヤノメイビーとリビングデイライツの狙い。これは最初から決めていたこと。結局構成作家の討論はほとんど影響を与えることはなく、そもそも彼らの意見を参考にする気持ちなどなかったようだ。

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”かしましコミュニティ”

 この日のテーマは「私の理想の女性」。”豪華なビッグゲスト”として三遊亭も参加。また、このコーナーに加わることの少ない坂本も参加した。三遊亭は「坂本さんがいないと始まりませんから」と、ご機嫌を伺った。なお、鶴田はレディースデープレゼント抽選会のため欠席していた。

 三遊亭は理想の女性について尋ねられたが、「別にない」と素っ気ない返事。須藤が「女ならいいんだ」と問い直すと、一旦「うん」と頷いてしまったが、すぐさま「そんな言い方ないだろ!」と噛みついた。顔、体型は気にせず、好きな芸能人も別にいないという三遊亭。坂本は「わかった。師匠が好きな人を知ってる。歌のうまい、英語のうまい人」と発言。三遊亭は「誰だ、あいつ(坂本)を呼んだのは」と語気を強めた。

 魔性の女が理想という意見。須藤は坂本に、魔性の女と呼ばれたことがあるのか、と確認した。坂本は「あるよ」とあっさり返答。魔性の女というのは坂本の私生活を見ればわかる、というのが三遊亭の言い分だ。その実態を「若い男を騙す、年上からは金品を巻き上げる」と説明した。

 心の美しい人になりたいという意見。三遊亭は坂本の他にも悪い女、心の濁りきった女は一杯いると強調。坂本は「私が腹黒いみたい」と不愉快そう。しかし三遊亭は「みたい、は余計です」と徹底的に坂本をおとしめた。

 反町と交際している松嶋菜々子がうらやましいという意見。しかし坂本も須藤も「うらやましくない」と声を揃えた。須藤は格好良すぎる男はダメだという。坂本は竹ノ内豊の顔が好みだ。三遊亭は「男を顔で判断する人だから」と坂本について解説した。坂本は「現実は違うんですよ」と、三遊亭の言うような見方を払拭しようとした。しかし三遊亭は「そうか?そうだったかな?」と執拗に疑い続けた。

 中学校の先生の、ジャージ姿と私服のギャップが素敵だったという意見。三遊亭はギャップというのは魅力があると述べた。須藤は自分について「普段はしっかりしているけどたまにはボケる、とういうのがいいでしょ」と言ってみたが、三遊亭は「あんたはずっとボケてるから、可愛くもなんともないよ。始終ボケてるから」と、迷わず否定した。

 坂本は藤原紀香が理想。スタイルはいいし、美人だし、とのこと。三遊亭は「あ、坂本さんにないものばかりだね」と付け加えた。

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”TSSアワード:MVH、ベストレース”

[ベスト追い込み馬]
 長い府中の直線を活かした馬に贈られる。フサイチランハート、イーグルカフェ、スティンガーがノミネートされた。京王杯での脚が高く評価され、スティンガーが受賞。

[ベスト個性派]
 トウショウトリガー(レース前に放馬しつつも逃げ切り勝ち)、ワカサバロン(2年半1600万に在籍、2勝2着7回、これだけで1億円稼いだ)、ロードブレーブ(陣馬特別での逃げ切り)、ベルモット(武幸四郎で追い込み勝ち、翌週は姉のスティンガーが武豊で追い込み勝ち)らがノミネートされた。ワカサバロンに凱歌が上がった。このデータを調べたことについて森下三郎は感心しつつ、「人の懐を調べるのがよっぽどお好きなようで」と、皮肉を加えた。

[ベスト名誉挽回]
 カーネギーダイアン、ブラックジーンズ、ゼンノエルシドがノミネート。特にエルシドについては、構成作家の作ったコメントに「あの素晴らしいお姿」と形容されていた。三遊亭は「まぶしいまでの立派なお姿」と表現した。森下は「”夏木立”とくると隆々とするのでしょう」と解説した。受賞馬の決定は須藤に委ねられた。須藤はためらわずにゼンノエルシドを選定。どこに魅力があるのかを聞かれた須藤は「大物感」と答えた。森下は「こぢんまりとまとまってほしくない」、三遊亭は「大きいまんま育ってほしい」との言葉を添えた。

[特別賞]
 福島での出来事ではあるが、6歳にして初出走、しかもいきなりの900万条件特別の勝利を挙げたタイキチェイサーに授与された。

 なお、リスナーがホームページで選んだMVHは3位ゼンノエルシド、2位イーグルカフェ、1位スティンガー。ベストレースは3位青葉賞、2位NHKマイルカップ、1位京王杯スプリングカップとなった。

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”関西の重鎮現る〜反省クラブ〜”

 鶴田のリードによる反省クラブのタイトルコール、「関西TSSの内藤さんの声も聞きたいなあ、と思っているのは私だけでしょうか。暇だったら、どうぞお越しやす。TSSリスナーズ、反省クラブ!」。続けて三遊亭からアナウンスがあった。「業務放送です。阪神TSSキャスターの内藤裕敬さん、黄色いジャケットを着て女性と一緒にいる内藤裕敬さん、至急TSSの控え室にお越し下さい」。

 この日、内藤は東京競馬場に来ており、この時間はオークススクエアの椅子に腰掛けて番組を観察していた。内藤はリスナーの拍手に送られながら、仕方なさそうにスタジオへ向かった。

 須藤は内藤を見てかっこいいとの感想を持った。これまでは声を聴いていただけなので、3枚目の人だと思っていたことを告白した。坂本は「でも3枚目ですよ。やっていることは」と発言。これを聞いた三遊亭は「そんなことを言っていいのか?」とわずかに慌てた。

 内藤は馬主席に招待され、使わなくて良いお金を使ってしまった。オークスについては、「こんな堅いのとれるはずないじゃん」と吐き捨てた。本命はサマーベイブで、フサイチユーキャンへが本線だった。

 レディースデーの抽選会で松嶋菜々子と会った鶴田。7cmのヒールを履いても松嶋を追い越せないくらい、松嶋は大きかった。鶴田は、テレビで見るより大きく感じたと語った。三遊亭は「巨人ですよね」と表現したが、鶴田は「失礼な」と、これをとがめた。

 この時、内藤は話の輪に加わっていなかった。気が付いた三遊亭は「内藤さんを放っておくと、もう来週の予想をしているから」と全員に注意を勧告した。三遊亭が「関西のTSSの女性ってのはどうなんですか」と曖昧な質問を投げかけたのに間髪を入れず、須藤が「どっちがきれいですか?」と尋ねた。内藤は「関西はひどいもんだよ。若さだけが売りなんだよ。新しく入ってきた人。でもあと2,3年経つと下がってくるからね。変えなきゃいけないね」と遠慮のない発言。これを聞いた関東TSS女性陣は「こわーい」(鶴田)、「厳しーい」(坂本)と、戦々恐々だ。

 須田と水上のバトルが面白かったが不毛な闘いだったという意見。でも須田はマヤノメイビー本命だったにもかかわらず、自分の馬券は的中させていた。ここで須田が登場。「日刊スポーツをお持ちの方、14面を開いていただきたいと思います。真ん中へんの右よりにですね、私の買い目が書いてあると思うのですが、6点書いてあります内の下から2段目、5番12番...」と釈明した。鶴田は「負けず嫌いだからねえ」と呆れてみせた。

 飛行機内で三遊亭の落語が聞けるのはいつなのか、との意見。これはもう3月に終わっていた。だったら寄席に行けばよいと、鶴田は三遊亭に次の寄席の日程を尋ねた。しかし三遊亭は答えることができなかった。内藤は「高座に上がるんだあ」と、さも意外そうに反応。三遊亭は「やってるんだよ、俺」と声を高くした。ここでリスナーがジェスチャーで次回の寄席が6月7日であることを伝えた。三遊亭は「ああ、本当?俺はね、自分のスケジュールはリスナーが知っているから」ととぼけた。

 内藤も下北沢で7月10日頃から17日まで「夏ざんしょ」という芝居を行う。女性陣はこれを見に行こうと誓った。坂本は「お尻が痛くなるからソファを持って...」と漏らした。すぐさま座布団だと言い直したが、三遊亭は「ちょっと待って、あなたの生活はどこに行くときでも、彼氏にソファを持たせて行っているのはわかるけど、他の人が入れなくなるからソファはやめて」と激しいツッコミを入れた。

 内藤と一緒にいた女性が馬主席に招待され、内藤がアドバイザーとして同伴したとのこと。アドバイザーとして、全部間違った馬券を教えたため、3レース目くらいからは自分で予想を始めたという。三遊亭は女性に対して「縁を切った方がいいですよ。待ってなくていいですよ。一人でお帰りになった方が...」と忠告。この女性が日本でも相当ランクの高いピアニストであるとの説明を受けた三遊亭は「どおりで指がしなやかだと思った」と、見えるはずもないのに、とりあえず吹いてみた。さらに「ピアノを持って来りゃよかったな」と付け加えると、鶴田が割って入り、「それに合わせて歌ったのに...」と豪語した。

 内藤は常に自分の予想に間違いはない、と断言。結果は別だというわけだ。三遊亭は「絶対反省しないタイプだね」と内藤の性格を見破った。内藤は人生の中で反省をして得をしたことがない、ときっぱり。競馬に勝つ秘訣は反省しないことだそうだ。

 反省大賞の抽選にあたり内藤は、優駿やTシャツなど、TSSのプレゼントがセコい、と放言。さらにはオリジナルおみくじサインペンについて「あれは要らない」と言い切った。三遊亭は「おみくじサインペンを考えた人が後ろにいるんだから」と自制を促した。その考案者は、このペンを思いついた際、「ナイスアイデア!」と大喜びしたのだという。

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以上
記者による次回発行は5月28日(日)分の予定。
【5月27日】レポーター:てつじん
■ 今度はオリジナル。
<< オープニングトーク >

珠さん、またもや髪形を変えて来ました。期待と不安が混じった口調で五九楽師匠が今回は誰をイメージしたものかと質問したところ、答えは「松田珠実(オリジナル)ブランド」とのこと。なんかホッとしたような期待はずれのようなお答えに対して、ルミ子ちゃんの反応はそりゃもう身もふたもない。似合わない・大人っぽくない・ヘルメットみたいの3連発。レポーター本人の意見としては、似合ってると思いますけど....。

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■ 松山康久調教師
<< 西島大和の調教師列伝 >

27年目のキャリア、ワシントンカラー・ホーセンホウライ・ヘイアンデザイアーが現在の活躍馬で、過去にはミスターシービー・ウィナーズサークルの2頭のダービー馬、ジェニュイン・ヤシマソブリン・クロカミ・ベストタイアップ等の名馬を管理している。父も調教師で、フェアーウィン・ダイナガリバーを管理しており、競馬界唯一の親子でのダービートレーナーである。
競馬をするために産まれたような人。最初はジョッキーを目指してはいるが、体重の関係で断念、調教助手を経て調教師へ。25年で600勝以上の勝ち数の名トレーナーである。昔から海外研修等を取り入れており、新進の人。常に国際感覚を取り入れ、経営能力も優秀である。「私は演出家であり、素晴らしい作品を作る」をモットーとしている。常に美浦にいてもアクティブに活動しており、今でもキャンターぐらいなら乗っている程である。
人物的には、楽しい気さくな人で「松山のやっちゃん」「西やん」で西島さんと呼び合う仲とのこと。ミスターシービーでの3冠馬トレーナーながら、まだまだ向上心があり、あと13年調教師をする間にも、またなにか大きな仕事をこなしてくれそうな人である。

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■ 回収率を見て:(こんな成績で)うろうろしてる....。(ルミ子ちゃん談)
<< 構成作家の今日の推奨馬 >

[須田氏]
単勝回収率 54.4%・複勝回収率 81.8%
5R 9番:セイサイトダンディ→★2着(複:140)
7R13番:マイネルクリムゾン→14着
(短評)
いつもコメントが長いとルミ子ちゃんの指摘により、コメントは無し。
最後の捨て台詞「諸井、偉くなったなぁ」とのこと。

[水上氏]
単勝回収率 89.8%・複勝回収率 86.7%
6R 7番:イタリアンドレス→★3着(複:120)
9R 1番:トーホーツートップ→★2着(複:130)
中京11R 5番:メイショウオウドウ→7着

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■ 競馬新用語登場
<< 4Rの僅差のゴール前攻防を見て:ルミ子ちゃん談 >

「首の上げ下げ」の結果となった第4R直後の放送。レースリプレイを見ながら、レース結果をまとめようとした、ルミ子ちゃん。

ルミ子ちゃん:「2頭のお馬さんの顔が伸びたり縮んだりしてますね....。」
師匠    :「......。」
牧さん   :(大笑いしつつ手を使ってジェスチャーで顔の伸び縮みを表す。)
#サテライト前は大爆笑の渦でした。

いくら馬でも顔は伸び縮みしないのだが....。後ほど「感性だけは認める」と師匠よりお褒め(苦笑)をいただいたそうです。(ルミ子ちゃん談)

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■ 競馬以外のダービーについて
<< 競馬ランダムエピソード:ルミ子ちゃん >

「3競オート」という言葉があるように、公営競技には競馬以外にもダービーがある。

[競輪]
「日本選手権競輪」という特別競輪を競輪ダービーと言う。
場所は持ち回り、今年は千葉競輪場で行われ、岡部(66期福島)が優勝。これ以外に地方の小さい競輪場で行われる特別記念競輪を「ふるさとダービー」と呼ぶ。

[競艇]
8つあるSG競走のうち「全日本選手権競走」を俗に競艇ダービーと言う。「選手になったからには、ダービーに乗るのが夢」と言う人も多い。

[オートレース]
6つあるSG競走のうち賞金が最も高く、権威も高い日本一決定戦「日本選手権オートレース」がダービーと呼ばれている。距離ハンデが有名なオートレースだが、ダービーは距離ハンデ無しのオープンレースで行われる。

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■ 思い出のダービーデーこぼれ話
<< かしましコミュニティ >

アイネスフウジンの中野コールをライアンファンの友人もやっていた、という男性の意見に対して、同じ名字同じ住所の女性(おそらく御夫婦の奥様の方)の意見。タヤスツヨシの勝ったダービーで、旦那と喧嘩して最悪のダービーデーだった、とのこと。夫婦で思い出のダービーが違うのはねぇ、と明日は違った思い出を作って欲しいとのコメント。
開門ダッシュで左足の靴が脱げてどっかに行ってしまい、レースどころではなく、後からくる友人にサンダルを買ってきてもらったという意見に大笑い(この方がかしまし賞)。昔のダービーの日に競馬博物館前で昔噂になったバドガールおかまを見たという話題に、珠ちゃんも反応。「上野でお花見してる時に見た」ルミ子ちゃん「黒いタイツをはいていた?」「はいてた」「じゃ同じだ」と昔話に大盛り上がり。

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■ 森調教師、軽い語り口で飄々と語る
<< TSSバトルトーク >

エアシャカールは東京に既に到着して落ち着いているとのこと。森厩舎の馬も東京を多く使い、先生自体も東京にはよく来る。雨が降っても平気だし、馬場が固いから雨によってかえっていい感じになると思う。スタミナ勝負となれば有利なので、降れば降る程いい。

海外競馬の話題では、アグネスワールド&ドージマムテキがもうすぐ遠征に出発するそうである。また、森先生は外国語を全くしゃべらずに海外遠征をするそうですが、不便ではないかとの質問に、師匠が食事の時は特に不便でしょうという質問に、人の食べてるものを差して頼むから平気、お金払うところは言葉が通じなくてもなんとかなる、お金もらうところはしゃべれないとダメだね、と冗談を混ぜてコメント。ちょっとしゃべっちゃうとしゃべれるように思われるから、しゃべらない方がいいらしい。

森厩舎は気性が激しい馬が多いのではないか、との質問に調教師がそうだからじゃないか、と冗談交じりにコメント。森厩舎では各馬の担当を決めておらず、みんなが全部の馬の面倒を見ることにしている。チームワークは「今のところ良い」とフォロー。ウィナーズサークルに立つ自身はあるか、の質問に「ある」との返事。エアシャカールはキングジョージに登録しており、ダービーの結果ではなく馬の状態によって遠征をするつもりであるとのこと。お酒も煙草もやらない先生の楽しみは「仕事」と答え「(自分の答えは)かっこいいね」と自分でつっこんでみんなを楽しませてくれました。

以上。
【5月28日】レポーター:海苔煎餅
全文敬称略

”オープニング”

 「さあ、5月28日、日曜日です!今日はダービーです!」。これが三遊亭五九楽の第一声だ。三遊亭が1年のうちで唯一スーツを着て現れるダービーデー。鶴田真理子にとっても長かった1週間、須藤由美子もカウントダウン状態で過ごしたようだ。

 この日のためにオークス当日から門の前に並んだ人たちのことに触れ、「すごいですね」と三遊亭は述べた。鶴田は「それだけの価値があるのでしょう」と理解した。

 雨がやみ、まずまずお天気になったことには一同ホッとした様子。全部で10レースというゆとりある番組構成のダービーデー、ゆっくり楽しんで下さい、との挨拶であった。

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”朝のパドックから”

 1レースの発走が9時50分だったこともあり、早々とパドックに移動した松田珠実はオープニングに登場できなかった。館内連動のコーナーが終了し、パドック中継開始直前となったところで松田が登場。オープニングに参加できなくて寂しかったとこぼした。三遊亭は、「珠ちゃんがオープニングにいないとTSSとしては動き出しにくい」と松田を持ち上げた。気をよくした松田は「しょうがないなあ」とすぐ調子に乗った。

 パドックの横断幕をチェックした松田によると「悔しいことに(松田)」ダイタクリーヴァのものが一番多く、松田が肩入れするエアシャカールのものは少なかった。エアシャカールが少ないのは関西馬だからではないか、と考えた三遊亭だったが、「じゃ、ダイタクリーヴァは(関西馬じゃないの)?」とツッコミを入れたのは鶴田。「いいじゃねえか!」と逃げた三遊亭。スーツは着ていても、いい加減さはいつもどおりだった。

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”佐藤達夫登場”

 雨が予想された天気を佐藤達夫も心配していたが、朝起きてみると青空が見えて嬉しかったという。天気が良い方に外れたことについて、松田は「ダービーマジックっていうんですよ」と披露した。佐藤は松田の豆知識に感心したふうであったが、まもなく松田は「今、作りました」と白状した。

 松田は、前の晩は緊張して眠れなかったのだという。佐藤は怪訝そうに「そんな(緊張で眠れないような)人間じゃなかったですよね」と、問いかけた。松田は遠足前日の気分みたいなものだと説明した。

 佐藤はこの日の朝、4階のトイレで10円を拾った。「これはツイてる」と勇気づけられ、「俺に乗った方がいい」と気炎を上げた。

 午前の解説を終了し、これで春開催の出演を終えた佐藤は「函館に行って来ます。さよなら!」との言葉を遺してパドックブースをあとにした。

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”サンスポキャップの筋肉”
 番組登場時のあいさつでダービーの思い出を語った西島大和。初めて見たダービーはシンザンの年。それまで馬といえば農耕馬しか見たことがなかったため、サラブレッドの体はこんなに素晴らしいのかと驚嘆したようだ。

 サラブレッドの筋肉に魅せられた西島は、その影響でボディービル(注:西島の発音はボデービル)を始めたそうだ。これを聞いた三遊亭は「だから胸の筋肉がピクピクしているんだ」と納得したような発言。須藤が興味深そうに「見たことあるんですか?」と尋ねると、三遊亭は「いや、見たことはない。見たくない!」と答えた。しかし須藤は「私は見てみたい」と、西島の肉体への関心を捨てなかった。

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”TSSスペシャル:The Derby Day 、ホースマン達が見た夢”

 ダービーにかけるホースマン達の熱き思いが伝わる、4つのエピソードが紹介された。

 九州の炭坑王として名をはせた上田清次郎は、昭和40年の皐月賞2着・NHK杯1着のダイコーターをダービーの前になって前オーナーから購入した。今の価値で2億円近い額での金銭トレード。これが庶民感情を刺激した。ダービーでは1番人気になったが、ファンは馬券的にはダイコーターに勝って欲しいものの、心情的に勝って欲しくないという複雑な心境だった。結果、キーストンの2着。後日、「あんなこと(トレード)をすればどう言われるか、当然わかっていた。それでも獲りたかったんだ。馬を買ってからダービー当日までの2週間、長い夢を見たよ」と述懐した。昭和62年にダイコーターが息を引き取った1ヶ月後、まるで後を追うように上田もこの世を去っている。

 タケホープを担当した萩原厩務員はダービーに向けての調整中、嶋田功に「ダービーに勝てる」と言われ驚嘆し、「滅多なことは言わない方がいい」とたしなめた。しかしダービーが近づくにつれ、萩原はタケホープの充実ぶりを肌で感じていた。ただ、ハイセイコーの2着でいいというのが正直な気持ちだったよう。その萩原をしり目に嶋田は「ハイセイコーも4本脚、俺のタケホープも4本脚。負かせないことはないだろう」とコメント。嶋田は以前に大本命のタカツバキで騎乗しスタンド前での落馬という屈辱を受け、その後の落馬事故で危篤に陥るなど地獄を見ている。そんな男の自信を見て徐々にその気になった萩原、レースでタケホープが先頭に躍り出たときは体中の力が抜けた。引き揚げてきた嶋田にかけた言葉は、涙で声にならない「ありがとう」だった。

 昭和49年にコーネルランサーでダービーを制した中島啓之。その後トウショウサミットで挑む頃、中島の体は癌に冒されていた。主治医は騎乗をやめるよう忠告したが、中島は「ダービーだけは乗せてくれ」と頼み込んだ。主治医によれば「だめだ、とは言わせないほどの恐ろしさがあった」とのことだ。レースは18着に敗れた。その16日後、42歳の若さで生涯を閉じた中島。そんな体で騎乗していたのか、とファンは驚き、ダービーに出ることへの執念を思い知らされながら、悲しみに包まれた。

 アサヒエンペラーを担当していた向井獣医は、ダービーの3週前、炎症を起こしていた脚を温めるように指示した。通常は冷やすのが常識。その結果アサヒエンペラーの脚は丸太のように膨れ上がった。それでも向井は保温療法を続けるよう指示。関係者の中には不信感を抱く者もいた。しかし血行を良くするためには冷やしてはいけない、という信念を貫いた。関係者のダービーにかける思いを知ってこその、獣医生命をかけた決断でもあった。ダービーでは3着に好走。レース後、膝に震えが来たという。この経験が後に担当するアイネスフウジンの勝利につながった。

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”須田ワンハンドレッド鷹雄さまと水上スタディ・マナピーの、今日の推奨馬”

本年5月27日放送分までの回収率
須田鷹雄  単勝 53.3%  複勝 81.5%
水上学    単勝 87.7%   複勝 86.7%

○この日の推奨馬と成績
須田  5R   グロリアスサンデー →  4着
  ダービー   エアシャカール   →  2着 (複勝:120円)
   10R   ノンタ       →  8着
水上  3R   ゲイリーブリット  →  1着 (単勝:230円、複勝:140円)
    4R   ロビンナカヤマ   →  4着
    7R   フサイチランハート →  5着
  ダービー   トーホウシデン   →  4着

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”西島大和の調教師列伝”

 ダービーにちなみ、柴田政人調教師を紹介。

 昭和23年8月19日生まれ。平成7年3月1日、調教師免許を取得。JRA通算53勝。主な管理馬にペイストリーシェフ、ショウナンカイガン、ノボマーチャン。

 昭和45年、まだ騎手3年目だった柴田は、騎乗していたアローエクスプレスを、クラシックでは加賀武見に乗り替わられた。これが一つのステップとなった。昭和53年、ファンタストで皐月賞を制覇。アローと同じ伊達オーナーの馬。不思議な縁を感じた。

 騎乗馬の中で最も強いと感じたのはイナリワン。底力があった。

 キングジョージにアサティスで3着。この時満足しようとしたら、ダービーを獲ってないのか、と聞かれ、「まだ」だと伝えると変な顔で見られたという。これがダービーへの思いをいっそう強くした。後にウイニングチケットでダービーを制し、頂点を極めた。

 重賞はまだ勝っていないし、まだこれからだという柴田。あと16〜17年あるから、見ていて下さいと西島に語った。西島は柴田が必ず超一流の馬を作ると信じている。

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”日本ダービーアルティメット大展望会”
 構成作家2人に加え、TSSでもお馴染みとなった市丸博司を加えての討論会。その模様を再現する。なお、一部再現できていないが、意図的に発言を消したものではない。いた場所の電波状況が悪く、一部録音できなかったため。ご了承下さい。

(三遊亭)さあて、オークスの時に水上・須田、お二人の構成作家に大討論会をしていただきました。その結果は惨憺たるものでしたが、内容は非常に良かったということで、大変好評を博しましたので、今回、日本ダービー、また再び同じ企画をやろうということで、この時間にお届けしようということになったんですが、どういうわけか二人だけではなく、一人増えてしまいまして。
(市丸)すいません。
(三遊亭)いえ、謝らなくてもいいですよ。よけい収拾がつかなくなるかと思いますが。このコーナー、どういう過程でケンカになっていくのかを、初めて聞く方のために、説明しておかなくてはいけません。そこで、日本ダービーの予想を、まずお三方にしていただくわけですが...
[途中不明]
(須田)競馬予想TVという、スカパーのチャンネルで、何時からやっているんでしたっけ。
(水上)夜中の1時。
(三遊亭)夜中の1時!(驚)
(市丸?)11時。
(三遊亭)11時からやってる?その番組の出演者ということで、その番組の中で熱い火花を散らしているのがこの3人ということでございます。さあ、それでは順番に自己紹介をいってみましょうか。説明するのも大変なんで。
(水上)じゃ、若い人から。
(須田)改めてご紹介するのもなんなんですけど。須田ワンハンドレッド鷹雄です。
(三遊亭)自分で言ってる(笑)。
[途中不明]
(三遊亭)はい。ということでこの3人でお送りします。それではスタンスをお聞きしましょう。
[途中不明]
(須田)当たれば何でもいい。
(三遊亭)当たれば何でもいい?
(須田)そりゃもう、スピード指数でも血統でも、何でもパクっていきますから。
(三遊亭)なるほどね。
(須田)番組を見る方もね、確かにそのまま乗ろうというのは無いと思うんですよ。いいとこ取りでいきたいと思うんで。それを一足先に、やっていきたいですね。
(三遊亭)生き方、同じですね。
(須田)どういうことよ、それ。(笑)
(三遊亭)同じような生き方だね。人生だね、それ。
(須田)パクリ人生ってことか、俺の人生は(笑)
(三遊亭)はい、水上先生は。先生は血統ですよね。
(水上)そうです。まあ、当たるのも大事なんですけど、僕は理想を追いますので。
(三遊亭)理想?
(水上)理想です。
(三遊亭)ロマンですね、競馬はね。
(水上)はい。
(三遊亭)ここはお互い、僕と共通するところなんです。で、市丸さんは?
(市丸)僕の場合、競馬は投資ですね。
(三遊亭)投資?
(水上)ロマンのかけらも無い奴で。
(市丸)ロマンのかけらも無い。
(三遊亭)じゃあ、自分の好きな馬とかは...
(市丸)自分のペーパーでも買いませんからね。
(水上)欲にまみれこんでるから、そういうヘアースタイルになってしまうんですよ。
(三遊亭)ヘアースタイルは仕方ないだろ、これは。
(須田)男性ホルモンの多さが前に出てるんだね。
(三遊亭)相手の予想は、けなしてもいいですけど。
(市丸)身体的特徴はねえ。
(三遊亭)ねえ。でも気になるな。はい、そういうことでこの3人でやっていくわけですけど、一人一人の印を先に聞いていきます。で、その印についてコメントを、本命馬のみについて、他の馬はいいですから。
(水上)時間がないですからね。
(三遊亭)本命馬のみについて1分。まとめていただきたいと思います。じゃあ、まず須田さんからいってみましょうか。
(須田)はい。本命がエアシャカール。対抗タニノソルクバーノ、[途中不明]アタラクシアも入れてみました。マイネルコンドルは要らないですね。△は事実上アタラクシアだけ。で、エアシャカールは誰でもわかる。武。やっぱりダービー馬というのはそれなりに、やっぱりダービーだな、終わってみれば、と後から思える馬でなければだめなんで。あとは先週も言ったと思うんですけど、適性があろうとなかろうと、結局早い時期に「強い」と決まった馬が力で来てしまう。頭まで来るかどうかはわからないけども2着には来る。最悪、先週のチアズグレイスのイメージで、エアシャカール。
(三遊亭)お、いいですか?
(水上)うまいですね、50秒でまとめましたね。いつも話が長いって嫌われてるのにね。[途中不明]本命はトーホウシデン、対抗がアグネスフライト、▲がマルカミラー。以下、カーネギーダイアン、マイネルブラウ、エアシャカール。とんでもないところで夢を見ようかと思いますけどね。トーホウシデンについてなんですが、今年の皐月賞は、ダービーにつながるまでのスケールを持った馬がいない。2000mの皐月賞で完結してたレースだったんで、エアシャカールとかダイタクリーヴァの強さは認めますが、ダービーでは別路線から買おうと、あの瞬間に決めていました。その中から血統予想としてはトーホウシデンが一番傷のない素晴らしい血統ということで、ブライアンズタイムとブラッシンググルームというのはマヤノトップガンと同配合で、大舞台のきついペースになっても非常に強いですし、この馬のお母さんの方が、ノーザンダンサーとブラッシンググルームということで、テイエムオペラオーに配合が近い。ペースに関係が無く、ハイペースもハイペースでないのも全部経験して学習してきているところも好感が持てましたので、この馬を本命にしました、ということですね。
(三遊亭)なるほど。それでは市丸さん。
(市丸)はい。[途中不明]本命ダイタクリーヴァ。相手もエアシャカールでしょ。もう、この1点ですよ。馬連は1点で、馬連と別にワイドも当たるわけですから、3着を狙って、ワイドでパープルエビスとリワードフォコン。これは当然ですね、エアシャカールから買ったんじゃつきませんから、当然ダイタクリーヴァから。1着2着は、1着がダイタクリーヴァで2着がエアシャカールです。3着に穴馬を買うときは...[途中不明]
(三遊亭)理由はもういいですか?
(市丸)ダイタクリーヴァは、僕は一枚抜けていると思います。皐月賞も結局、高橋亮騎手が待つ形になって、あれで武豊騎手の強襲を許してしまった。今回はもっと早めにね、スパートして粘りきれば、もう絶対大丈夫だと思います。
(三遊亭)はい。ということで3人の印が出たところで、一番気になるのは、とりあえず今はエアシャカールが一番人気で、大抵の人はエアシャカールから行こうかという風に思ってると思うのですが、須田さんはエアシャカールが本命で、市丸さんはエアシャカールが対抗ということですが、水上先生。
(水上)はい、本当に押さえでいいと思います。
(三遊亭)エアシャカールの評価は...[途中不明]
(水上)4角まくりというのは奇襲ですから、相撲でいえばけたぐりみたいなものですから、ちょっと人気になり過ぎですよ。過去に単勝が2倍から2.2倍になったダービー馬を調べたんですが、ダンスインザダーク、ミホノブルボン...[途中不明] そのメンバーと比べて勝つスケールが感じられない。そこまで人気したらいかんと思いますね。[途中不明]
(三遊亭)と、こういうことを言っていますが、須田さん。
(須田)それはそうなのかもしれないですね。
(水上)聞き分けがいいねえ。
(三遊亭)説得されちゃだめだよ。
(須田)先週のチアズグレイスの時だって、水上さん、これと同じか、もっとくそみそに言ってたじゃないですか。で、ダービー向きなのかといわれたら、ダービー向きじゃないと思いますよ。ただ、ダービーを本当に2400がベストという強い馬が来たら、それはもういいですよ。ナリタブライアンみたいなダービーも見たいですよ。ダービーは同じ4歳のレースで、しかもこの時期に賞金を持っていなくちゃいけないという条件があって、2000の馬がダービーを勝っちゃうなんていくらでもあるわけですよ。
(水上)そんなケチくさいダービーを俺は見たくないのよ。理想を追うわけ。
(須田)トーホウシデンが勝っちゃうダービーなんか、もっとどさくさにまみれたみたいな...[途中不明]
(水上)ブライアンズタイムにブラッシンググルームってウットリしちゃうよ。
(須田)そんな配合の馬ならいくらでもいるじゃないですか。
(水上)いないんだよ。そうでもないんだよ。
(市丸)みんな、血統はいいかもしれないけど、やっぱり能力を考えなきゃ。
(水上)だからエアシャカールは能力がないと言ってるの。
(市丸)皐月賞組が抜けてますよ、どう考えたって。
(水上)いや、それはあんたの頭と一緒でしょう。
(三遊亭)すいません、毛のことは...
[途中不明]
(須田)新聞はエアシャカールからの流しになってますけど、エアシャカールがとんだ場合には、僕は豊を中心にレースをすることにしか考えてない若手はダメで、ベテラン−ベテランの河内−岡部とかね、こういう組み合わせを視野に入れていきたいなと思ってますけども。もう大体あーだこーだ考えても、結局豊が来てつまんなかったな、というのがG1なんじゃないですか?
(水上)そんなねえ、夢のかけらもないことを言ってちゃだめだよ。
(須田)豊じゃなかったらね、無理に理由を探してでも切りにいく。
(水上)ダービーは母系にボールドルーラー系が入った馬は勝てないんです、とにかく。2着はあるけど勝てないんです。
(市丸)2着だったらいいんです。
(須田)俺も単勝買えって言われたらいやだな。
(市丸)単勝の2倍は買いたくないよね。
(水上)それとオッズはね、変です。これは。かぶりすぎ。それは間違いない。
[途中不明]
(市丸)ダイタクリーヴァの方がいいですよ。
(三遊亭)その方がいいですよねえ。
(市丸)だって絶対届かないんですよ、追い込んで2着ですから。
(須田)師匠はただのダイタク好きじゃないですか。(笑)
(三遊亭)そう、だからね、市丸さんが来て良かったと思うんだよ。向こう二人だったら俺、戦えないもの。
(須田)ダイタクリーヴァには距離が長い。
(三遊亭)あんなことを言ってますよ。あの太ったのがあんなことを言ってますよ。言ってやってください。
(市丸)能力的に違う。
(三遊亭)距離は関係ない。
(市丸)距離は関係ないですよね。
(三遊亭)ね、今のダービーはね。違うんだよ。2400はどうでもいいんだよ。(市丸)皐月賞に来てる馬が来てるじゃないですか、ダービー。距離が云々なんて言って消しちゃうから馬券が獲れないんだ。
(須田)この馬は持たない馬だからこそ、シンザン記念も使い、NHKマイルカップにも登録したんですよ。
(三遊亭)NHKマイルカップは、登録したのは、あれは煙幕だったの。煙幕、煙幕!
(水上)いつからあなたは参加してるの?
(須田)どういう煙幕...[途中不明]
(三遊亭)弱いんだろうと見せかけておいて、強いんだって。
(市丸)マイルカップを使ってたら、僕は絶対消すけど。
(須田)マイルカップで勝って、ここで人気になって負けてくれたら一番いいのにねえ。
(市丸)そしたらもう、ねえ。
(須田)あぶはち取らずになりますよ。
(三遊亭)ん?
(須田)マイルカップ行かなかったから当然勝たなかったですし、ダービー1本に絞っても間隔の面もあるし、ピークを超えてるかもしれないし、ああこれならマイルカップ使って1個でも獲っときゃよかった、なんて結果になるような気がしてならんのですが。
(三遊亭)ちょっと、あんなこと言ってますよ。言ってやって下さい。ダイタクリーヴァをけなす奴には言ってやって下さい。
(市丸)能力ってのをわかってない人は困る。
(三遊亭)困るね、困るね!
(須田)2000だったら買うよ。ダイタクリーヴァが皐月賞は強い競馬だったというのは十二分に認めますから。
(水上)そう、それは皐月賞だからこそであって、ダービーで強い競馬ができるかというと、全然疑問ですよ。
(三遊亭)あの二人には口でかなわないから、何か言ってやって下さい。
(市丸)んん(喉が詰まる)
(水上)声が裏返っちゃってる。(笑)
(三遊亭)大丈夫?ねえ、大丈夫?
(市丸)トライアル組が弱すぎるんですよ。スピード指数でいうと、皐月賞の上位2頭は82ね。トライアル組なんか70の、70台出した奴もアグネスフライトが1頭だけ。
(水上)数字いじってろよ。そんな数字はじいて楽しんでりゃいいじゃん、そんなもの。
(須田)僕の対抗のタニノソルクバーノは3走前に71出してます。
(市丸)3走前に71出したけど、でも10違う。
(須田)この阪神の時計がいいのよ。この阪神の競馬は良かったですよ。
(市丸)ゆきやなぎはね。ゆきやなぎは良かった。
(三遊亭)ということは、結局...
(水上)ダイタクリーヴァは市丸さんだけが推してて、他の二人はまったく無視。
(三遊亭)エアシャカールは...[途中不明]
(水上)僕は大穴馬が本命だから買わして。
(三遊亭)トーホウシデンからちょっとはエアシャカールに、ということですね。
(水上)はい。
(三遊亭)で、このレース、穴馬は?
(須田)だから僕はタニノソルクバーノ。この馬は、最初の新馬を勝ち上がるまでは別にして、それから後はそんなに悪い競馬はしていないですよ。前走、昨日番組で見た方もいらっしゃると思いますけど、たくみさんに言いかけてやめたのは、結局わからないだろうからと思ってやめたんだけど、青葉賞の時には明らかに不器用な競馬をしているんですよ。反対手前でコーナー曲がって来りとか。直線もバタバタ手前を替えて。それが、ちゃんと競馬をすればもっとすごいパフォーマンスができるね、という風に解釈するか、何しろ乗ってるのが岡部さんだったから、終わってみればベイビーだったの一言で片づけられるか、どっちかだと。...[途中不明] 先週もあーだこーだ展開を予想した割にはスローになって前が残って終わったんで、行くパープルエビスよりは、タニノソルクバーノは2番手でも、行けなきゃ5番手の競馬もできるんで、枠もいいところを引いたし、この馬が、まあ普通に考えたら馬連とかワイドとか、何か探そうとしたら非常に無難な穴馬だと言っていいじゃないかな。
(三遊亭)タニノソルクバーノは無難な穴馬?
(市丸)無難な穴馬ってあるんですか?
(須田)明らかにチャレンジャーなのと...
(水上)必ず4コーナーまでは楽しめる穴馬ですよね。
(須田)残り200mまでは楽しめると思うな。
[途中不明]
(三遊亭)穴馬を挙げるにしても...
(須田)誰が聞いても、なるほど、っていう、△あたりを抵抗無く付けられるような。
(水上)じゃ、無難じゃない穴馬は?
(市丸)要するに、つかないわけでしょ。
(須田)いや、ついてますよ。だってエアシャカール相手に50倍ありますからね。
(水上)もっとつく穴馬。マルカミラー。
(三遊亭)あ、そうだわ。水上先生、3番手くらいに挙げていました。
(水上)あのねえ、お父さんとお母さんがまったく同じ配合で作ってあるという、すごく珍しい馬なんですよ。僕、それがあって前走は対抗にして、万馬券を獲ったんですが、こういうタイプはいいですよ。強力なインブリード。非常にいいですね。
[途中不明]
(水上)ここでもう一人紹介したいのが、今ちょっと乱入してきたんですが。
(三遊亭)なんだ、この人は。いつの間に。
(水上)競馬予想TVでインチキ臭い予想を展開している亀谷敬正(かめたにたかまさ)という者です。ごあいさつしなさい。
(須田)今週、馬券カリスマですから。
(水上)先週のオークスで数十万獲った人です。オリーブクラウンで。
(三遊亭)え、あれ獲ったの?
(水上)ワイドで。
(三遊亭)あ、ワイドで。
(水上)シルクプリマドンナ本命で。
(三遊亭)オークスワイド万馬を獲った人ね。
(亀谷)万馬券じゃないですけどぉ。
(市丸)7千いくらね。
(須田)馬連だったら2万持ってたんだな。
[途中不明]
(須田)今、好感度アップ中なんですよ。
(水上)あ、でも好感度がダウンしているのが、最近六本木のキャバクラに通い詰めてて。
(亀谷)行ってないって...
(須田)それはHトラックマン...
(水上)某社のHトラックマンと通い詰めてるんですよ。
(三遊亭)で、自己紹介を。
(亀谷)全国のみなさん、こんにちは。
(水上)全国じゃない
(須田)メチャメチャ狭い範囲だけだよ。
(三遊亭)東京競馬場だけだから。
(亀谷)亀谷敬正と申します。血統ビームと馬場ビームを使って、クラシックをほとんど当てる人なんですけど。
(水上)この人はね、馬場を読むのは得意ですけど、血統は素人ですから。
(亀谷)でも水上さんよりうまい。
[途中不明]
(須田)亀谷の方が説得力があったな。
(三遊亭)ちょっと勝ってたよ。
(市丸)理想を追ってもしょうがないもんね。お金にならなきゃ。
(須田)いっぱい買う人は亀谷で、ちょっと買う人は水上さんという気も。
(亀谷)そう、そう、そう、そう。血統は詳しいけど当たらないのが水上さんで、ちょっとだけ血統知ってるけど馬券の当て方知ってるのはたぶん僕の方だと思うんです。
(水上)生意気でしょ、このガキ。まだ若いんだよ。
(須田)時間がないから。
(亀谷)予想?カーネギーダイアンが勝ちまぁす。5番の。
(水上)だらけたしゃべり方だな。
(三遊亭)説得力のないしゃべり方だねえ。
(亀谷)馬場がピッタリ。去年はサンデーサイレンスが勝ったじゃないですか。アドマイヤベガが。...
[途中不明]
(亀谷)相手はたぶん、ダイタクリーヴァ。
(三遊亭)たぶん?絶対、じゃなくてね。エアシャカールは?
(亀谷)エアシャカールはね、4,5番手でいいと思います。
(水上)そこは一致。
(三遊亭)そこは一致したね。
(水上)そこはだんだん毎週俺の言うことを勉強してきて...
(亀谷)違う!水上さんが俺のをパクってんだよ。
(水上)パクるわけねえじゃんかよ。俺の方が先に生まれてんだから。
(亀谷)ああ、そうかぁ。
(水上)なんで貴様をパクんなきゃいけないんだよ。
(須田)でも今週、亀谷君のをパクって、ちゃんとサンデーとカーネギーが両立すんのかと見てみたら、今までのレースで両立してないんですよ。...[途中不明]
(亀谷)タニノソルクバーノはまあまあいいですよ。
(水上)俺もまあまあいいと思いますね、タニノソルクバーノは。
(三遊亭)タニノソルクバーノは妙に意見が一致しちゃったな。
(須田)さっきの無難話じゃないけど、これは積極的なセールスポイントはないのよ。悪くないねー、ていう穴馬だから。
[途中不明]
(須田)ダービーって荒れるとしたら、絶対、変な馬同士の万馬券て無いんですよ。ちゃんとした馬とすごいヒモ荒れみたいな。
(三遊亭)そういう荒れ方ね。
(須田)ちゃんとした馬と認められるのはエアシャカール、ダイタクリーヴァ、カーネギーダイアンくらいでしょ。だから、水上さんみたいにトーホウシデンって言っちゃうんだったら、相手はちゃんとした方向の馬でいかないと。
(水上)だからそっちが本線ですよ。
(三遊亭)まあとにかく、おそらく夕べね、昨日日本全国の居酒屋でこういう光景が見られたと思いますけど、それにちょっとレベルの高いお話だったかなと。
(亀谷)そんなことないよ。
(三遊亭)なんだよぉ、お前。後から入ってきて、なんだよぉ。ダービーは明日だと思ってたくせに。
(須田)この中に回収率100%以上が3人いますからね。2年やってですからね。
[途中不明]
(三遊亭)もういいです。時間がありませんから。とういうことで、皆さんの参考になったかどうかわかりませんが、非常にためになったのかどうか。
(須田)僕はG1、当たらないんですね。落ち着いて考えたらね。
(水上)トーホウシデンという名前を聞いただけで役に立つと思いますよ。
(亀谷)それ来ないからぁ。
(三遊亭)来ないよね。はい、わかりました。ていうことで、あくまで負けてない4人が参加していただきました。日本ダービーアルティメット大討論会、4人様どうもありがとうございました。
(須田)ブース前で見学していただいた月本裕さん、どうもありがとうございました。
(水上)え、月本さん来てるの?あ、本当?
(三遊亭)なんで身内ばっかり来てんだよ。はい、ということでございました。

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”アイネスフウジンの怪記録”

 3択クエスチョンの問題は、アイネスフウジンと同じダービーレコードタイムで優勝したのは、アドマイヤベガ、スペシャルウイーク、サニーブライアンのうち、どれか、というもの。正解発表において、須藤はレコードタイムを2時間25分と説明してしまった。

 この日はダービーデーということもあり、オークススクエアにはかつて無いほどの観衆が集まっていた。その大舞台で須藤は天賦の才をいかんなく見せつけたのだ。会場からは期せずして喝采の拍手がわき起こっていた。

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”珠実の初馬券”

 松田が初めて馬券を買ったのは朝日杯3歳ステークスのビワハヤヒデだった。これは馬のアルバムを読んだ際に伝えたもの。

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”TSSバトルトーク:ゲスト間寛平”

 間寛平はご存知のとおり、マラソンランナーでもある。長距離では「馬には負けへんよ」とのこと。マラソンより距離の長い(246キロ)スパルタスロンという競技にもチャレンジしており、今年もギリシャの大会に参加する。間のタイムは33時間ほど。本人によれば寝ながら、食べながら走るとのこと。その間大便は排泄しない。食物から栄養を完全に吸収するため、レース後はウサギの糞のようなものになる。早よ帰ってビールを飲みたい、ということを考えながら走っている。ギリシャのスパルタスロン協会からは、ギリシャ五輪で競技として認められた際には出場して欲しいとの言葉をもらっている。ただ、本当に出場できるとは限らない。

 馬券は金額的に大きくは買わない。東京中日スポーツにコラムを載せているが、読者から「買うたけど外れたがな〜」と声をかけられることもある。その時は「当てにしたらアカンよ」と忠告する。ダービーは2−10の1点。好きな馬のタイプは極端な逃げ馬か追い込み馬。

 バンド活動もしている間は7月17日に渋谷Loftでライブを行う。

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”真理子の異次元予想”

 鶴田はこの日、2つの異次元予想を展開。一つは、高倉健がプレゼンターで登場した際にはおじさんジョッキーが優勝したことから、緒方拳が来場する今年も、おじさんジョッキーが勝つのではないかというもの。正解。

 もう一つは、平成6年から出目が中山記念と連動していることを見つけたということ。4枠か5枠が絡むというもの。こちらは外れた。

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”由美子は追い込み好き”

 ランダムエピソードは、ダービーでの史上最高の追い込み、逃げ切りとして、ヒカルイマイとカブラやオーのエピソードが紹介された。その冒頭、須藤はツルマルツヨシやマヤノメイビーなどの追い込み馬が好きだと述べた。自分自身を追い込みタイプと認識しており、夏休みの宿題はいつもギリギリになってからやっていたとのこと。

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”かしましコミュニティ”

 この日のテーマは”あなたの夢は何ですか?”

 リスナーの意見を紹介する前に、鶴田は松田の夢を尋ねた。松田は「急に振られて困っちゃったなあ」と戸惑いを見せた。しかし朝の打ち合わせで、松田は鶴田に既に回答していたのだ。松田はそのことを忘れていた。須藤は「どんな老後を過ごしたいですか?」と松田にけしかけた。松田は「ぶっ飛ばす」と、血の気を上げたが、少し間をおき、夢については「ダービー馬のオーナー」と回答した。鶴田は「朝はブロードウェーのミュージカルに立ちたいと言ってたのに」と呆れ、「そんなこと忘れるお年頃?」と付け加えた。対する鶴田の夢は「ハリウッドスターかな」。今度は須藤が「みんな、何言ってんの?」と呆れ返った。須藤の夢は「”しゃぶぜん”のしゃぶしゃぶを、ゴマだれで食べること」という、著しくスケールの小さいものだった。

 諸井ルミ子の姉は立川市民だが、東京競馬場の馬券売場で働いている(あるいは過去形か)。

 ”気”のトレーニングをして、馬の気やオーラを見ることが夢、という意見。これを読んだ須藤は、「馬の気」という言葉の意味がつかめなかったか、「馬っ気(のこと)?」との疑問を口にした。須藤の思考回路は”その方面”へ短絡するように形成された疑いがある。

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”歌の競演”

  前日にTSSエントリーカードで募集した応援メッセージの紹介。最近は歌詞になぞらえてものが必ずと言っていいほど登場する。今回は中森明菜の歌を替えたメッセージが寄せられ、鶴田が歌った。「芝も2度目なら、少しは上手に〜...]。

 鶴田が歌うこと自体には、リスナーも多少は慣らされており、抵抗力も培われている。それだけなら、このレポートに特筆すべきものでもなかった。しかし皮肉な事件は起きてしまった。

 鶴田が歌い終わった、まさにその直後、ウイナーズサークルに登場した松崎しげるが伸びのある声で君が代を斉唱し始めたのだ。まるで、「本物の歌」というものを知らしめるかのように。

 松崎しげるがその場を去り、静けさが戻った頃、応援メッセージのコーナーも終了。モニターを見ていた三遊亭は何も知らなかった鶴田に、この事実を伝えた。鶴田は「え?じゃあ、歌対決だったんだぁ」とのんきに反応した。

 前の週のオークスでは松嶋菜々子とビジュアル対決を繰り広げた鶴田。これは「史上に残る名勝負」との評価も聞かれたほどだった。しかし歌となると事態は一変。三遊亭は静かに首を左右に振りながら「対決にはなっていない」と、両者の歌唱力を比較することすら拒否した。

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”反省クラブ”

 ダービーを観戦しに来た山川牧が最終レース後に参加。TSSの出番の都合で、この日が初めてのダービーライブ観戦であった。「真理ちゃんはこんなにラッキーだったのか」というのが率直な感想、「涙が溢れました」と告白した。「本当に良かった。やっぱり生で見ないとダメ!競馬場に来ないとこの快感は味わえないと思った」と、完全に満ち足りた様子を見せた。

 ダービーの場にいることに感動して”じんわり”来ていた山川は叫び声を挙げることはなかった。山川によれば、一緒に観戦した水上の叫びぶりが興奮を高めたとのこと、それほど凄まじいもののようだ。三遊亭は「4階の指定席の柱が崩れかけてますから」と注意を呼びかけた。

 やはりダービーを生で見たい出演者達は、来年のローテーションをダービーから外してもらいたいと、素直に語った。鶴田がスタンドから放送しようかと提案したが、三遊亭は仕事をしながらの観戦に拒否感を示した。応援したくないジョッキーが優勝しても「よかったですね」と言わなければならないのが苦痛だからだ(この日の河内ならOK)。鶴田は「師匠もね、プライベートになると全然違うもんね」と分析し、山川も「いい人ぶっちゃう癖がある」と評価した。三遊亭は否定しなかった。

 反省クラブの最中、スタンド前ではイベントが行われており、河内と間がモニターに映し出されていた。鶴田は「まるで兄弟みたい」だと言い表した。三遊亭は完全に同系統だとの判断を下した。須藤がどっちがどっちだかわからないと述べたところで水上が、「マントヒヒとマンドリルの違い」と言い表した。

 鶴田の歌声について意見が寄せられた。鶴田の歌を聴いていた山川は「あそこまで歌うか」と思いつつも「音痴だと聞いていたけど全然下手ではない」と及第点を与えた。山川らに鶴田の音痴ぶりを吹き込んでいるのは三遊亭だ。鶴田は応援メッセージで奇数番を担当していることを伝え、歌えるメッセージの投稿を、それとなくリスナーに呼びかけた。反省大賞は鶴田の歌声を持ち上げたリスナーに与えられたが、三遊亭は「感性が間違ってますよー」と指摘を加えた。

 山川の話によれば、武豊はエアシャカールでダービーを勝った場合に、TSSに出演することを見栄晴と約束していた。見栄晴と出演の約束をしたときは常に豊は敗れる。水上は「見栄晴の悪運がいかに強いか。武豊の持っている運より見栄晴の持っている悪運がどれほど強いか」と解説した。松田は「そんなことで負けてしまうなんてかわいそう」と、武豊に同情した。

 エアシャカールがヨレて審議になった件について、水上が次のように解説した。「ゴール前でエアシャカールは苦しがっていたんだけど、豊さんが”あぶない”と思ってムチを逆に持ち替えたんですよ。それで衝突は回避されたんだけど、持ち替えた後、追えてないんですよ。あのまま追えてたらエアシャカールが勝ってたかもしれない。でもそれをやったら、後味の悪いダービーになったかもしれない。それを考えると武豊もプロフェッショナルだったということですよ。着順を捨ててまでムチを持ち替えて安全を取ったわけだから」。これを聞いた他の出演者達は「んー、いいこと言う!」と絶賛の声を挙げた。三遊亭が「役に立つんですよ、先生は」と褒めると、水上は「俺を持ち上げてどうするんですか」と戸惑いの表情を見せた。言葉で虐められる(特に女性に、中でも坂本理恵に)のが好きだと広言する水上だが、面と向かって褒められるのは苦手なようだ。三遊亭が「先生は予想するよりも解説をさせた方がいい」と落としにかかると、水上は「結果を語らせりゃ日本一」と呼応した。

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”次週の出演”

 次週土曜日の出演者紹介で、出番のはずの山川が「休みます」と述べた。おかしいと思った三遊亭が確認を求めると、山川は「気が抜けちゃった」と漏らした。三遊亭は「ズル休みはダメだ!」と叱責した。続いて坂本の代役で来週も出演することになった松田も「休みたくなった」と、エアシャカール敗戦のショックから立ち直れていなかった。しかし三遊亭に励まされ、「頑張る!」と気を取り直していた。

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以上
記者による次回発行は6月3日(土)分の予定。
【6月3日】レポーター:海苔煎餅
全文敬称略

”オープニング”

 ここのところ、週末は天気がはっきりしない。不満そうに語ったのは三遊亭五九楽。山川牧は、外で楽しむ分にはかえって過ごしやすくてよい、とポジティブに捕らえていた。週の中間は好天の暑い日が続いたが、諸井ルミ子は「時計焼け」をしたという。

 中京では愛知杯が行われる。年の暮れに行われていたのが、この時期に移動。三遊亭は半年の間に2度行われ、2回とも出走する馬がいることに注目した。これについて諸井は「記念ですね」とのコメントを差し挟んだが、一体何の記念になるのかが不明。十分な考えもないまま、雰囲気に任せて適当に発言してみた、という見方が有力だ。

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”場内にこだまする「だよ〜ん」”

 今開催から館内連動化したオープニング。メンバー紹介も「○○です」、と極めてフォーマルなものだ。三遊亭、山川、諸井が大人しく名乗りを上げたところで、次の出演者は「松田珠実だよ〜ん」と異彩を放った。

 反省クラブで松田が打ち明けたのだが、館内連動の意識が全くなく、前の3人がまじめに挨拶しているのを、松田は”ネタ振り”だと思い込み、落とさなければいけないと考えたとのことだ。後に館内連動だったことに気づき、非常に恥ずかしい思いをしたようだ。

 場面が変わって、朝の3択出題のコーナー。パドックブースにカメラが切り換えられると、いつもなら手を振って愛嬌を振りまく松田なのだが、神妙な面持ちで「松田珠実です」と、お辞儀をした。この様子をモニターで見ていた山川と諸井は、おかしさのあまり吹き出してしまった。

 3拓の出題が終了してパドック中継が始まるまでの間、スタジオとパドックブースでコミュニケーションが図られた。三遊亭に呼びかけられた松田は「松田珠実でございます」と、今度はさらに丁寧な挨拶。「ちょっとやらかしてしまいました。申し訳ありません」と反省しきりであった。三遊亭はオープニングの際に、笑いを必死にこらえていたことを伝えた。松田は気持ちを入れ替え、次のように決意を表した。「ふんどしではなく、Tバックの紐をキリリと締めました」。

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”沖田&珠実”

 次週からは3歳馬がデビュー。1年は早いという沖田雅輝。松田が「沖田さんも年を取るはずですよ」と、冷やかし気味に話したところ、沖田は「年を取るばかりで何の実もない気がする」と自嘲した。キャリアが長いとシーラカンスと言われる、と気勢の上がらない沖田に対し、松田は「それだけ重鎮なんですよ」と元気づけようとした。これを受けた沖田が「体が重いだけですよ」と返すと、松田が「それもありますね」と認めたため、否定してほしかった沖田は「困ったもんですね」と、ため息をついた。

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”西島大和の調教師列伝”

 安田記念を2勝している、藤沢和雄調教師を紹介。

 昭和26年9月22日生まれ。昭和62年3月1日、調教師免許を取得。JRA通算486勝、重賞37勝。主な管理馬にスティンガー、シンボリインディ、マチカネキンノホシなど。過去の管理馬にはタイキシャトル、タイキブリザード、バブルガムフェロー、シンコウラブリイ、シンコウキングなどG1馬の名前が並ぶ。

 西島大和に言わせれば、努力の人。助手時代にカツトップエース、シンボリルドルフと出会えたことが、調教師としての仕事に影響を与えている、と藤沢は語っている。「これでいい」と満足することがなく、ありとあらゆることに挑戦するすごい調教師だと、岡部に言わしめる。昨秋スティンガーが秋華賞ではなく天皇賞を選んだことが一例だが、レースにではなく、馬の個性に合わせて番組を選ぶという、馬中心の考えにより行動している。

 外国産でも来年からはダービーに2頭まで出走可能となる。来年からはクラシックを取ろうかな、と野望を燃やしている。今年については60勝を目標に置いている。

 これまでの管理馬の中で、最も可愛く思ったのが初めてG1の栄誉をもたらしたシンコウラブリイ。残念な思い出としてはタイキシャトルのスプリンターズステークス3着。走る気がなかったのに出走させて、かわいそうなことをしたと後悔している。

 西島は藤沢のさらなる活躍に期待を寄せている。

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”須田ワンハンドレッド鷹雄と水上スタディ学の、今日の推奨馬”

本年5月28日放送分までの回収率
須田鷹雄  単勝 51.7%  複勝 80.3%
水上学    単勝 87.4%   複勝 85.8%

 山川は構成作家の二人について、競馬の仕事は増えていても、推奨馬の回収率は元を取れない状況が相変わらずだ、と嘆いた。

○この日の推奨馬と成績
須田 10R   ミスターサウスポー →  3着 (複勝:110円)
   12R   イブキトキワゴゼン →  6着
水上  9R   ゲイリーエクシード →  6着
   10R   グラヴィティタイム →  2着 (複勝:130円)
   11R   リージェントブラフ →  7着

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”牧も歌った”

 「ルバーンと一発、やってみよーうよー」というのはTSSホームページに寄せられたG1出走馬応援メッセージの一つ。歌にのせて紹介したのは山川だった。しかし照れくさそうな歌い方で、ノリはイマイチ。関係者の酷評をよそに強引に歌おうとする鶴田真理子は別格としても、キャスターマイルド、マイルドライトの4人の中で、山川だけが歌に対して消極的に思える。開き直りとともに、せっかくの意見を提出したリスナーの熱意に応えるような、腹筋に力のこもった快活な歌声が望まれる。

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”Tシャツ姿をけなされるAD”

 3択クエスチョンの賞品はTSSオリジナルTシャツ。抽選会にこれを着て現れたのは三浦AD。山川はTシャツについて、「誰でも三浦さんよりは似合う」と説明し、諸井は「底辺(三浦のこと)を見てるからね」と補足した。

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”うらやましい北海道組”

 ダービーが終わり、腑抜けになってしまったという森下三郎。北上して函館競馬に挑む記者連中がうらやましくてたまらないとのこと。

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”ランダムエピソード”

 クラシックの豆知識が○×クイズ形式で紹介された。

1.クラシックを全勝したオーナーは一人だけいる→×(社台RHが4勝。桜花賞が未勝利)
2.昭和50年代以降の桜花賞馬はすべて北海道産である→○
3.戦前、北海道産のダービー馬はいなかった→×(昭和18年までのダービー馬は本州生まれだが、戦前最後のダービー馬・カイソウは北海道産)
4.クラシック5競走の勝馬がすべて同じ競馬場でデビューした年はない→○
5.地方競馬出身の菊花賞馬は、まだ出ていない→○
6.3着まで同一種牡馬が占めたクラシックレースがある→×(H7天皇賞春、H9宝塚記念では例あり)
7.戦後、牡馬クラシックを制した牝馬はいない→×(S23皐月賞をヒデヒカリが勝利)

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”かしましコミュニティ”

 この日のテーマは「私の歴代No.1マイラー」。三遊亭が「マイラーといえば、私が出てくるしかないでしょう。競馬界始まって以来の名馬がたぶん出てきますので」と、含みのある発言とともに登場した。以下、リスナーから意見のあった馬の名前を、三遊亭の評価を添えて紹介する。

・ニッポーテイオー「まだ小粒」
・ニホンピロウイナー「でも、まだ小粒」
・サッカーボーイ「でも、まだまだ」
・オグリキャップ「中距離で活躍したため、名マイラーという印象が乏しい」
・シンコウラブリイ「いい女だった」
・ヤマニンゼファー「まだまだ、1枚も2枚も下」
・サクラチトセオー(三遊亭の評価コメント無し)
・ノースフライト「可愛いが、可愛いだけじゃダメ」
・トロットサンダー(三遊亭の評価コメント無し)
・タイキシャトル「名馬だ。タイキシャトルごときじゃ、まだまだ名マイラーとは...」

 ここまで紹介したところで、わずかな間が生じ、三遊亭は「まだ強いのが残ってるだろう」と、せかした。諸井が「一枚下に落ちたのを拾った」と言いながら、面倒くさそうに意見を読み上げた。「ダイタクヘリオスだって」。これを待っていた三遊亭は「え、何だって?もう一度言ってくれ!」と、がぜん色めき立った。リスナーの意見は「強いときは滅法強い。弱いときはハイペースで逃げ潰れる」という意見だったが、「いいじゃねーか!メリハリついた馬を名マイラーと呼ぶんだよ!あんなにすごい走りを見せた馬はいなかった。格好良い走りをすればいいってもんじゃないんだよ。格好悪く不様に走っても強い勝ち方をする。負けるときはいさぎよく思いっきり負ける。中途半端な負け方はしない。こういう馬のことを名マイラーと言うんじゃ!」という、いつもながらの都合良い理屈をくっつけて、ダイタクヘリオスを徹底的に擁護した。

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”3歳新馬戦直前スペシャル、新世紀のスターを探せ”

 3歳の期待馬についての解説が須田によりなされた。なお、記事中の馬名については確認する資料を持たないため、標記を誤っているおそれがあります。

 牧場や厩舎での評判は当てにならない。調教師が2歳馬と3歳馬を間違えることはザラ。出世する馬を探す上では、どの厩舎に所属するのかが鍵。

 勢いの衰えないサンデーサイレンス。須田の今年のイチ押しはアドマイヤセレクト。一昨年のセレクトセールで一番の高値を付けた馬。当歳時に骨折したという噂もあるが、本当だとしても関係はないだろうという。関西の橋田厩舎。他ではヴェルデマーレ(池江厩舎)、ロゼノワールに期待。

 藤沢厩舎にはサンデーサイレンス産駒もいるが、カーネギー×ダイナアイドル、ラムタラ×メローフルーツなどが面白い。

 新種牡馬について。水上はザグレブを推している。ダンスインザダークはダイタクリーヴァの下がいる。ラムタラはメローフルーツの子がいる。ラムタラの初年度産駒はパッとしなかったが、ラムタラ自身の完成度が高いため、父母の欠けている部分を埋めるということになりにくい。母似に出た方がいい。ナリタブライアンも同じ。

 マル外がダービーに出られることになり、注目はエイシン。スカウト力が凄い。2400mでスカウト力が発揮されるかどうかが最大のポイント。キーンランドセールで買った牡馬3頭は明らかにダービーを意識していると考えられる(父シルヴァーホーク・母父ゴーンウエスト、父シアトリカル、父ゴーンウエスト)

 牝馬ではオトメノイノリの子、ピアノソナタ(父トニービン)、スペランツァ(父サンデーサイレンス、山内厩舎)などに期待。

 須田の編集した「赤本」には、来年のダービー馬がどこかしらにリストアップされているはずだとのことだが、外国産の庭先取引馬や自家生産馬は網羅できるはずもなく、これらが秋も深まった頃にデビューしてダービーを勝つとすれば、どうしようもないそうだ。

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”エーデルワイスステークス”

 10レースのパドック解説(非グリーンチャンネル)におき、松田は今田禎嘉にエーデルワイスを歌いますか、と誘った。しかし今田は無反応。松田は「ノリが悪ーい!」と不満を訴えた。その直後、松田はこのレースの条件(4歳900万下)説明において、「9歳500万下」と言い間違えてしまった。他人のノリをとやかく行っている間に、松田は本業への集中力を欠いたのだ。

 今田は松田の誘いに乗らなかったことについて、本当は静かで寡黙な男であることを見せたかったのだと説明した。しかし松田は「それは嘘でーす」と機敏に反応した。
  
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”パソコンに求めるスペック”

 TSSホームページを紹介しつつ、山川は「コンピュータを始めた」ことに触れた。諸井が「パソコン」と言うべきだとツッコミを入れたが、山川は「師匠と一緒に”コンピュータ”で通す」と意地を張り続ける構えだ。山川がパソコンを選ぶ際の基準は、ソリティアができること、である。

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”最終レース前のひととき”

 反省クラブの意見募集をアナウンスしている間、応募用紙が表に出されていなかったため、スタッフが急いでエントリボックス上に用紙を置きに行った。そのスタッフの名前はマエジマだと、山川が説明した。

 反省クラブに寄せていただく意見の例として山川が「かしましコミュニティで師匠が語りきれなかったダイタクヘリオスへの...」と発言したところに、諸井が「批判とか」と割って入った。三遊亭は予想外の発言に「なんで批判なんだよ!」と慌て、発言の撤回を求めた。ただ、冷静さを失った三遊亭はダイタクヘリオスについて「昭和の名馬なんだから」と述べたが、同馬は昭和の競馬を走ってはいない。

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”ダイタクヘリオスに関する熱き語り:反省クラブにて”

 「誰それの熱き語りをもっと聞きたい」という意見。誰それ、とはもちろん三遊亭のこと。山川は「○○さん(意見を提出した女性リスナーの名前)て、誰にでも優しいの」と注釈し、諸井は「師匠に気を配ったってことでしょ」と、その意図するところを解明した。三遊亭は「気を配ったのか、これは?じゃあ、俺を慰めてるってことなのか?五九楽師匠は空回りして熱すぎたと、冷ます意味でこういうことを書いてきたのか?違うだろう」と反論した。

 さらに、「(リスナーは)心の底から良かったと思っているんだよ。○○さんはたぶん口では言えないけど、ダイタクヘリオスが好きなんだ。ダイタクヘリオスが好きだと言っちゃうと、たぶんあそこ(○○さんの仲間達を見ながら)の集団で袋叩きにあうから言わないだけの話であって。女性だから、シンコウラブリイが可愛いとか、ノースフライトが可愛らしいわね、と言った方が女性らしいから。あんな汚い走り方をするダイタクヘリオスなんかを好きだと言う女性はなかなか現れるものじゃないんだ。だけど本当は好きなんだ。だからその思いを託して、こうやって書いてきてくれたんだ」とまくし立てた。

 ダイタクヘリオスについては1日でも2日でも語るという三遊亭。山川は「○○さんと直々に、そこのテーブルに座って、聞いて下さい」と提案し、三遊亭は「いいよ、時間があったら」と回答した。諸井は「じゃあ、袋叩きにあって下さい」と付け加えた。

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”エンディング”

 番組の最後、三遊亭は「明日も東京競馬場でお会いしましょう」といつも通りの挨拶で締めくくろうとした。ところが急に「お会いするったって、僕は会いません」と余計な言葉を加えたために締まらなくなってしまった。諸井は「ちょっと冷たいね」と非難。三遊亭は「しょうがないだろ、明日休みなんだもん。会わないのに会いましょうって言ったら嘘になるだろう」と釈明。山川が「じゃ、TSSを代表して」と、再度締め直すように促すと、三遊亭は「TSSに会って下さい、ということですね」と納得した。三遊亭が「ということで、明日もTSSに会って下さい」とやり直したが、山川が「変だよ」というように、まったくハマっていなかった。そこで翌日も出演する松田が「明日もTSSでお会いしましょう」と代理を務め、無事番組は終了した。

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以上
記者による次回発行は6月11日(日)分の予定。
【6月4日】レポーター:てつじん
■ 朝から語るエモシオン ■
<< オープニングトーク >

 「日曜日の朝はおでんの鶴田真理子と」「同じくおでんの須藤由美子です」で始まったTSSの(ノーマルバージョンの)オープニングトーク。朝からお二人とも居酒屋モードのメニューですが、案外朝ごはんとしてのおでんも捨てがたいものだということをその日知ったレポータであった。
 
 閑話休題。今日は競馬キャスターとしての原「エモシオン」良馬氏の登場であるが、相変わらずの見栄晴氏との仲の良さ(?)を見せて、しょっぱならからハイペースなトーク。出演時間ぎりぎりにサテライトにあらわれたらしく「いやぁ、あんまりゆっくりしてると、見栄ちゃんとつまんない話しばっかりしてつかれる」とジャブをかましつつ、返す刀で「(ていねいに)真理子ちゃん、由美子ちゃん、こんにちは」と女性陣にはダンディを気取って対応。それに対してあきれ顔の見栄晴氏。そんなわけで、まぁいつも通りに始まったG1当日のTSSであった。

 朝のコメントで唯一特筆すべきは、安田記念に騎乗予定だったデットーリ騎手であったが、飛行機事故でオドノヒュー騎手に乗り替わりになった。原さん、このオドノヒュー騎手を評して「ジャイアンツで言えば、ガルベス(2軍にいる一応有力投手)のような騎手」と非常にわかりづらいコメントをいただいた。

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■ 控除率が鍵? ■
<< 構成作家の今日の推奨馬 >

- 回収率 -
須田氏:単勝50.7% 複勝79.8%
水上氏:単勝85.5% 複勝84.8%

この回収率について、水上氏のコメント「控除率を引けば....(回収している)」

- 推奨馬 -

須田氏
 6R13番カルディナーレ→★2着 複170
 9R15番ツキノコトブキ→★3着 複160
11R16番イーグルカフェ→13着

水上氏
 5R 9番サクラプラチナ→7着
10R 1番キョウワデインヒル→6着
11R 2番アドマイヤカイザー→8着

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■ 原&水上vs見栄晴の構図が.... ■
<< 歴代NO.1マイラーを決めよう! >

詳しい内容はこちらへ。
http://www.prc.jrao.ne.jp/TSS/ef_info.html

昭和、平成前半、平成後半でそれぞれのNo.1を決めて、最後にその3頭の中から一番を決める。
<昭和 >
見栄晴氏:ニホンピロウィナーかニッポーテイオー
水上氏 :サッカーボーイ
原良馬氏:ニホンピロウィナーかニッポーテイオー

結果→多数決でニッポーテイオー
原さん「珍しく見栄ちゃんと僕が意見があったからね」の一言が決め手。

<平成前半 >
見栄晴氏:該当馬無し(ヤマニンゼファー)
水上氏 :オグリキャップ
原良馬氏:オグリキャップ

結果→多数決でオグリキャップ

見栄晴氏「猫も杓子も、オグリ、オグリってやだなぁ。あれは松嶋さん家のネコの名前」
水上氏「言うことないからって、ベタなネタ言っちゃだめだよ」

<平成後半 >
見栄晴氏:タイキシャトル
水上氏 :トロットサンダー(ノースフライトと悩んで)
原良馬氏:ノースフライト

結果→サテライトの人まで多数決に含めてタイキシャトル

見栄晴氏「(水上氏がトロットサンダーを選んだのを見て)日高好きなんだ。」

<最終決戦 >

 牧場で3頭でやらせたいね〜(笑)ニッポーテイオーが逃げて、タイキシャトルがその後ろつけて、一番後ろでオグリキャップが着くということだろうけど、やっぱりニッポーテイオーは落ちるので、タイキシャトルとオグリキャップのどちらかで決めよう、ということに。

結果→最後は3人が同時に馬の名前を言ってオグリキャップに決まりかけたが、一人タイキシャトルと言った見栄晴氏の無理なお願いで、サテライトの前の人の多数決を取ったが、それでもオグリキャップ。

補足:水上氏曰く、59年以前ならば圧倒的にトウショウボーイ。あの馬場で1分33秒を出したのはスゴイ。オグリキャップと合わせても3馬身オグリをちぎりすてるはず。

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■ 私の馬に専属のカメラマンを....。 ■
<< 競馬ランダムエピソード:チェリー珠 >

 昭和62年5月17日の安田記念のフレッシュボイスの馬主の遠藤さんのお話。当日の馬房で絶好調のフレッシュボイスの勝利を確信した遠藤さんは、その足でJRAの写真班の詰め所へ言って「フレッシュボイスが勝つので、私の馬を撮影する専属の人を付けて欲しい」とお願いをした。つまり、前の馬にピントを合わせていると、追い込みのフレッシュボイスをとらえられないので、フレッシュボイスだけにズームインしているカメラマンがいた方がいい、ということだ。遠藤さんは詰め所を出た時に「なんてずうずうしい事を言ってしまったのだろう」と思ったのだが、詰め所に入るまではそんなことを思いもせず、勝利を確信していたそうである。
 
 結果は、見事フレッシュボイスが外ラチ近いところから追い込んでの勝利。1ヶ月後の優駿の写真にはニッポーテイオーとの一騎打ちの写真が載っており、1番人気のニッポーテイオーがぼやけ気味で、勝ったフレッシュボイスに見事にピントが合っています。

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■ 私怒ってます ■
<< かしましコミュニティ >

 由美子ちゃんは、馬券を買う時にマークカードを書き間違えて戻る際に自動券売機に入れていた1万円を忘れてしまって、あわてて戻ったが無かった事に怒っている。ほのぼのと生活してるので、怒ったことがないというのが真理子さん、それに同乗した珠ちゃん。リスナーからの満員電車で怒ってるという意見に、最近は私は声が出ちゃうな「やめてください」とか「痛い」とか。やなお姉さんになっちゃってるかな?という真理子さんに、「お姉さんならまだいいんじゃない?」と由美子ちゃんのツッコミ「何がいいたいの?」
 
 NHKの番組で騎手を選手と呼んで、アナウンサーの不勉強さに怒っているリスナーに対し、由美子ちゃんはサッカーの選手のインタビューで逆に選手を騎手と呼んでしまった自分のネタを披露。

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■ エアジハード ■
<< 馬のアルバム:由美子ちゃん >

 千歳の社台ファーム生まれ、牧場時代は健康優良児でバブルガムフェローと同じぐらいとの評価。じっくり使って、NHKマイルではエルコンドルパサーに負けはしたが、実はこのレースでは大外を回されながら、凄い脚を使っていたのである。ここからエアジハードは勝ち上がり、5歳を迎えた京王杯では、ゲートで怪我をしながらグラスワンダーに詰め寄る勢い。そしてその次の安田記念では、そのグラスワンダーを差しきりG1を勝利。

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■ 調教コースについて ■
<< 競馬の礎:永田雄三氏 >

- 坂路について -

 傾斜は3〜5%(100m行って3〜5m登る)が良いとされる。ちなみに、東京コースは1.2%中山コースは1.6%の勾配となっている。美浦は4%、栗東は3.5%の傾斜のコースである。馬にかかる負担は、平坦と坂路では同じ負荷なら1ハロンで2秒差ぐらいの速度差になる。つまり、坂路で15-15をすることは、平坦な所での13-13に相当する負荷をかけることになる。また、走るフォームとしてはピッチ走法になり、後肢を踏み込まないと前に進めないので、後ろ足が鍛えられる。また、背中を丸め気味に走らないといけないので、背中の柔軟性も高まる。ではあるが、いきなり坂路で強く追うようことはせず、段階を追ってやらないと、馬を痛めることになる。また、坂路に敷き詰めてあるウッドは脚の負担が少ないが、新しいウッドなどだと、つかみづらいこともあり、転倒の元にもなってしまうことがある。

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■ 合田さんが今週は語る ■
<< 反省クラブ >

 海外競馬といえば、この人。合田直弘さんと須田さんが加わって、今日もリスナーの書きでは無いが聞きでのある反省クラブであった。
 
 勝ったフェアリーキングプローンの所属する香港のアラン厩舎は要注意。元々フェアリーキングプローンは他の厩舎で短距離を使っており、アラン師はもっと距離の長いものを使えばよいと思っていたのだが、丁度転厩により自厩の馬となり、安田記念に参戦。また、フラッド騎手は香港ではベテランの騎手で、見たら買っておく騎手の一人でもある。

 おそらく、関係者はかなり馬券を買ってるとのこと。下手したら1500万程買ってるかもしれないそうであり、インディジェナスのJCの時も「鼻血が出る程」スペシャルウィークの馬券を買ってたそうである。合田さんはアラン師と懇意であり、これから一緒に食事に行くそうで、出演者はかなりうらやましがる。ただ、香港がすべてこのレベルと思うのは誤解であり、アラン師が狙ってきている時が要注意である。

 もっと、海外馬の情報が欲しいとの見栄晴氏の意見に対して、香港とアメリカなら競馬を仕入れられるが、UAEはゴドルフィンの厩舎はすべて取材拒否、ヨーロッパはニューマーケットに見られるように情報を仕入れづらい、とのこと。

 武騎手の遠征に関しては、最初の一ヶ月がうまくいけば、トップジョッキーに食い込めるだろう。蝦名騎手に関しては、場所(東海岸)がトップジョッキーが分散し、手薄になるこのタイミングで行くのはベストの時期を選んでいる。細江騎手というのは武騎手に言わせてもすごくて、海外で調教に乗せてもらうのは大変な苦労なのに、彼女はあっさり乗せてもらるようになったそうである。彼女は苦労をしているのだが、今はいい方向にまわっている。余談だが、酔っぱらった細江騎手と鈴木淑子さんから須田さんは要領の得ない電話をもらったそうである。

 外国の馬はアルファベットで18文字までのルール。U can call me Mr.Luckyなどの長い名前の馬もいる。アメリカではMore Money More Money More Money(読みで Momany Momany Momany(?))という馬もいたとのこと。

以上。
【6月10日】レポーター:てつじん
■ じめじめを吹き飛ばす....。 ■
<< オープニングトーク >

 G1も一段落、のんびりムードで始まった今日のTSS。あいかわらずエントリーカードを折るのを忘れて、60度ぐらいの角度でビリビリやってしまった牧さんも今日はラフな服装。ルミ子ちゃんは夏っぽい涼しげな格好と、すっかり夏競馬っぽい雰囲気だった。とはいいんがら、季節は梅雨入りしたてとあって、1R前までは土砂降りに近い雨の中。リスナーもまわりにいない静かなサテライトからの放送であった。ただ1R終わった後からは天候はなんとか曇りにまで回復し、お昼頃にはいつも通り人数(というより、いつも通りのメンバーが揃った)のサテライト前になっていた。

 今週は坂本理恵様のパドックアナウンサーであったのだが、このじめじめした季節はいやだねぇ、という五九楽師匠の振りに対して理恵ちゃんのコメント。パドックブースは、じめじめなんですが今日はそれでも神喰さんなので(?)いくぶん楽です。とおべっかなのか、ネタふりなのか微妙なラインの発言。理恵ちゃん曰く「競馬界のジャン・レノ」と呼ばれる神喰さんは動ぜず軽くうけながす、いつものダンディぶりでした。

 ぎりぎりに走ってブースへやって来た西島さん。朝の元気な挨拶につづく、今日の注目ジョッキーのコーナーでは、江田照騎手を推奨。なぜか嬉しそうにこの騎手を選んだ理由を説明していたのだが、最後に「彼は勝てなかった時には泣い”てる”その時、矢野照先生は怒っ”てる”」とネタを御披露。「これが言いたかったのね!」と牧さんのつっこみ。この日の江田照騎手の騎乗馬を考えると、このネタの為にこの騎手を選んだとしか思えないのだが....。

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■ 奥平真治調教師 ■
<< 西島大和の調教師列伝 >

 調教師生活30年目の63歳、通算701勝(重賞49勝)現役では通算勝率3位(重賞勝数2位)。現在の主な管理馬はケイワンバイキング、クロックワーク、メジロアトラス、かつての活躍馬は牝馬3冠馬メジロラモーヌ、メジロアルダン、メジロライアン、レオダーバン等。メジロ、トウショウブランドのメインステーブルとして有名。マザートウショウ、マリーゴッドで函館3歳Sを、ケイワンバイキングで函館SSを制覇と北海道開催に強い調教師でもある。

 別に本人は意識して、北海道を使っているわけではないが、夏で頑張って秋へつなごうと思っているから結果的に勝っているのであろう。無口な先生で、聞かれると「そうかぁ、そうかぁ」としか答えてくれず、うまく誘導質問しないと思い通りの答えが出てこない。牝馬の名人として有名な稲葉調教師のもとで修業をして調教師となった。強さという点では、ラモーヌが一番であり人気で勝てたのがその強さの現れだとコメントしている。温厚な方で、馬主さんにあれこれ要求したことはなく、自分の努力で勝利を手に入れてきた、地道に頑張るタイプ。無欲でダービーを取りたいとかの事を言うことはない。ファミリーを大事にし、奥平先生を囲む会というのがダービーの後に毎年17〜18年間も行われていることからも、人望が厚い。

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■ 今日は回収率向上! ■
<< 構成作家の今日の推奨馬 >

- 回収率 -
須田氏:単勝49.2% 複勝80.7%
水上氏:単勝83.6% 複勝83.0%

- 推奨馬 -

須田氏
  7R13番ムーンクラフト→★1着 単850 複290
 10R 1番エーピーランド→6着

水上氏
  7R 9番トーホーライジン→★2着 複150
  8R18番ホーマンプレーヤー→★2着 複180
中京9R12番プレゼントシチー→11着

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■ アラン調教師とは ■
<< ランダムエピソード:ルミ子ちゃん >

 フェアリーキングプローンで安田記念を制覇した、アラン調教師のお話。師の海外遠征の狙い時は騎手で判別できる。オリエンタルエクスプレス、インディジェナスでG1を2着した時は、D・ホワイト騎手で、彼は香港リーディングの上位、今回のフェアリーキングプローンのフラッド騎手は今年の香港リーディング。去年の負けた時のオリエンタルに乗っていたのは、リーディング上位とまではいかないサンマルタン騎手(イブ・サンマルタンの息子)であり、ホーリーグレイルも中国人騎手としてはまぁまぁだが、これもリーディングとまではいかない騎手であった。
 
 次回のアラン厩舎の遠征予定としては、JCにハウスマスター(イギリスダービー3着馬)を登録したいとの希望。スプリンターズSにはタジャスール?(注:大 殺 手 TAJASURだと思います、5/7に「主席奬」でフェアリーキングプローンを負かしています)をフェアリーキングプローンと共に連れてきたいと思っているとのこと。
 
余談:掌 門 HOUSE MASTERは5/21 香港冠軍曁遮打杯をインディジェナスを破って優勝しています。

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■ 嗚呼、あこがれの北の大地 ■
<< かしましコミュニティ >

 食べ物や牧場の話しがメインとなりかけたが、話題は「ススキノ」へ。出演のトラックマンにススキノについては聞いてみては、との意見が。牧さんは、今日の竹内さんはそんなに詳しくないだろうなぁ、というイメージを持っている。ルミ子ちゃんは「じゃあ佐々木さん?(なら詳しいかな)」とチャレンジャーな発言「聞いてたら、おこられるで」と牧さん。穴問答の時にでも聞いてみたら?ということになり、実際ルミ子ちゃんは聞いてみたのだが、かなり詳しそうなことが判明。この話題は結局反省クラブまでもちこまれた。

 母が北海道までフェリーで13時間の所を、3時間と勘違いして、近くて楽しみにしてしまったというリスナー、北海道にはゴキブリがいないところからしばらくはゴキブリトークなどがあった。TSSでも牧場めぐりをしたそうで、牧さんと理恵さんの共通の意見としては「私たちも吉田牧場の娘に産まれればよかったね」だそうだ。とにかく広くていいところだった。ただ、広すぎるので車で走る時は速度に注意しないとすぐ警察につかまる、と自分の経験談を踏まえたコメントを牧さんが。

御参考までに:
[リアルタイムのススキノの様子:ライブカメラサイト]
http://www.hbc.co.jp/susukino.html

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■ 嗚呼、あこがれのススキノ ■
<< 反省クラブ >

 この時間になると、まゆ毛が下がってしまって女は大変なのだ、と牧さん。日本人のまゆ毛は下がるように生えている、一日たてばだんだん下がってくるのだと講釈をいただきました。このコメントから始まった反省クラブ。やはり、最初はススキノの話から。竹内さんがあれだけススキノ好きとは知らなかったと女性陣のコメント。本人は「家族が聴いてたらどうしよう」と不安になったそうだ。ルミ子はススキノがどんな場所か知らず「竹内さんに連れていってもらおうっと」と発言。ススキノはゴージャス!!!な遊びができる所と思っているようである。男の人にとっては天国とは理恵ちゃんのコメント。師匠は男性は男性なりに、女性は女性なりに、一緒なら一緒なりに楽しめる所、と解説。「ダイタクヘリオスの話と、ススキノの話は師匠に聞くことにします」「全国の繁華街ならまかせておけ!」でこの話題を締めた。

 中京のメインレース(テレビ愛知OP)の話題に、逃げるダイタクヤマトを見て直線半ばで勝利を確信した五九楽師匠、さて2着は何かなと新聞に目を落としてまたモニタに目を戻した時にはダイタクヤマトが消えていたそうである。結果は5着である。ルミ子「面白かったよね〜」師匠「面白くない!」それに対してフェイマスケイが好きでそっちを追っかけていた牧さんは大喜び!(こちらは勝利)これを外から見ていたリスナーからの報告では、これみよがしに、子供のように喜んでいたとのこと。

 そのダイタクヤマトは太めかなぁ、という意見に対しては10kg分が師匠がもらえば、という意見も出た。とにかく、みんなが師匠がダイタクヘリオス好きというのを知っているため、こういったダイタクヤマトのネタ提供がこれほど多いのは、ありがたいと思っているとのこと。

 京都競馬場のターフィーはサインをしてくれるということで、東京競馬場のターフィー君にサインを頼んだら、ペンを持って固まったままになっていたそうである。努力を求むとのこと。

 次はPCの話題になり、牧さんがPCを購入ししたのでソリティア以外のゲームも覚えて欲しいとの意見。ルミ子はゲームはつまらないのでごみ箱行きにしてしまった。(たしかにiMacに付属のゲームは難しいし、簡単じゃないのでいまいち)理恵ちゃんは、VAIOに続いて今度はMacを購入。これに師匠が激しいつっこみ。「え、誰がかったの?」「私」「え、知りあいのおじちゃん?」「自分のお金使って買ったの」「そのお金をもらったんだ」とやりあう。結局自分のお金で働いたお金で買ったということだが、師匠の最後のセリフは「こんな人じゃなかったのだけどなぁ、自分のお金を使うなんて。」牧さんは「電化製品に限っては、もらってました」と追い討ちの暴露。「そういえば、口紅ももらってるって」とルミ子ちゃん(昔の口紅の話題を参照)そんなわけで坂本様集中砲火でした。

 今日も最後の締めのセリフで「また明日も東京競馬場で会いましょう」と自分が言うのがまたどうしても納得できない師匠は、理恵さんにそのコメントを頼むことに。

以上。
【6月11日】レポーター:海苔煎餅
全文敬称略

”オープニング”

 あいにくの雨の中を競馬場に来たファンに対し、この熱意が神様に伝わるのではないか、という見栄晴のあいさつでスタート。

 見栄晴は競艇場で赤ペンを買ってきた。これが競馬で勝つためのジンクスの一つということだったのだが。

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”TSSスペシャル:東信二の夏競馬ガイダンス”

 夏開催の時期、騎手時代の東信二はほとんど北海道シリーズに参戦した。昔は開幕の1ヶ月前には北海道に移動し、その間は中央場所に戻ることもあまりなく、専ら調教をつけていた。3歳馬の調教が楽しみで、一体どれだけ走るのか、と期待でウキウキする。その調教した3歳馬が勝利を挙げた際には、仕上げてきてよかったと満足感を得られる。

 夏は涼しい北海道が一番よい。休日には、ジョッキー達はゴルフをして過ごすことが多い。食べ物もおいしい。函館なら魚介類、札幌ならラーメン。

 関東の騎手でも成績がよければ関西の厩舎から騎乗依頼がかかる。初めて依頼を受けたときは、次回も依頼がかかるよう好成績を残そうと気合いが入る。

 以上が東の説明概要。途中、おすすめスポットとしてラベンダー畑を取りあげた東に対し、鶴田真理子は「信二さんには似合わないなあ」と率直に伝えた。札幌のラーメン横丁によく通ったという東に、鶴田は「夜はブイブイ言わせてたんじゃないですか?」と振り向けた。東は「ヒーヒー言ってました」と回答。「どういうこと?」と強い関心を示したのは須藤由美子であった。

 コーナー終了直後、東が「ためになったのかな?」と自身なさそうな声を漏らしたため、鶴田と須藤が声を揃えて「(ために)なりましたよ!」とフォローする一幕があった。

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”須田ワンハンドレッド鷹雄さまと水上スタディ・マナピーの、今日の推奨馬”

本年6月10日放送分までの回収率
須田鷹雄  単勝 56.3%  複勝 81.9%
水上学    単勝 81.8%   複勝 83.5%

 この成績について鶴田は、「浮いたり沈んだり、という感じですね」とコメント。さらに何かを言い足そうと鶴田と須藤が考えていたように思われるが、スタジオ内にいた水上が「余計なことを言うな」と言論統制をかけた模様だ。

○この日の推奨馬と成績
須田  4R   ブルーレッドブルー →  2着 (複勝:180円)
   12R   マイネルジェイソン →  4着
水上  3R   オーバルオフィス  →  5着
    7R   ダスティーウィン  →  2着 (複勝:270円)
    9R   シャドウランサー  → 12着

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”寒さ倍増”

 エントリーカードを投函に来るリスナーに対し、鶴田は「オークススクエアは滑りやすい」と注意を促した。須藤は「エントリーボックスの周りは特に滑りやすい」と付け加えた。その路面の様子を鶴田が「今にもコケが生えてきそう」と表現した直後、須藤は「こけやすい」と発言。静けさの漂う中、鶴田は「寒くなってきた」とつぶやいた。

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”TSSオリジナルTシャツ”

 3択クエスチョンの賞品はオリジナルTシャツ。今までのオリジナルTシャツの中では、今回のものが一番よいという鶴田。その理由はデザインのかわいさにあるという。須藤は同感を示しつつ、かわいいものを推したい理由を「かわいい私たちとしては...」という立場によるものだと豪語した。鶴田は一瞬、言葉を失った。

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”怪しい東の行動 in 北海道”

 5レースが終了し、東がスタジオを離れる時間となった。雨を気にする馬はいるが、ジョッキーはどうなのか、との話題になり、東は雨を嫌がるジョッキーもいると伝えた。東自身、雨は嫌いだったと発言。このため、「北海道に早めに行ったのはそのため(梅雨を避けるため)ですね」とのツッコミを受ける結果となった。

 北海道に乗り込んだ人達は熱心に”すすきの”へ繰り出す。このため、馬券の外れた者はともかく、当てた者でもお金が残らない、と東は説明した。本人がどうなのかを問われた東は「僕は貯金します」と答えた。しかし顔の笑っている東を見て、鶴田と須藤は、”すすきの”の話は東自身の体験談ではないかと不信感を募らせた。東は「人に聞いた話です」とあくまで潔白を通す構えを崩さなかった。

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”デジタル派の仲間入りか”

 TSS(オフィシャル)ホームページを東も覗いたとのことであり、東がインターネットを利用していることが明らかにされた。これは鶴田の口から伝えられたもの。

 競馬キャスター、解説者の中で、インターネットの利用者であることを明らかにしたのは、記者が把握する限り、東が最初だ。

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”かしましコミュニティ”

 この日のテーマは”私の尊敬する人”。

 リスナーの意見紹介に先立ち、女性出演者が各々の尊敬する人物を発表した。

 須藤は、早起きができる人、と述べた。須藤は低血圧でもあり、早起きは苦手なようだ。しかし須藤はこれまでTSSに遅刻したことがない。鶴田がこのことに触れると、「偉いねー!」「尊敬しちゃう!」と、須藤は自画自賛した。

 坂本理恵が尊敬するのは、決断の早い人。特に男性については、ぐずぐずしている人はダメだとのこと。

 鶴田の場合は、歌のうまい人。須藤はすかさず「自分にないものを求めるのね」と分析してみせた。

 歌の話題になったところで坂本は、カラオケで美声を聞かせる男には目がハートマークになると語った。普段はポイントの高くない男でも、それだけで株が上がるようだ。ともかく、坂本にかかると、いかなる話題も「オトコ」の話に転換されるのは気になる傾向だ。

 リスナーの意見。ジャンボ鶴田を尊敬というもの。鶴田(真理子)は子供の頃、「ジャンボ鶴田」と呼ばれ、嫌な思いをしたことがある。

 見栄晴にとってのパチンコの師、久保田篤(元いいとも青年隊)を尊敬するという意見があった。鶴田は父が最近パチンコにハマっており、儲かっていることを披露した。パチンコに関しては、坂本が以前パチンコにハマって貯金を使い果たしたMという人物に言及した。Mとは土曜日の出演者。今は大丈夫だとのこと。

 構成作家の水上を尊敬するという意見も寄せられた。この時、水上はパドック放送席にいた。坂本は、この意見を聞いた水上が耳まで真っ赤にしているとの情報を送った。

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”広末、柴崎の前には無力”

 10レースの穴問答、担当は須藤、解説は柴崎幸夫。須藤は開口一番、「お久しぶりです」と柴崎に挨拶した。しかし柴崎の反応は無に等しかった。須藤は「覚えていらっしゃいませんでしょうか」と投げかけてみたが、どうも柴崎の記憶の中から須藤の存在は完全に消し去られていたようだ。そこで須藤は「TSSの広末涼子です」と、再度懸命に刷り込みにかかった。人のよい柴崎は「はい、わかりました」と答えたが、その声は弱々しく、事態を飲み込めてはいなかったようだ。須藤が「私とは会わない方がいいかも。そうすれば、広末のイメージをずっと持っていられる」と続けたところで、坂本は「相手にしなくていいです」と遮った。坂本は以前、須藤が広末にちょっと似ている、と言ってしまったようだ。須藤が「広末似」を広言してはばからないのは、ここに原因があると判明した。

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”見栄晴のゲン担ぎ”

 赤ペンのジンクスもかなわず、敗れ去った見栄晴。この日、アイスコーヒーを飲んだ後に予想が的中したレースがあった。このため、メインレース前にもアイスコーヒーを1杯飲んで臨んだのだが、これもかなわず。後になり、メインレース(重賞)は2つだから、2杯飲まなければならなかったと後悔した見栄晴であった。

 見栄晴のジンクスには、女性の足を触る、というものもある。これは坂本が明らかにしたもの。見栄晴は山川牧に触ると馬券が外れ、坂本に触ると調子がいいと語った。

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”競走馬の命名”

 アンブラスモアは欽ちゃんと前川清の馬として有名だが、今年デビューする馬がおり、見栄晴は、前川とNHK宮本アナの3人で名前を付けるように頼まれている。前川が歌シリーズで行こうと決め、それにもとづき見栄晴がTSSスタッフにも相談してみたところ、「頭の大きな人」が「いいのを考えたよ」と言いながら提案したのは「エンドコウベ」。出典は名曲「そして神戸」。女性達は一様に「寒〜い」と悲鳴をあげた。

 その後「噂の女」がいいのでは、と意見がまとまったところで、これをフランス語にすることになった。フランス語がわからない3人であったため、宮本アナが久保純子に助言をもらうなどし、「フーマーレディ」に収まったとのこと。これで馬名登録を済ませたかどうかは不明とのこと。

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”広末再び”

 須藤が広末に似ている、というのに笑えたとの意見が反省クラブに寄せられた。須藤は「そこは笑うところじゃない」と反発した。どこが似ているのかを聞かれた須藤は「すべてが似ているらしい」と、平然と言ってのけた。一人ではしゃいでいる須藤に対して、まったく取り合う気のない見栄晴は「次に行きましょう」と、この話題を簡単に片づけた。

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”買っていないダイワテキサス”

 夕刊フジの見栄晴の予想でエプソムカップを当てたという意見。しかし当の見栄晴はダイワテキサスを買っていない。夕刊の締め切りが金曜日で、その時分には日曜の天気は大丈夫と踏んでいた。ところがこの日は降雨の不良馬場。これでダイワテキサスを除いてしまったのだ。

 見栄晴はリスナーに対し、「これからも信じて下さい。原さんよりは僕を信じて下さい」と訴えた。

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”出演者の借金体質”

 給料をもらったばかりなのに、もう小銭しか残っていないとの意見。話題はキャッシングに移行。見栄晴は水上にお金を借りることが多いようだ。ちゃんと返済しているため、信用して貸してもらっているとのこと。見栄晴は「頭の大きい人」にもお金を借りることがある。坂本は「頭の大きい人」について「お金を持ってます」と説明したついでに、「私も借りたことがある」と意表をついた。

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”エンディング”

 「サテライトからはボロボロの見栄晴と」、と挨拶をしたのを受け、残る3人はこれに合わせ、「ピカピカの鶴田真理子と」、「ツルツルの須藤由美子と」、「ムチムチの坂本理恵でした」と続いた。

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以上
記者による次回発行は6月17日(土)分の予定。

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