TOPタブ

■ TSS REPORT ■
【→LIST】

■TSSレポート:2000年第5回東京競馬
【10月7日】レポーター:海苔煎餅
全文敬称略

”オープニング”

 久しぶりの東京開催。景色が変わった、とスタジオから周囲を見渡した山川牧。中山は屋内のメディアホールからの放送だが、東京は視界が開けていて非常にやりやすいという三遊亭五九楽。

 三遊亭が「先週は秋のG1、スプリンターズステークスがありました」と淡々とした口調で話題を移すと、山川は楽しそうに「秋のG1開幕にふさわしいレースでしたね」と語り、三遊亭がはしゃぐのを待った。三遊亭は待ってましたとばかりに「素晴らしーい、レースでしたね」と力を込め、「あんなにいいレースは滅多にないです。今世紀最良のレースでしたね」と続けた。

────────────────────────────────────
”ターフ3択クエスチョン:朝の出題”

 3択アクションは、松田珠実が独自路線を走ったため、動作が揃わなかった。

 エントリーカードの切り分けの実演においては、山川があらかじめ切取線に折り目を付けるという変化が見られた。雑な切り方を度々指摘されてきた山川を、三遊亭は「学習能力がありますね」と冷やかした。山川は「やっとこさ、たどり着いた」と、ここまでの道のりが平坦でなかったことを伝えた。

────────────────────────────────────
”風邪を引いた五九楽”

 場内連動放送が終了した途端、山川は「泣き虫が喋っとるー!先週泣いたやろー!」と三遊亭をからかった。三遊亭はムキにはならず、「当たり前だ。当然、泣きましたよ」と冷静に応じた。山川に「涙声が続いていませんか?」と指摘された三遊亭の声は、確かにいつもと違った。本人いわく、ダイタクヤマトが優勝してしまったため、一週間ずっとドンチャン騒ぎをした結果、風邪を引いてのどを枯らしたのだ。山川は「師匠にしては珍しい」とコメント。三遊亭は「珍しいのは、ダイタクヤマトが勝つことが珍しいのだから」と、意外に卑下する発言で周囲を驚かせたが、「待ったんだよ、ここまで随分と。待ちに待って。競馬の仕事を長くやってきたけど、こんなに嬉しいのは初めてだよ」と、改めて喜びを噛みしめた。

 三遊亭は山川に「どんな感動?」と聞かれると、「震えて、心臓が止まるかと思った。涙がツツーッと流れ、その後どっと溢れてきたんだ。そこに水上さんが電話をかけてきて、涙が止まった」と答えた。諸井ルミ子は「あぁ、思いに浸りたかったのに...」と、水上学の余計な行動に水を差された三遊亭に同情した。

 山川は、松田も三遊亭の感激を想像して我がことのように喜んだのではないかと思い、「珠ちゃんもロマン派だから、スプリンターズステークスを見て泣いたんじゃないの?」と松田に尋ねた。松田は「泣いた」と述べ、やはりそうか、と思わせておいたところで、「5着とは...」と続けた。マイネルラヴの敗戦を嘆いた、とのオチにもっていかれたため、山川は「あれ?」と肩すかしを食ったのだ。松田が「ラヴを応援してたから、復活があるんじゃないかと(期待していたのに)...」と呟いていたところ、「ラヴちゃんはあそこまでだよ」と三遊亭は勝ち誇った。勝者は敗者に冷淡だ。

────────────────────────────────────
”走れ、大和”

 午前中の競馬キャスター、西島大和は出番が近づいてもなかなかスタジオに現れず、関係者をヤキモキさせた。西島は大慌てに走りながら、ギリギリにスタジオに到着した模様。番組に登場し、芝コースの素晴らしさを語っていた西島だったが、息が絶え絶えで言葉が途切れがちだった。

────────────────────────────────────
”先週のレースリプレイ”

 スプリンターズステークスの映像を見ながらレース回顧を進める三遊亭は、ここでは私情を捨て、中立的な司会業に徹していた。ユニコーンステークスの回顧が終わり、ダイタクヤマトの今後の動向に焦点が当てられた。三遊亭がダイタクヤマトに香港遠征の話があることに触れると、西島はスプリンターズステークスで花道を飾った方がよい、との考えを示した。西島の発言は、ダイタクヤマトがG1馬にふさわしい活躍を続けることに懐疑的であることの表れだ。しかし同馬の永き活躍を夢見る三遊亭は「いやあ、まだまだ。来年も頑張ってもらわなくちゃいけないし」と抵抗し、西島が「グレード1を取ったんだからいいんじゃないの?」と説得しても、「いやあ、まだまだ」と、三遊亭には一歩たりとも引き下がる考えはなかった。

────────────────────────────────────
”ここは東京”

 2レースのパドック中継、松田の第一声は「な...」。そこを踏みとどまり、「東京2レース」と修正した松田だったが、2レースの払い戻しの際、「中山2レース」と、はっきり間違えてしまった。3レースパドック中継後、山川は「珠ちゃん、ここは中山じゃないよ。東京よ」とツッコミを入れておいた。

 反省クラブで松田は、中山に未練を残して来たため、心が中山に残っているのだと言い訳し、失敗の原因をマイネルラヴの敗戦に求めた。

────────────────────────────────────
”須田ナインティナイン鷹雄と水上スタディ学の、今日の推奨馬”

本年後半、10月1日までの回収率
須田鷹雄  単勝 88.7%  複勝 128.2%
水上学    単勝 84.6%   複勝 72.3%

 好調が続く二人の成績について、山川は須田の回収率を声を高らかにして言えるとし、諸井は水上のそれを、追い上げてきたようだと述べ、ともに両構成作家を見直す気配を表した。

○この日の推奨馬と成績
須田  7R   ハタノプリエ    →  1着(単勝:840円、180円)
   11R   マリーシャンタル  →  3着(複勝:290円)
  福11R   ロッキーバッハ   →  3着(複勝:270円)
水上  4R   ミナミノヤマト   →  1着(単勝:450円、150円)
    9R   ミヤビライデン   →  1着(単勝:200円、110円)
  阪10R   クイーンリザーブ  →  3着(複勝:250円)

 水上は次のような趣旨のコメントを発表。長いアウェイが終わり、ホームの東京に戻ってきた。毎年、秋の東京で好成績をあげている。気を入れ直していく。

 これを黙って聞いておれないのが諸井。諸井は、「毎回気を入れ直している。いつになったら本当に気を入れ直してくれるのか!」と噛みついた。

────────────────────────────────────
”今度は煮込みで一悶着”

 「西島さんの真似をして煮込みを食べたら汗かいちゃった」という山川。諸井と一緒に食べたのか、諸井にコンニャクばかりを食べられ、自分は1個しか食べられなかったと悔しがった。諸井は「大根食べたからいいじゃん!」と口ごたえし、食事絡みの抗争を再燃させた。

────────────────────────────────────
”冷暖房設備設置の陳情”

 八王子に住んでいる佐藤達夫は、中央高速を通るたびにスタンドの取り壊される様子を見てはいた。この日、場内で壊されたスタンドを見て、30年間通った思い入れのあるスタンドの無惨な変わり様に、淋しい思いを感じずにはいられなかった。新装後はガラス張りになるのかもしれないが、馬と同じ空気に触れあいながら競馬を楽しめる、その臨場感が今のスタンドにはあり、そのスタンドがすごく好きだったのだという。

 スタンドの新装に伴い、パドックブースの改善に思いを馳せる佐藤と松田。松田は「パドックブースに赤いじゅうたんが敷かれているかも」と、ゴージャスさを期待した。一方の佐藤は「次回のパドックブースは冷暖房付きでしょう、きっと」と現実的な考えを浮かべた。「まさか、うちわが置いてあるということはないでしょう」と、夏の惨状を佐藤が思い起こせば、「ストーブを焚くなんてことはないですよね」と、冬の窮状を松田が唱えた。佐藤は「人より30分早く起きて来て、ストーブのスイッチを入れるということはないでしょうね」、と続けた。二人とも、改築されるブースが冷暖房完備となることを確信しつつも、コスト削減による設備カットなどといった万が一の事態に至らないよう、JRAに対して釘を差した格好だ。

────────────────────────────────────
”江田と仲良し”

 佐藤は江田照男がプレクラスニーで天皇賞を”インチキ勝ち(佐藤の言葉)”した際、江田と握手する姿がテレビに映ったという。スプリンターズステークスでも、新聞記者の中で江田と真っ先に握手したのも佐藤だ。このように佐藤は江田と仲が良いようだ。アメリカンボスが重賞を勝つと、アメリカンボスジャン(ジャンパー)が製作されるのだが、佐藤は江田からこれをプレゼントされる仲にあるようだ。来年の日刊競馬のカレンダーにはアメリカンボスの写真が使われることが決定したとのこと。パラパラっとめくってみて下さいという佐藤であった。

────────────────────────────────────
”かしましコミュニティ”

 テーマは”今世紀最後の秋にこれを食べたい!”

 天然の鮎を食べたいという意見。山川は京都出身でありながら、鮎などの川魚は苦手とのことだ。

 カンガルーの肉を食べたいとの意見。「運動量が多いから美味しいのかもしれない」という松田と、「ポケットのところ、揚げたら美味しいんじゃない?」という諸井に、山川は「二人とも結構いくねー」と驚きを感じた。

 山川はかつて、北海道に2週間ロケに行っている間、3食ともウニ丼ばかりを食べた結果、栄養過多となり体調を崩した経験がある。

 お母ちゃんの肉じゃがを食べたいとの意見。母親に作ってもらう料理は美味しいという記憶があるが、たまに京都に帰り母親の料理を食べると全然美味しくないという山川。どうやら味付けなどが変わってくるようだ。

 松田が「肉じゃがって、その家の味ってあるよね」と振ると、山川は頷きながら「それぞれの家によって違うもんね。カレーと同じだよね」と応じた。ここで諸井は「ウチはバーモントカレーだけどね」と口を挟んだ。松田と山川は次の言葉を出せなくなった。

 東京競馬場の杵つきうどん(杵うち麺?)を食べたいとの意見。杵うち麺には日本酒の酒精が入っているため、これを食べた山川は酔っ払ってしまい、その後は舌が回らなかったことがある。その際、鈴木前プロデューサーから2度と食べないように申し渡されたとのこと。

 日本中のラーメンを食べたいとの意見。山川はラーメンの麺はストレートの方が好きだと述べた。

 諸井はこの日、ラーメンを食べたかったのだが、間違ってワンタンを頼んでしまい、悔しがっていた。

────────────────────────────────────
”マリモ羊羹”

 パドック中継の際、ある馬のお尻を佐藤はマリモ羊羹のようだと表現した。しかし松田はマリモ羊羹が何なのかがわからず、佐藤に教えを請うた。マリモ羊羹は、球状の羊羹で、包んでいる透明な皮をつまようじで刺すと、皮がはじけて中の羊羹がプルンと出てくる代物。松田はこの説明を聞き、マリモ羊羹に異常な興味を覚えた。松田はその後、「リクエストしておきまーす」、あるいは「マリモ羊羹、食べたいでーす」とおねだりし続けた。

────────────────────────────────────
”TSSアワード:ジョッキー編”

 三遊亭は、普段と何も変わらぬTSSアワードであるかのように、コーナーの司会を始めた。しかし他の出演者は、三遊亭の強力な意思を感じ取っていた。公平に行きましょうという山川。森下三郎は「例のは除外ですか?」と揺さぶりをかけた。しかし三遊亭は、「ノミネートは要らないって言ったんですから、僕は。だけど部門があるから。その部門に入らないのがあるから、しょうがなくやるけども」と、周囲の意見を採り入れる余地を持たなかった。

[ヤングジョッキー賞]
 村田、柴田大知、嘉藤、北村、牧原がノミネート。北村はベテランとして扱うべきだとする三遊亭に、この部門の対象とすることすら失礼だとして森下が同調した。いずれもインパクトがなく、三遊亭が該当無しとしかけたが、森下が牧原のカムバックへの道のり、馬上に戻った勇気・努力を認めたいと訴えた結果、牧原の受賞が決まった。

[ロングショット賞]
 江田照男、鈴木、横山義行、小林淳一、石崎(船橋)のノミネートが発表された直後、三遊亭は「ノミネートはたった一つということになりましたね。一つじゃあ、しょうがないでしょう」ととぼけた。仕方なく山川が「江田照男さんに感謝の念を言っとけば?」と差し向けると、三遊亭は「いや、僕は別に江田照男騎手には感謝してません。ダイタクヤマト君の力で勝ったんですから」と応じた。山川は「じゃあ、江田さんにあげる必要はないじゃないですか」と反発した。すると三遊亭は「いいんですよ。乗ってたんだから、ヤマト君に」と、強引に江田の受賞を決定した。

[リーディングジョッキー賞]
 岡部、的場、後藤、田中勝春、江田がノミネート。三遊亭のコメントは「ここもノミネートがたった一人ということになってしまいました。残念ですね。しょうがないでしょうね、これは」。しかし森下は「いや、ここは混戦ですよ」と三遊亭の暴走を押しとどめた。森下はノミネートされた5人を、いずれも捨てがたいと評した。これに対し「僕ははっきり、4人を捨ててますけどね」という三遊亭。事態が膠着しかけたが、森下が歩み寄る形で、江田の人間味溢れる勝利騎手インタビューを好感したことを理由に、江田の受賞が決定した。

[MVJ]
 森下が「言わずもがな」、というように、江田照男に決定した。なお、三遊亭の原稿には、MVJの欄に江田の名がはじめから書き込まれていた。

 コーナーの終了時、三遊亭は「明日は競走馬編ということで、ダイタクヤマトにスポットライトを当ててお届けしていきたいと思います」と宣言した。

 反省クラブでは、翌日も出来レースならコーナーを中止にすべきとの意見。しかし三遊亭は「何を言ってるんですか。明日も完全に出来レースです。もう、絶対にやります。誰が何と言おうと」と開き直った。諸井は「私も最初は、ダイタクヤマト、いいなって思ったりしたんだけど、あんまり師匠が言うもんだからイヤになってきた。応援したくなくなってきちゃった」とアンチダイタク派についた。これが三遊亭に火を着けた。

 「何でだよ。だって、どう考えたって、G1を取ったんだぜ。これがG2,G3なら俺もまだ譲歩するけども、G1のスプリンターズステークスを最低人気で勝ってるんだぜ。こんな素晴らしいことはないだろ。世界のG1馬アグネスワールドを負かして、去年のスプリンターズステークスの覇者ブラックホークを負かして、タイキシャトルを負かしたラヴちゃんまで負かしたダイタクヤマトちゃんだぞぉ。なあ。それを取りあげなくて、何を取りあげる。俺はえこひいきをしているのではなくてだな、世の中の趨勢というか、理屈にあった選び方をしているんだ」と、三遊亭はまくし立てた。

────────────────────────────────────
”どーでっか関西”

 コーナーの途中、福島11レース、五色沼特別の払い戻しが発表になり、三遊亭は「こちらから天使の声をお届けしますので、払い戻し、聞いて下さい」と関西TSSに呼びかけ、続いて、「はい、牧ちゃん」と山川にバトンを渡した。山川は予想外の紹介に「ヒー」という引き笑いでアナウンスに入った。そのアナウンスの最後、山川は「以上、福島のメインレース、五色ぬぁ...あれ? 五色沼特別の払戻、お伝えしました。『あれ?』って言っちゃった」と、関西に噛みっぷりを披露した。三遊亭は喜びながら「いかがでした?天使の声は」と関西の反応を探った。旭堂南太平洋は「最初、引き笑いから入りましたね」と述べると、三遊亭は「引き笑いから入って、最後は噛んで終わりましたからね。最高でしょ」と関東の愉快な軍団を自慢した。この際、森下は「ちなみに、コスチュームは白衣で...」、「白衣の天使」と付け加えた。

 反省クラブで、山川は「関西のTSSの人、冷たい。フォローしきってない」と愚痴をこぼした。

────────────────────────────────────
”オーラスクイズのない土曜日”

 土曜日はオーラスクイズがない。諸井は土曜日のオーラスクイズが無いのは何故かと、疑問をぶつけた。三遊亭は、場内連動で明日の重賞展望をしなければならず、時間的にやむを得ないことを説明した。三遊亭は、スタッフ、特にスーパーD(近藤ディレクター)がオーラスクイズの問題を作りたくて仕方がないのだが、それでもどうにもならないのだと述べた。さらに、「近藤さんが考えたクイズに答えるより明日の重賞の方が重要でしょ」と、諸井を説得した。

────────────────────────────────────
”鼻血”

 どーでっか関西を聴いた京都のTSSリスナーが、関東のリスナーを通じて「”白衣の天使”に鼻血出た人、続出」とのメッセージを反省クラブに提出した。三遊亭は「(山川が)チャイナドレスを着てきた時には鼻血を出しましたから」と語った。ここで諸井はおそらく見てもいないはずだが「本当だねぇ」と口を挟み、場の盛り上げを図った。三遊亭は引き続いて、「私も出しましたから、鼻血を。鼻血から耳血から目血と、いろんなところから出しましたから、大変でした」と語った。

────────────────────────────────────
”緑のじゅうたん”

 午前中のパドックで、絶好の芝コースの状態を「青いじゅうたん」と言った松田。普通は「緑のじゅうたん」と表現されるが、このことへのツッコミを受けた。反省クラブでもツッコミの意見を受けた松田は、信号機を例に取り、青=緑との説で、過ちとされた「青いじゅうたん」発言の正当性の主張を試みた。しかし、三遊亭から「緑のじゅうたん」が一種の慣用句であることを説明され、松田はやむなく過ちを認めた。諸井は、松田の「青=緑」をフォローしようとして「お母さん世代は、青のことを緑という」と発言したが、結果的には松田を諸井の母親世代に位置づけることになってしまった。三遊亭に「お母さんはいくつなんだよ」と尋ねられ、諸井は「珠ちゃんと同じ」と答えた。諸井の意図は、諸井の母親を”松田と同い年の若い人間”に仕立てようとするものだったが、逆に松田が”諸井の母親くらい年を取った人間”であると説明する結果となり、裏目に出た。松田は厳しい口調で「あとで、あっちのトイレね」と諸井をにらみつけた。

────────────────────────────────────
”スプリンターズステークス当日の反響”

 松田は、前週の日曜、ダイタクヤマト勝利を受けた三遊亭の反応を気にする意見、祝福する意見が反省クラブに多数寄せられたことを伝えた。さらに、須藤由美子が、見栄晴の涙が三遊亭の綺麗な涙と違って汚い、と述べたことも付け加えた。三遊亭は、「須藤、いいこと言うなあ。たまにはいいこと言うなあ。明日ほめてやろう」と語った。

────────────────────────────────────
以上
記者による次回発行は10月8日(日)分の予定。
【10月8日】レポーター:海苔煎餅
全文敬称略

”オープニング”

 毎日王冠は例年盛り上がるレース。今年はやや低調なメンバーだが、それでも徹夜組が出たようだ。その様子を伝えようとした松田珠実は「(ファンが)”ござ”を移動していました」と述べた。三遊亭五九楽は「シート(のこと)ですね」と確認した上で、「ござ、ですか。時代ですよね」と松田の古い感覚を皮肉った。「下に敷く物はござもありますし、シートもあります。時代とともに変わっていくものですから、こういうものは。今はシートと言うんですよね、由美ちゃん」と、三遊亭は最年少の須藤由美子に同意を求めた。

 須藤がどのような反応を示すのかに注目が集まったが、須藤の口をついて出たのは「メモ帳って言うのよ!」という突拍子もないものであった。誰も意味を理解できずにいると、須藤は「シートのことをござと言うのと同じで、帳面って言うの」と補足した。三遊亭は「帳面をメモ、って言うのね。いきなりあなた、メモ帳って言うもんだから、シートのことをメモ帳って言うのかと思ったじゃないですか」と困惑顔だ。松田も「話が飛びすぎ」と呆れるばかりだった。

 この日は毎日王冠、京都大賞典と、重要なレースが行われる。しかし三遊亭は、みちのくステークスこそ心のメインだと、熱い気持ちを語った。須藤が「またダイタクヤマトが出るの?」と突っつき、三遊亭がイレこむ理由を探ってみたものの、結局明らかにならなかった。

────────────────────────────────────
”ターフ3択クエスチョン:朝の出題”

 自己紹介の際、映像がパドックブースに切り替わると、そこには新聞を黙々と読む松田の姿があり、カメラに向かって手を振ることはなかった。この日はアクションへの松田の参加は予定されていなかったようだ。

 3択クエスチョンの応募先を、須藤は「メディアホール...ではなくて」と間違え、前日の松田同様、中山から東京への頭の切り換えが十分に出来ていなかったことを露呈した。

 東京競馬場のスタンドが一部取り壊されているため、前日から内馬場スペースの利用を番組では勧奨している。須藤は、内馬場でござを敷いて楽しんで下さい、と述べ、場内アナウンスを使って、さりげなく松田を茶化した。

────────────────────────────────────
”ダイエー優勝”

 三遊亭はダイエーファンの松田に「優勝おめでとうございます」と祝意を表した。「これでON対決になりました」という三遊亭に、松田は「まさか、この日が来るとは思いませんでした。あの弱かったダイエーが...」と返答。「何がきっかけでこんなに強くなっちゃったんだろうな、ダイエーは」と首をひねっていたところ、松田は「多分ねえ、私がファンクラブをやめてから強くなった」と思い当たるフシを述べた。三遊亭は「それだ!」と、ダイエー躍進の秘訣を確信し、「珠ちゃんがいなくなると、その家は栄えるというからね」と、松田が疫病神的な影響力を持つことを示唆した。

 三遊亭は巨人ファンだが、王・長島の時代からのファンであるため、巨人を応援したいが王にも頑張ってほしい、とのジレンマに陥っている。決着を着けてほしくない気持ちを抱く三遊亭は、「3勝3敗で最終戦にもつれ込んでもらって、ずっと同点のまま十何回まで行って、最後はPKで決着」との無茶な展開を希望した。

────────────────────────────────────
”風邪を引いたサッチー”

 午前中のパドック解説、佐々木幸男は風邪を引いてしまった。佐々木が住んでいる牛久について、朝晩はかなり寒いのではないかと松田が尋ねると、「そんな北ではないですよ。北海道じゃないんです」と不快感を滲ませた。佐々木によると、むしろ府中の方が気温が低いとのこと。「色々と知らなくて...」と詫びた松田。

 この時、松田の後方でスタッフが鼻をかんだようだ。松田は「音を拾うんじゃないかと、びっくりしてしまった」と、動揺を表した。

────────────────────────────────────
”西島withネクタイ”

 西島大和がネクタイを着用して登場した。西島は朝の気分によってはオシャレをしてこようという気持ちになるという。競馬場は社交場だという考えを持ち、小さなオシャレはしたいと考えているようだ。この日、西島は競馬場で人に会うたびに、「今日はどこかへ行くの?」などと聞かれたという。

────────────────────────────────────
”TSSスペシャル”

 前の週にタイトルコールで噛みまくった須藤は、その反省を胸に、この日のタイトルコールでは一つ一つの音を噛みしめるように、丁寧に発音していた。間違えまいとする強い意識が、如実に現れていた。

 この日のこのコーナーは”毎日王冠名勝負列伝”と銘打たれた。毎日王冠が他のG2よりも盛り上がることの表れの一つが、G1並の開門ダッシュ。東京開催での出演が初めてとなる篠崎菜穂子は、開門ダッシュを目の当たりにし、びっくりしたという。

────────────────────────────────────
”須田ナイナイ鷹雄さまと水上スタディ・マナピーの、今日の推奨馬”

本年後半、10月7日までの回収率
須田鷹雄  単勝 102.7%  複勝 136.8%
水上学    単勝 92.4%   複勝 78.0%

 須藤は、自信を持って声を張り上げて読める、と好成績を喜んだ。篠崎も、これまでは声を小さくして読んでいたのに、と最近までの低迷が嘘のような構成作家の活躍に驚きを隠さなかった。

○この日の推奨馬と成績
須田  5R   ユキノエリザベス  → 11着
   12R   キクカグロリアス  →  1着(単勝:220円、複勝:130円)
  福11R   カルミナブラーナ  → 13着
水上  7R   タマモアピール   →  1着(単勝:300円、140円)
   10R   スペシャルエイジ  →  6着
   12R   ロードキーロフ   →  4着

 水上は、「須田がしつこい」とのコメントを提出。自分が勝っても勝っても後をついてくるため、数字に差が出ない(というより、単複とも須田の後塵を拝している)のを悔しがっている。須藤は「大いに競り合っていただきたい」と両者にハッパをかけた。

────────────────────────────────────
”西島、遅刻”

 5レース前の特別レース展望の時間が到来。しかしスタジオに西島の姿はなかった。数秒後、西島は慌ててスタジオに飛び込んできた。三遊亭は、裏で非常に素晴らしい予想を時間をかけて準備していたのだとし、西島をかばった。しかしサンスポ競馬班のキャップである西島は、リスナーの手本となるべき存在であるだけに、連日の遅刻には猛省を促したいところだ。

────────────────────────────────────
”周波数変更?”

 FM87.0MHz、TSSターフサンドステーション。昼休みのアナウンスで、須藤はなぜか「FM86.3MHz」と誤って言ってしまい、三遊亭らを驚かせた。

 反省クラブでは、ラジオを86.3MHzに合わせてみたが何も聞こえなかったとの投稿があり、須藤はひたすら謝った。86.3MHzは故郷の放送局、FM群馬の周波数であるが、同局の仕事をしたことがないのに、なぜか混同してしまったようだ。「ビックリしました」と振り返る須藤に対し、「ビックリしたのは俺達の方だ」と三遊亭がツッコミを加えるという場面があった。

────────────────────────────────────
”超高齢ジョッキー”

 珍しく日曜日の昼休みに行われたウイークリーニュースのコーナーが行われた。解説は水上プレス学。競馬界で話題沸騰となっている、内藤繁春調教師の騎手転向問題について、熱のこもったトークが展開された。超高齢騎手の誕生が現実味を帯びつつあることから、「境(勝太郎)先生にも夢が...」と須藤は期待した。水上は、境の場合は糖尿病を患っているから難しいと、ストレートに否定した。

────────────────────────────────────
”かしましコミュニティ”

 この日のテーマは”我が家の流儀”

 冒頭、篠崎が「珠さん、よろしくー!」と松田に参加を呼びかけたが、何も反応がなかった。数秒後、「ボコッ」というマイク音とともに、「はい」という松田の声が届いた。松田は、このコーナーへの参加を求められることを全く想定していなかったようだ。

 家事は暇な人がやる、との投稿。「いいねぇ」という松田に、須藤が「いいねぇ、これ」と続いた。松田は実感を込め、再び「いいねぇ」と繰り返した。須藤は「うちの妹、暇でもやらないからね」とため息をつきつつ、「珠ちゃんは、ちゃんとやってますか?」と松田に尋ねた。松田は「やってまーす」と答えた。須藤が「暇じゃないときも?」と念を押すと、松田は「や、やってまーす」と、一瞬言葉を詰まらせた。

 すき焼きに入れる具に関する流儀の投稿。ちくわ麩やジャガイモを入れるという篠崎。ちくわ麩を入れたことがないという松田に、篠崎は「絶対に美味しい。やってほしい」と強く勧めた。「おつゆがキューッと吸われちゃうんでしょ?」と問う松田に、篠崎は喜々として「そうなの、そうなの!よく煮詰まったのが、またおいしいの!」と答えた。「そうなんだ。今度ごちそうしてね、菜穂ちゃん」という松田に、篠崎は「うん、ごちそうします」と約束してしまった。須藤は「何げにおねだりしてる」と呟き、松田の悪癖に呆れていた。

 正月にはお年玉を賭けて家族対抗麻雀大会をしていたとの投稿。「うちはジャンケン大会だった」というのは松田。松田の父親が、母親、妹、自分の3人分の袋を用意し、ジャンケンで勝った者から好きな袋を選ぶというものだった。

 須藤家には、トイレットペーパーの節約に関する流儀がある。須藤の母親は、外食に行った際、帰る前には手洗いを済ませるように家族に命じる。これにより、家庭でのペーパー消費量を削減するという考えだ。篠崎家では、母の日にカーネーションを贈ることが遵守事項となっており、これを守らない場合は母親が家事のボイコットに走る。松田は家に流儀と呼ぶものがない代わりに、「私がルール」と、絶対王政を敷いていることを明らかにした。

 カレーは父親が作ることになっており、それが一番美味しいという投稿。松田は「ごちそうしてほしいね」とコメント。松田のおねだりは果てしなく続く。

 二日に一度は海産物が食事に出てくるという投稿。魚介類を苦手とする須藤は「その方とは結婚できない。ごめんね」と、交際を頼まれてもいないのにお断りを入れた。

────────────────────────────────────
”毎日王冠の応援馬”

 毎日王冠では何を応援するのかと、須藤は篠崎に尋ねた。篠崎が選んだのはミッキーダンス。これは名前が気に入ったからだ。篠崎はダンスが好きで、バレエの経験もある。須藤は篠崎に、もしミッキーダンスが勝ったらチュチュを着て踊ってくれないかと申し入れた。何でも気易く受け入れる傾向のある篠崎はこれを一旦承諾した。が、すぐに「やばいよぉ」とうろたえてしまった。「私はトゥナンテ」という須藤。騎乗する幸の好青年ぶりをアピールしたい須藤は、G2では勝利騎手インタビューのないことを残念がった。

────────────────────────────────────
”TSSアワード:競走馬編”

[ベスト”苦労もいいもんだ。頑張れ、坊ちゃん、嬢ちゃん”賞]
 なかなか勝ち上がれない良血馬を励ます賞。ヒシアンデス(ヒシアマゾンの初仔)、ルフロランテ(ファビラスラフィンの半弟)、サニーペガサス(サニーブライアンの全妹)、マリーシャンタル(エアグルーブの半妹)がノミネート。森下三郎が「近い将来、必ずモノになる」というヒシアンデスが受賞した。

[ベスト珍プレイホース]
 無名ながら強烈な珍記録を作った馬に与える賞。カシマテンモン−カシマサキモリ(同馬主、同厩舎、同じ騎手で新馬戦を連日にわたり勝利)、ノアブルーム−スターリンガス(ワイド史上初の10万馬券)、ウイズハヤテカゼ(近7走で2着6回)。ナイスネイチャ、ロイスアンドロイスを上回る堅実さを、森下が「文句なし」と評価しウイズハヤテカゼの受賞が決まった。

[ベストパフォーマンスホース]
 アドマイヤボス(500万クラスのままセントライト記念勝ち)、トラストファイヤー(芙蓉ステークスで3歳馬と思えぬ勝ちっぷり)、メイショウドトウ(持ったままで楽勝)、ダイタクヤマト(最低人気のスプリンターズステークス優勝)がノミネートされた。「さ、やっと出てきました」という三遊亭。苦笑する篠崎の横から、須藤は「何が?」と牽制した。「ということで、森下さん、どうしましょうか」と、三遊亭は大人しく森下のコメントを待った。何を言っても結果が同じであることを理解している森下は「遠慮なさらずに。下駄は師匠に預けます」と、一切を三遊亭に委任した。行く手を遮るものがなくなった三遊亭は「じゃ、ということで、ベストパフォーマンスホースはダイタクヤマトに決定です!」と、あっという間に選考を終了させた。「もう、理由も何も無しです」という三遊亭に、須藤は「語らなくていいんですね」と念を押した。三遊亭は「昨日語りすぎたから、もういいでしょう」とのことだった。

[MVH]
 「今まで出てきた馬の中から、ということになりますが、ヒシアンデスか、ウイズハヤテカゼか、ダイタクヤマトか、ということになりますが」とコメントした三遊亭は、その際ダイタクヤマトだけアクセントを強めた。須藤は「ヒシアンデス!」と三遊亭に対する妨害工作を試みた。三遊亭が「何だって?言ってることがよく分からないんだけど」と須藤を睨み付けた。須藤は「森下さんも、お好きな馬を言っていいんですよ、別に」と、森下に協力を要請した。森下は「ヒシアンデス、ウイズハヤテカゼには先があります。師匠も認めると思いますけども、最初で最後、一世一代の大ばくちですから」と、須藤らをさとした。三遊亭は「無いとは言いたくないですけども、来年8歳でG1を取るというのは難しいですからね、イキのいいのが出てきますし。この手がまた通用するとは思えないし」と、ダイタクヤマトに賞を与えたい背景を説明した。ここまで聞かされた須藤と篠崎は、三遊亭の熱意に折れた。三遊亭は「昨日は俺、結構ゴリ押しで江田照男に入れたんだけど、今日は結構、みなさんと調和を取りながらやってる。な!」と周りを見回したが、誰も納得はしなかった。須藤は「こっちが調和してあげてる」と、事実を伝えた。ダイタクヤマトの受賞は正式に決定し、三遊亭は「いいコーナーですね」と喜びに浸っていた。

[ベストレース]
 紫苑ステークス、ニューマーケットカップ、9/16の父内国産馬限定の新馬戦、佐倉特別が候補に挙がった。この日の新馬戦を全て父内国産馬が勝ったことも影響し、懐かしの名馬が勢揃いした父内国産馬限定の新馬戦がベストレースに決定した。

[功労賞]
 乗馬専門の種牡馬となるノーザンレインボー、そのほか引退して繁殖牝馬となるキョウエイマーチ、リワードニンファに贈られた。

[ナイスネーミング賞]
 ビビデバビデブー、フーテンスマイル、ナンヨーノアナタ、ラブダンスサイト、アイライクエンカ等、ユニークな名前の3歳馬に贈られた。森下は船橋でオタカラハッケンが勝ったことを付け加えた。

────────────────────────────────────
”どーでっか関西”

 毎日王冠の展望から始めようとした三遊亭に対し、内藤裕敬は「みちのくステークスはいいんですか?」と待ったをかけた。ここが内藤の勝負レースだったようだ。個人的には同レースについても語りたかった三遊亭だったが、時間の都合から内藤の提案を退けた。みちのくステークスの実況中継のため、コーナーは一旦中断した。レース終了後に再開されると、三遊亭はまず、内藤のみちのくステークスにおける成果を尋ねた。内藤の返答は「落胆の色、隠せず」の一言であった。

 みちのくステークスの結果が発表され、三遊亭は前日に続き、「天使の声をお届けします」と関西に告げた。三遊亭は天使役を篠崎に命じた。今回の天使はノーミスのまま役目を果たすことに成功した。

────────────────────────────────────
”アイライクエンカ”

 反省クラブに、アイライクエンカは、冠二郎の「炎」という曲の歌詞から取った名前だと説明する投稿があった。須藤はこの部分をTSSアワードの際に口ずさんでいた。「冠二郎は秩父出身の人なんだよ」と解説する須藤に一同は驚き、三遊亭は「冠二郎ファンクラブに入ってるんかい。冠二郎マニアなのか?どうしちゃったんだ、なんでそんなことを知ってるんだ。秩父出身ということまで」と口あんぐりだ。須藤が「耳から離れない歌なんですよ」と述べると、三遊亭は「いつも聞いているの?冠二郎を。”冠二郎ベスト”なんかを持っているんだぁ」と話を広げた。須藤は「そういうことにしておきましょう」と、あえて反論はしなかった。

────────────────────────────────────
”由美子の頑張りを評価”

 東京開催となり、初めて篠崎を見たリスナーも多かった。篠崎がしっかりしていてビックリ、という投稿をしたリスナーは「須藤、しっかりしろ」との意見を付け加えた。

 これに対して、三遊亭は次のように須藤を弁護した。「そちらからだとそういう風に見えるかもしれませんが、須藤もしっかりしてますから」。松田が「由美子、上手になったよね」と加勢すると、三遊亭は「上手になった、か。前は凄く下手だったもんな。フォローのしようがないほどダメだったもんな」と、一転して落としにかかった。

 だが、三遊亭は再度ほめる側に立ち、「だけどね、日曜日は担当がコロコロ変わるでしょう。土曜日は俺と牧ちゃんだから、固定だからルミちゃんはその二人を相手にすればいいのだけど。日曜日の場合は俺だったり見栄晴君だったりするわけでしょ。女性の場合は菜穂ちゃんだったり、珠ちゃんだったり、理恵ちゃんだったり。人が変わるから、それだけ大変だと思うし、それを一生懸命に、今、引っ張ってるんだよ、須藤は」と、フォローの嵐だ。しかし最後は「その引っ張って、一生懸命やった結果が、86.3MHzになってしまったわけだよな」とオチを加えるのも忘れなかった。

────────────────────────────────────
”東京のリスナーに自己紹介”

 篠崎に対して、自己紹介してほしいとの意見。須藤が「趣味は?」と聞き役になると、篠崎は「クラシックバレエ」と照れながら答えた。松田が「踊る方?見る方?」と尋ねると、「踊る方」との返答。須藤は「かっこいいー!」と驚嘆し、三遊亭は「クラシックバレエ、踊っとんのかい。白鳥の湖、クルクル回っとんのかい。あっりゃ、驚いた」と目を丸くした。

 バレエの衣装の呼び方を思い出せなかった三遊亭に、チュチュという名称が教えられた。ここで松田は「師匠はチュー好きだけどね」と口を挟んだ。三遊亭は「俺はチューが好きだ。チューはいいよ、チューは。最高にいいよ、ねえ。チューほどいいものはないねぇ」と甘声でささやいた。

 篠崎はベーグル好きでもある。ベーグルがどのような物かを知らない三遊亭に、松田と須藤はうまく説明できずに困っていた。このため篠崎は「ベーグルの本、出したから、それを買って読んで下さい」と述べた。「作家なのか?バレリーナで作家だぞ。こんな凄い人がいるとは思わなかった」と騒いだのは三遊亭。篠崎はベーグルを愛好する団体で会長をしており、その関連で本の出版に行き着いたとのこと。

 三遊亭は、自分たちは特技に関して本を出すなんてことは言えない、と述べた。しかし須藤は「幸(騎手)の本を出すよ」と強がった。三遊亭は「誰が買うの、幸の本」と、取りあわなかった。「みんな、何か本を出そうよ」という須藤だが、「本を出せと言ったって、文章書けねえもんよ、そんなもの」と三遊亭は後ろ向きだ。松田が「師匠は生き字引だから、色々書けると思うよ」とそそのかすと、三遊亭は「まあな」と調子に乗り、「書こうと思えば書けるんだけどよ、書かないだけなんだ。ダイタクヘリオスについて書かせりゃ、多分、全10巻くらいで出せる」と豪語した。

────────────────────────────────────
”写真写りの良し悪し”

 ホームページの写真よりも実物の篠崎の方がよい、との意見。松田は「私なんか、『何年前の写真?』とか、よく言われる」とふてくされた。三遊亭は「あれ、何年前の写真?」と松田に尋ね、「あれは最近撮った写真」との回答を引き出すと、「あれは最近撮ったのか。随分と修正...じゃねぇや、何つーかなぁ、よく技術は発達したなぁ。日本の写真技術っつーのは素晴らしい物があるわなぁ」と松田をいたく刺激した。松田は「師匠...フン!」とすねてしまった。

 須藤も写真と実物が違うと言われるようだ。オーディションで、「本当にあなた?」と言われることが多いとのこと。松田は「写真に撮られ慣れちゃうと、作り笑顔が上手くなっちゃうんだよね」と擁護した。

 三遊亭は篠崎のことに話を戻し、「写真では『おい、大丈夫かよ、コイツ』とみんな思ってたんだけど、実物に会ったら良かった、ということだからな」と篠崎の喜びを半減させた。

────────────────────────────────────
”ホースステーション”

 グリーンチャンネルのホースステーションに出演し、ダイタクヘリオスの話をすることになっている三遊亭。菊花賞の週だが、製作サイドからダイタクヘリオスの話をするよう依頼されたとのこと。この経緯について、三遊亭は「私は別にやろうと思っていなかったんですが、向こうがやってくれって言うんで、しょうがないからなあ、話しますよ。ダイタクヘリオスのことを。ダイタクヘリオスの話だけをしようと思ってたんですが、ダイタクヤマトがスプリンターズステークスを勝ってしまったものですから、それはもう関連づけて話さないと。ヘリオスの話だけして、ヤマトの話をしないわけにはいかないでしょ、これは。頼んだのは向こうですからね」と、肩に力を入れて延々と喋り立てた。松田らは「止められなーい」と悲鳴をあげるばかりであった。

────────────────────────────────────
”オーラスクイズ”

 オーラスクイズはサクラユタカオーの産駒でJRA重賞勝馬は何頭か、というもの。該当する15頭の馬を読み上げる須藤は、その1頭であるダイナマイトダディを”ダイナマイトバディ”と読んだ(ように聞こえた。明らかに)が、出演者は誰も気が付かなかったのか、ツッコミを入れなかった。

────────────────────────────────────
”秋華賞”

 エンディングになり、次週に話題を移すところ、三遊亭は「さあ、明日は秋華賞です!」と宣言した。「あ、来週だ」と、すぐに気が付いたが、松田には「師匠、落ち着いて!」となだめられた。

────────────────────────────────────
以上
記者による次回発行は10月14日(土)分の予定。
【10月14日】レポーター:海苔煎餅
全文敬称略

”オープニング”

 オープニングのコーナーは、G1ウイーク特別編成のためか、省略された。

────────────────────────────────────
”3択クエスチョン:朝の出題”

 土曜日の3択アクションは、ようやくフォーム(ターフ・3択までが前クールとほぼ同じで最後はグーを左右に振りながら開く)が確定した模様。この日は田中名花子だけが別の動作をしていた。

 エントリーカード切り分けの実演において、前の週にはきっちり折り目を付け、「学習能力がありますね」とほめられた山川牧だったが、1週間経っただけでもう忘れてしまっていた。せっかくの学習能力も、定着性に難点のあることを露呈した。

 切り分けの結果もこの日は見苦しいものだった。切り取り線方向に40%の位置までは無難であったが、そこから裂け目がカードの上方に向け急に立ち上がり始めた(推定角50度)。およそ3cm進んだ後、やがて切取線に平行に裂け目が向かうようになり、かくて切り取り作業は終了した。三遊亭五九楽は出来形を見て「きったねぇ!」と叫んだ。

 山川は「これでも、クイズの答え、書けますもん」と言い逃れ、うまくその場を切り抜けたつもりだった。しかしエントリーカードの上半分に番組の説明が書いてあることを伝えるに至り、「私の場合は(記載内容が切れてしまって)読めませんけど...」と苦しい立場に追い込まれることとなった。

────────────────────────────────────
”名花子の料理”

 青空が広がる清々しい天気となったこの日。このような日は屋外で食事をしたいという山川に、全員が賛同した。食の話題になったところで、山川は田中が自分で弁当を作る人物であることを伝えた。山川が、田中は料理が得意なようだと付け加えたため、三遊亭は田中に「料理は得意なの?」と問いかけた。田中は「(弁当のおかずは)全部、冷凍食品なんです」と返答。諸井ルミ子は「それ、得意って言うの?」と疑問をぶつけた。三遊亭も冷凍食品は解凍するだけではないかと田中を追及した。しかし田中は「ハンバーグなら50秒、唐揚げなら1分40秒、と凄く覚えてるんですよ」と、逆に胸を張った。

 冷凍食品以外に作ることのできる料理はないのかと三遊亭が尋問したところ、田中からは「豚汁とか」との返答が聞かれた。三遊亭は田中を持ち上げようとし、「豚汁のうまい女の人っていいね」と語った。だが、田中は「グツグツ煮てて、最後にお味噌を加えるだけですよ」と、三遊亭の配慮を無にした。三遊亭は「まあ、そうだけど...」と言葉を詰まらせながら、「もうちょっと、手の込んだ料理はないの?」と最後のチャンスを田中に与えた。田中は「次回までに、ちょっと...」と先延ばしを図るのが精一杯だった。ついに三遊亭は「全然得意じゃないやないか」と結論を下した。

 田中は次に、「ごはんは研がなくても同じ味だよ!」と言い出した。諸井は「うっそぉ、違うよ」と反論し、三遊亭は「ごはんくらい研げよ」と文句を付けた。それでも田中は「面倒くさいから。でも、同じ味!」と、どこまでも強情であった。

────────────────────────────────────
”鍛え上げた肉体”

 西島大和は、この日も出演時間寸前にスタジオに駆けつけた。山川は「最近、走るの好きですね」と西島を冷やかした。ここから話題は西島の運動歴に転じた。西島は中学時代に野球、高校時代にはバスケ、大学時代以降はボデービル(注:西島の発音どおりの表記)にいそしんだ。西島からボディービルという言葉が出たことに、山川らは大ウケであった。山川は「あとで西島さんにポーズを取ってもらおう」と、西島の肉体に大いなる関心を寄せた。

────────────────────────────────────
”須田ナインティナイン鷹雄と水上スタディ学の今日の推奨馬”

本年後半、10月8日までの回収率
須田鷹雄  単勝 100.7%  複勝 130.5%
水上学    単勝 92.8%   複勝 76.3%

○この日の推奨馬と成績
須田  9R   チアズニューパワー →  5着
  京10R   ナモンレグラス   →  9着
 デイリー杯   エイシンスタンリー →  7着
水上  8R   マイネシンデレラ  → 11着
   12R   インターサクセス  → 12着
 デイリー杯   モルフェデスペクタ →  6着

 水上は「俺の(和田)竜二が倒れた...私も1週間かかった。私の場合は尿管結石だったが...偉いヤツがかかる病気だ...」とのコメントを提出した。全面的に和田騎手へのメッセージであったため、山川は直接本人に手紙を出せばよいではないかと、水上の行動を牽制した。

────────────────────────────────────
”失敗の応酬”

 構成作家の推奨馬のコーナーからプリーズミスタートラックマンにかけて、諸井の噛みと山川の誤読が相次いだ。構成作家のコーナーでボロボロになったことを反省した諸井だったが、プリーズミスタートラックマンの冒頭に、「気合いを入れ直していこう」と誓うその言葉すら噛んでしまった。これに動揺した諸井は「TSSでお馴染みのトラックマン」と言うところを「TSSSでお馴染み...」と読むなど、混乱は長引いた。

────────────────────────────────────
”五九楽の遅刻”

 前の週、三遊亭が番組開始以来初めて遅刻したことを山川が明らかにした。三遊亭の弁明を引き出したかった山川だったが、三遊亭はマイクに向かって事情説明することを拒否した。

────────────────────────────────────
”公開抽選会”

 3択クエスチョンの抽選会にて、9番目の当選者が名前を呼ばれてもなかなか現れなかった。この当選者はエントリーカードの上半分を切り取っていなかった。それだけのことを諸井は「違反して応募した」と、まるで罪を犯したかのように説明した。結局、その当選者は現れなかった。

────────────────────────────────────
”かしましコミュニティ”

 この日のテーマは”私のNo.1映画”

 キタキツネ物語、という投稿。山川は動物モノはダメだとのこと。可哀想なシーンが必ずあるので、見ることが出来ないという。

 諸井にとってのNo.1映画はハチ公物語だった。

 田中は、女が強い映画を好む。狂ったように強い女が登場する映画は気持ちいいとのこと。また、ストーリーがわかりやすく、お金をかけていて爆発シーンもあるような映画が好みだ。山川が「タイタニックとかは?」と向けると、田中からは「ああ、いいですよ。『船、でかーい』って感じでしょ。恋愛映画というより、船がでかいっていう、それが感動」と予想外の反応が返ってきた。諸井をして「人と(感性が)違うよー」と言わしめた田中は「(番組で)自分をちょっとずつ出せてきた」と満足感に浸った。

 ローマの休日がいいという投稿に、諸井は女の人の綺麗な映画ばかりを見ると述べた。

 山川のNo.1映画は愛と追憶の日々であった。

────────────────────────────────────
”キッス”

 予想の達人の意見紹介の際、サクラスイートキスの名を読んだ山川に対し、「牧ちゃんがサクラスイートキスの『キ』と『ス』の間に小さい『ッ』を入れて読むと、なんかいやらしく聞こえる」と、山川を挑発した。

────────────────────────────────────
”どーでっか関西”

 福島11レースが確定し、払い戻しを関東のスタジオから知らせることとなった。三遊亭は「星のささやきのような声でお届けします。じゃ、牧ちゃん、よろしく」と山川にアナウンスを託した。ノーミスで事を成し遂げた山川に、旭堂南太平洋からは「『3』の言い方がもの凄くセクシーボイスだった」との評価が与えられた。三遊亭はサービス精神から、山川にもう一度「3」を声に出して読ませた。山川は嫌がらずに、「一着、3番」と自分なりに色っぽい声で応じた。今度は関西から「意識し過ぎやがな」との反応が返ってきた。

 森下三郎は旭堂と平林雅芳に対し、「(山川が)明日からモーニングコール、やりますから」とサービスの提供を打ち出した。三遊亭は、山川のモーニングコールの顧客が東京だけで35人いると述べた。

────────────────────────────────────
”沖田のアドバイス”

 最終レースのパドック中継を終えた田中と沖田雅輝。田中と沖田は初のコンビだったが、「どうでした?私とのコンビ」と尋ねたのは沖田の方だった。田中は「色々と助けていただきました」と感謝の意を表した。沖田は田中に対し、もっと「自分」を出した方がよいとアドバイスした。この時、沖田は今までの人は盛んに自分を売り込んでいたと述べ、図々しさも必要との見解を示した。沖田はその成功例として「スタジオにいる人、図々しいですから」と付け加えた。

 パドック中継後、マイクがスタジオに切り替わると、山川が「スタジオの図々しい人って誰だったの?」と、重大な疑問を解決しようとした。三遊亭は即座に「僕らではないでしょう」と答え、山川と諸井も「私ではない」と口を揃えた。

────────────────────────────────────
”地方馬2年連続勝利”

 フジノテンビーに関する反省クラブの意見を読み終えた諸井は「去年のレースを思い出しました」とコメントした。三遊亭が「去年のレース、見てましたっけ?」と問うと、諸井は「見てたかどうか...」と口を濁した。三遊亭は「ばかやろう。今、いったじゃないか、『去年のレースを思い出しました』って。舌の根も乾かないうちに、なんじゃそれは」と諸井を攻めた。諸井は「レースの雰囲気は覚えてないんですけど、そういえば去年も地方馬が勝ったなっていう...」とばつの悪い返答に終始した。三遊亭は「いいかげんなやっちゃな」と吐き捨てた。

────────────────────────────────────
”モーニングコールの条件”

 山川に対して、「3番」というセクシーなモーニングコールを求める意見が寄せられた。山川はこれに応じることとしたが、そのリスナーが先に電話で山川を起こすことが条件だとした。

────────────────────────────────────
”名花子の自己紹介”

 東京で初出演となる田中に、自己紹介を求める意見。田中は「やっと自分を出せてきましたが、面白いんですよ、私。万人受けしないかもしれないんで、徐々に気を付けながら聞いていて」とあいさつした。

 三遊亭が田中の米を研がずに食べるという発言に触れると、田中は「味は同じなんですよ」と再度繰り返し、「これからも、こういう生活コメントを出していきたいと思います、役に立つのを」と宣言した。諸井は「役に立ってなーい」と否定した。

 研がずに米を炊いて、ぬか臭くないのかと三遊亭が問いかけた。田中が返答を考えている間、諸井は「わかった。臭わないんじゃない?」と田中の嗅覚の鈍さを疑った。田中は諸井の発言を気にも留めず、「あんまり洗うと栄養が落ちちゃうんだから。水で」と持論を展開し始めた。三遊亭が「研ぎ汁に栄養があるの?」と問うと、田中は力を込めて「そ!」と断言した。

 山川が「研ぎ汁は、植木に撒くと良いっていうもんね」と田中をフォローする発言をすると、田中は「良さそう。同じ生命力だから」と頷き、「あんまり洗っちゃうと、こぼすたびになくなっちゃうでしょ」と、強調した。三遊亭は「無くなるほどに研がないだろう」と異論を挟んだが、田中は「そういうことも含めて、一石二鳥!」と、一般には理解しづらい論理展開により、自己の主張を曲げさせなかった。

────────────────────────────────────
”エンディング”

 翌日は秋華賞に府中牝馬ステークスが行われる。三遊亭は「ともに女性の闘いということになりますね、ルミちゃん」と諸井のコメントを求めた。諸井は「負けてられないわ」と、何かを誓った。三遊亭は「あなた、誰と闘ってるんですか。負けてられないって」と、諸井から一つの答えを誘導しようとした。諸井は怪しい気配を感じ「自分自身」と答え、ある人物を刺激することを避けた。それでは面白くない三遊亭は「チラッと僕の左横を見た感じだったけど」と述べたが、山川は大人しく状況を見つめるのみであった。三遊亭は諸井に「無謀な争いはやめた方がいいです」と忠告し、リスナーには「是非、命を大事に競馬場にお越しいただきたいと思います」と語った。

 出演者のおさらいにて、山川は午後の競馬キャスターを「モリサブ、東京中日スポーツの森下三郎さんです」と、略称で呼んだ。これにならい、パドック解説はタケヒロ(竹内博夫)、オキマサとされた。最後は「そして皆様のお相手は、サンゴクと」、「ヤママキと」、「モロルミと」、「タナナカ?」と続けられた。

────────────────────────────────────
以上
記者による次回発行は10月21日(土)分の予定。
【10月15日】レポーター:てつじん
☆★ 今日のダイジェスト ★☆

・馬のアルバム:ジャニス
・かしましコミュニティ:青天の霹靂
・境勝太郎先生:携帯大活躍
・反省クラブ:秋華賞回顧

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

■ 物忘れは年のせい? ■
<< オープニングトーク >

 風邪気味の理恵さん、どうもここのところ調子が悪いんですよね(たしかに今日一日声が裏返り気味であった)という話しから「風邪は他人にうつすと治る」という格言に。師匠が呼び水として、このメンバーの中ではこいつになら風邪をうつしてもいいな、っていうイヤな奴はだれ?との質問に「そんな人はいませんよ」と答える理恵さん。「そんな人は思っていても言えないよねぇ」と師匠の返事に「また私を悪者にして」と反論しつつもたしかに本調子ではなくいまいちテンションが低かった理恵さんであった。

 珠さんがマイルドをやるときに理恵ちゃんがパドックという組み合わせっていうのは初めてだよね、と師匠が言い出したことに、珠さんと理恵さんが異口同音にそんなことない、覚えてないの?と先程のつっこみを仕返しするように反論。「年はとりたくないもんよねぇ」と言われた師匠は「もうあと半年もたたないうちに40になっちゃうんだよなぁ、俺は」となぜか反論せず自分でしんみりしてしまった。(ちなみに、理恵さん、珠さんがマイルドをするのは日曜日のみ、それ以外にパドックアナをしている名花ちゃんは土曜日専門ですので、明らかに理恵さん、珠さんのどちらかがマイルドをしていれば必ずもう一方はパドックをしているはず)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

■ 正直に謝罪 ■
<< 構成作家 今日の推奨馬 >

 今回も水上氏よりコメントが寄せられていた。前回はすべて6着以下というこのコーナー始まって以来の最悪の結果となった(土曜日のレポート参照)ので反省しております、との素直な謝罪であった。とはいえ、過去のこのコーナーにおいて1日に指名した馬のどれかが必ず5着以上に入っていたかという事実は疑問を残すところである。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

■ ジャニス ■
<< 馬のアルバム:珠さん >

 美浦野平厩舎所属、3歳の秋にデビューしいきなり勝ちあがるも、脚部不安で休養に。桜花賞には間に合わず、オークスを目指したが惨敗、そこでジャニスは夏の北海道開催へ。結果的にはこれが後ほどいい効果を表すことに。そこで牡馬、古馬ともまれて実力をつけ明け5歳の中山金杯で2着。しかしここから再び疲れが出て惨敗。そこでまた北海道開催へ向かい、レガシーワールドと勝ち負けの競馬を続けて復調、そこで秋の東京で平成4年の府中牝馬Sにチャレンジすることになる。3番人気で後方待機から豪快な追い込みで快勝し、野平調教師の調教師通算300勝目として記録されることとなる。

Artist:ジャニス・ジョップリン

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

■ 刺激不足? ■
<< かしましコミュニティ >

 今日のかしましコミュニティは、時間の都合からばらばらな時間に順次投稿を読み上げるパターンであったので、姦しい状況とは決して言えなかった。
 
 今日のお題「青天の霹靂」という意味がわからなかった由美ちゃん。「最近一番驚いたこと」という簡単な解説を聞いてまず思いついたのが「ダイタクヤマトが勝ったこと」であった。そう言う珠さんはどうなの?との質問に「最近刺激が足りなくて(驚いてない)」という答え。それを聞いたスーパーDがなにやらコソコソ。どうやら「年を取ると刺激が〜」というようなコメントをしたらしく、珠さんの機嫌を損ねてしまった様子。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

■ 携帯が....。 ■
<< 境勝太郎先生のお時間 >

 今回は、いつになく普通のトークで進んだ境勝太郎先生のお話だが、最後に波乱が待ちかまえていた。レース回顧の時間になり先生が席に座ったとたんに先生の携帯からファンファーレが鳴り呼びだしが。普通そこでやはり放送中なので携帯を切ってしまったりしそうなものだが、境先生はおもいっきりその呼びだしに出てしまい、コーナーが始められなくなってしまう状況に。そこで師匠と由美ちゃんが間をつなぐために大奮闘「今、境先生が電話に出てますんで、しばしお待ちください」「ファンファーレが鳴り始めたからG1がはじまっちゃうのかと思いましたよぉ」等、コメントをつなぎつなぎ時間を作る涙ぐましい努力が行われ、無事境先生のレース回顧が始まったのであった。

 いつもは強気な境先生、今回は東京メインと秋華賞の2つをはずしてしまい、残りの特別を的中しながら今回は不満の御様子。「もすこし研究してこないといかんですね」と殊勝な発言も飛び出した。そして「次回もまた研究してきます」と終りかけた時、師匠が「さっきの電話は大丈夫でした?」と質問したところ「スポニチからの電話だったんですよ、桜井部長から。予想の回顧をしてくれと依頼されたんですよ」としっかり細かい事情を説明していただいた。本当に正直な方である。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

■ やはりテイエムに....。 ■
<< 反省クラブ >

 珠さんのキャスターマイルドが聞きやすくてステキという意見に「誉めてくれたのは2人目です」と珠さん。番組で読まなかったコメントの中で誉めていたものは多かったのだが、なぜか珠さんを誉める内容は採用されない傾向にあるのは、暴走を押さえる為にディレクターが故意に行っているのであろうか。

 武幸四郎騎手の涙がよかったという意見に、師匠の(ダイタクヤマト勝利の時の)涙も見たかったと言われ。「そういう涙ってのはいいよ、自然にあふれ出てきた涙が鼻筋を通って口に入った時はいつもと違って、甘かった」なんてロマンティックな発言をしたのだが「じゃ、次いきましょ」と理恵さんはばっさり。

 3択Qの時に瀬谷区が「せやく」と読めず「せたにく」と読んだ由美ちゃんへ「瀬谷は横浜市です」とのコメント。ここで理恵さんが「せたにく」っていうと「せた肉」みたいだよね、と発言したところ「あなたはいつもいろんな方に肉をおごってもらっているから、そう聞こえるのだ」とすかさず師匠がツッコミ。

 水上さんの言い訳が聞きたい、という意見で水上氏がここで乱入。
 まずは、ヤマカツスズランをバカにしすぎたのが、この結果になったという結論。
 また由美ちゃんと会話をした時にもし秋華賞の馬券を買うのなら彼女はヤマカツスズランを買うと言ったそうである。そしてレースを見ている時にヤマカツスズランが逃げきりそうになった為、ヤマカツがいらないと言った自らのメンツの為に2番手から突っ込んできたティコティコタックを見て「差せ、幸四郎!」と叫んだそうである。その上ティコティコがヤマカツをが差しきった時に「よし、幸四郎やった〜」とさらに叫んだとのこと。周りの人は、この人〔馬券を)取ったなと誤解されそうになったのでその場からあわてて逃げ去ってきたそうである。
 また、やっぱりこういう結果を見ると今年の4歳牝馬は弱い、でも古馬も弱いのでまたエリザベス女王杯も荒れそうだなぁ、と感想を述べた。やっぱり自分でペースを作れない馬が多いからなぁという師匠のコメントに対して、やっぱり自分でペースの作れるテイエムオペラオーみたいな馬が.....とここまでしゃべった所で、また暴走してその話題にもっていかないように、と師匠から教育的指導。
 
 理恵さんは最後までのどの調子が悪く、のどに別の生き物がいるみたい、とその状態を表現。でも女の子だと「カーッ、ペッ」とかできなくて困る、とのコメントに師匠が反応。「裏で実はやってるでしょ」「やってません」

以上。

【10月21日】レポーター:海苔煎餅
全文敬称略

”オープニング”

 前夜の雨が嘘のような好天となったこの日、東京では富士ステークス、福島ではカブトヤマ記念が行われる、などといった簡単な内容で、オープニングはあっさりと終わった。

────────────────────────────────────
”五九楽VS理恵”

 1レースのパドック中継開始前のひととき。3択クエスチョン出題のコーナーでは、プレゼントのナリタトップロード携帯ストラップが話題となった。その論点は、このストラップが既に発売されているかどうか、という点にあった。未発売であれば、プレゼントの価値が高まると考えられたためだ。しかし実際には既に売り出されていたことが判明した。そこで山川牧は「私たちの匂いがたっぷりついて、指紋もたっぷりついて」と、3択プレゼントの付加価値を強調した。

 山川はさらに、「ご希望でしたら、坂本理恵さんのキスマークをつけておきます」と、オプションを企画した。三遊亭五九楽はこのオプションについて、「少なくとも、俺は要らねえな」と吐き捨てた。すると坂本はパドックから「悪かったわね!あげないわよ!」と三遊亭に噛み付いてきた。三遊亭は負けじと、3択アクションで坂本の動作に2拍ほどの遅れがあったことを指摘した。坂本は、パドックブースでは音が聞こえないため、動きを合わせるのが至難の業であることを伝えた。三遊亭は事情を理解し、「その(聞こえない)割にはいい線を行ってます」と述べ、「大雑把に物事を人に合わせるのは得意ですよね」と続けた。坂本は「ほめてるのか落としているのかわからない」と不快感を訴えた。三遊亭は坂本をなだめるため、「坂本さんあってのTSS」とほめそやす手段を選択したが、坂本は「毎度、このフレーズ、ありがとうございます」と冷ややかに反応するだけであった。

 午前中のパドック解説は竹内博夫。山川は、前の週の竹内は田中名花子をパートナーに朗らかに解説していたがこの日は坂本のコンビでどうなるのか、と案じた。三遊亭は「ビクビクしてない?」と、竹内が萎縮してしまっている可能性に言及した。坂本は「朗らかよね。当たり前じゃない。ねえ」と威圧的な口調と視線を竹内に浴びせた。表現の自由を奪われた竹内は一言も声を発することができなかった。

────────────────────────────────────
”スーツ姿の西島”

 ”今日の注目ジョッキー”のコーナーの冒頭、山川は西島大和に対して「今日はビシッとスーツでキメていらっしゃいますけど」との言葉を投げかけ、西島の反応を待った。西島は「いつも応援してるのですけど」と発言。山川は一応「スーツを応援しているのですか?」とつっこんでみたが、西島は岡部幸雄に関するコメントを述べることしか頭に無かったようであり、山川の言葉には無反応であった。

 西島は続く「先週の重賞リプレイ」のコーナーでは「テコテコタック」を連発した。

────────────────────────────────────
”須田ナイナイ鷹雄さまと水上スタディ・マナピーの今日の推奨場”

 須藤由美子は水上の呼称を「マナピー」とするが、坂本は「マナミー」と発音する。このため、山川は「マナピーなのかマナミーなのか、よくわからない」と述べ、呼称の統一を促した。

本年後半、10月15日までの回収率
須田鷹雄  単勝 92.2%  複勝 119.8%
水上学    単勝 89.3%   複勝 74.2%

○この日の推奨馬と成績
須田  8R   フューチャアイドル →  3着(複勝:250円)
    9R   プロトン      →  3着(複勝:160円)
水上  5R   ギブアンドテイク  →  5着
    6R   スパンキージャック →  2着(複勝:140円)
 カブトヤマ   リトルダンサー   →  7着

 山川は水上の推奨コメントを読もうとした時に、オークススクエアで腰掛けながら様子をうかがっている水上を発見した。普段は水上について遠慮の無い発言を繰り出す山川も、本人のいる前では「守りに入っちゃう」ようだ。コメントを読み上げた後、「今日は水上さんがグッと数字を上げて下さること間違いなしですね。期待してます」と期待半分、からかい半分に述べた。

────────────────────────────────────
”ケータイ所有拒否”

 3択クエスチョンの2度目の出題後、話題は三遊亭が携帯電話を持たないことに移った。世間の波に押し流されないことがポリシーだとうそぶく三遊亭は、携帯電話を「一生持たない!」と固く誓った。その決意の固さを、「玉ねぎを絶対に食べないのと同じ」との例により示した。しかし罰ゲームか何かで三遊亭が玉ねぎを食べたのを知っている山川は、三遊亭の「絶対」が「100%」ではないことを指摘した。ばつが悪くなった三遊亭は「心を広くもって、ゆったりと生きたい」と述べ、所詮はその程度の「決意」であることを事実上認めた。

────────────────────────────────────
”電波を不適切に使用するスーパーD”

 昼休み、リスナー参加コーナーの紹介に先立ち、山川が次のような呼びかけをした。「ディレクター(近藤)がどうしても聞けというので。木の下にいるいつものグループのところにいる、赤いチェックのスカートを履いた方、女性。近藤さんがタイプだって」。

 6レースのパドック中継を間近に控え、山川は「近藤さんが『おおまかな女を呼べ』って」と坂本を呼び出した。坂本は公私混同した先の行為を含め、「あなた、電波を使って何をやってるの?」と憤慨した。

 午後のパドック解説は、昼食にカキフライを食べた今田禎嘉。今田は坂本にとって「お父さんになって欲しいナンバー1男性」。その今田に坂本は、「電波を使ってナンパしてる男性にそんなこと(おおまかな女)言われたくないですよねぇ」と語り、援護射撃を求めた。今田は「美しい女性に対して失礼ですよね」と応じた。

────────────────────────────────────
”アウトロー社員”

 森下三郎が勤める東京中日スポーツが創刊1万6000号に達したようだ。入社するまで同紙を一度も読んだことが無かったと言ってはばからない森下は、巨人の記事を見るため今でもスポーツ報知ばかりを読んでいるという。三遊亭は、森下が何一つとして会社に従っていないと補足した。なお森下によれば、報知にも熱狂的なドラゴンズファンがいるとのこと。どんな組織にも反乱分子は潜むものだ。

────────────────────────────────────
”かしましコミュニティ”

 テーマは”貴方にとって「強さ」とは?”

 山川は坂本に、上記のテーマの答えを事前に求めていた。坂本の答えは「牧」だったとのこと。山川は「失礼しちゃう」とふてくされてみせた。須藤が山川にとっての強さを問う際、「牧さん以外で」との条件を付けた。山川は「私は弱いでしょ。打たれ弱いんだよ」と反論した。ここで坂本は「ごめん。牧は弱かった」と割って出た。山川は坂本との間に「私が強いところにあの人(坂本)は弱い。あの人が強いところには私が弱い」との関係があることを説明した。これを聞いた須藤は「名コンビじゃないですか」と評価した。坂本は「(二人を)足して2で割ったら丁度良い人間になる」と述べたが、山川は逆に「誰にも相手にされません」と考えた。やがて須藤を含めた3人は「大まかトリオ」の結成に動く展開となった。須藤は「大まか」が「大バカ」に聞こえてイヤだと述べた。しかし山川は、自分が「大バカ」であることを前向きに受け入れる姿勢を示した。坂本と須藤も「私も!」と、山川に追随した。

 物事に動じない人は強い、との意見。須藤は「気の小さい人って好きじゃない」と語った。山川は別の見方であり、物事に動じない人間は往々にして鈍感であり、そのような人はイヤだという。

────────────────────────────────────
”THP”

 関西と合わせ第21回となるTHP。今回の出演者はホームページ”TURF STAR”の管理人。結婚式のスピーチなど、人前で話す経験があまりないという管理人に、山川はこれを機会に喋るのを大好きになって欲しいと期待した。

 管理人はクイズに3問正解。その設問と正解は下記のとおり。

・名古屋競馬所属の吉田稔がJRAであげている勝利数は10勝以上か、未満か→未満
・吉田豊のG1優勝時の騎乗馬をすべてあげよ→メジロドーベル、マイネルラヴ
・今年のJRAG1勝馬で、唯一の南半球産馬は→フェアリーキングプローン

────────────────────────────────────
”エステdeミロード”

 前の日曜のかしましコミュニティのテーマは”青天の霹靂”だったが、須藤がこれに該当する直近のエピソードを披露した。

 須藤は、倒産したばかりのエステdeミロードの会員だったのだ。1年ほど通わなかったのが、前の土曜日に久しぶりにエステを受け、次回の予約までしたところ、そのわずか3日後に倒産したという。契約問題の行き先が不透明なまま不安な気持ちにもなるところだが、須藤はこれで笑いが取れるとプラス思考に転じたとのこと。お笑い根性が芽生えたことに戸惑いも感じる須藤だが、三遊亭は「その根性は大事にした方がいいよ。これからスクスクと芸人として育っていくためにはね」と述べ、それとなく須藤をお笑い芸人の道へ誘った。

 最後に三遊亭は「でも、エステの効果、現れてないねぇ」と一言つぶやいた。

────────────────────────────────────
”どーでっか関西”

 コーナーの最中、福島競馬の払戻を紹介するのは山川の役目。三遊亭は「渡月橋で人生ボロボロになった女がお伝えします」と告げた。山川の声を聞き終えた旭堂南太平洋は、「やっぱり色々と人生経験されているのか、声にも色がありますね」と感想を語った。山川は「十三参りのときに『物を落としたらあかん』と言われたのに物を落として振り返ってしもうたんです」と述べた。十三参りとは13歳の年に行う七五三のようなものらしく、渡月橋を振り返らずに渡ると幸せになれるとされているようだ。

────────────────────────────────────
”ホースステーション”

 グリーンチャンネルでの、ダイタクヘリオス・ダイタクヤマトへの三遊亭の熱い語り口に触れた反省クラブの意見。三遊亭は時間が足りなかったため、続きをやらせてもらうように要請してきたとのこと。

────────────────────────────────────
”役に立つTSS出演者”

 以前、諸井ルミ子が自分のおでこに関連付けてヘッドシップを強調していたことがあり、これを覚えていたリスナーがカブトヤマ記念を的中することができたとの投稿を行った。三遊亭は「役に立ってるんだ、TSSは...」と感慨深げだ。三遊亭がさらに加えた言葉は「役に立ってるんだ、諸井ルミ子も。人数調整だけじゃないんだ、あいつも」というもので、諸井の存在意義について良い方向に若干の見直しがされた。

────────────────────────────────────
”ホアキンコルテス”

 前の週の金曜日に、坂本と焼肉に行ったという山川。二人っきりで行ったという山川に、真実を知っているらしい三遊亭が執拗に事実を明らかにさせようとした結果、坂本が「一人、若者がいた」と打ち明け、山川もそれがホアキンコルテスであることを打ち明けた。ホアキンを見に行った二人は、彼を「お持ち帰り」し、3人で焼肉を食べたとのこと。この話題について、三遊亭の反応が鈍かったのは、三遊亭がホアキンの人物そのものを知らないからだった。

────────────────────────────────────
”エステdeミロード:続編”

 須藤はエステに通った理由を、坂本や山川のように顔の張りを長く保ちたいからだと説明した。坂本や山川のようになりたいという須藤に、三遊亭は「大雑把な女になりたいの?」と問いかけた。

────────────────────────────────────
”渡月橋:続き”

 十三参りの際、橋で物を落として振り返ってしまった山川は、そのときの様子を「山川ショウコ、叫んだもん。『振り返ったらあかんえー』って」と語った。三遊亭は「ほうら、言わんこっちゃない。だからこんなになっちゃって。母の嘆きが聞こえるわ」とため息をついた。

────────────────────────────────────
”スーパーD問題”

 電波利用によるナンパを試みたスーパーD(39歳)だったが、山川が当該の女性に尋問したところ、比較の上では三遊亭の方がよいとする反応だったとのこと。これを聞いたスーパーDは、「師匠は前で喋ってるからよく見えるんだよ」と負け惜しみしたようだ。これに対して三遊亭は「やれるもんだったら喋ってみろっちゅうねん。9時から5時までしゃべってみろっちゅうねん」と激しくまくしたてた。

────────────────────────────────────
”菊花賞デーの装い”

 スーパーDは、翌日の出演者に菊花賞にちなんで黄色の服を着てくるように指示した模様。下着でもOKとの条件が示され、三遊亭は須藤に「黄色の下着、あるの?洗ってないやつじゃないの?」と問いかけ、須藤の反発を買った。坂本が「(黄色の下着が)あると思います」と述べると、三遊亭は「あなた、下着は黒ばっかりじゃ...」と固定観念に基づく発言で坂本を挑発した。

────────────────────────────────────
”みなさんのお相手は”

 この日の出演者をおさらいするにあたり、山川が前の週に引き続いて森下を「モリサブ」と略したため、スタジオの出演者は「サンゴク」、「ヤママキ」、「スドユミ」となった。最後の坂本は「トモリエ」とした。これが「ともさかりえ」をもじったつもりだったことが判明し、メンバーの冷たい反応を呼んだ。坂本は「寒かった。ごめん」と誤ったが、三遊亭は「どうやって締めるんだよぉ」と、弱り果てた。

────────────────────────────────────
以上
記者による次回発行は10月29日(日)分の予定。
【10月22日】レポーター:てつじん
☆★ 今日のダイジェスト ★☆

・馬のアルバム:マチカネフクキタル
・かしましコミュニティ:自分を「イケテル」と思う時
・菜穂子の教えてア・ゲ・ル:偏差値について
・反省クラブ:黄色い服(後編)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

■ お得意はラブマシーン??? ■
<< オープニングトーク >

 今日の午前中のパドック担当は、エッチー・サッチーこと、佐藤達夫さんが担当。あいかわらずの軽快なトークを展開。1Rのパドックの2周目(TSSオンリーパドック版)時、あいさつがてら、パドックから見える紅葉が綺麗ですねとの理恵さんのネタ振りに、福島あたりが今見ごろとの情報。話しを合わせて理恵さんの「福島へいかれるんですか?」との質問に「行かないです、行く用事なんかないですから」と今度はにべもない返事。また、1Rで人気の馬であったアイライクエンカから一言。「理恵ちゃんはエンカ好きだけど、僕はモー娘のラブマシーンが得意なんです」といきなりトップギアの発言で理恵さんの出鼻をくじく作戦を展開するが「なに言ってるんだか」とあっさりとかわす理恵さんであった。(アイライクエンカは、冠二郎の”炎”の歌詞から来ているのは有名な話)

 そんな佐藤さん今日は絶好調。本人曰く「今日の馬券は簡単すぎる」とのこと。でも、そこに自分でフォローがつくのが佐藤さんの特徴。「ま、いつもこうやって見栄張ってるんだよね。見栄張ってないとやってらんないから」とのこと。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

■ メインは両方的中 ■
<< 構成作家 今日の推奨馬 >

- 回収率(今クール21日消化後)-
須田氏:単勝88.7% 複勝123.1%
水上氏:単勝85.1% 複勝72.9%

- 推奨馬 -

須田氏
  5R10番ロックホルト   → 9着
 11R 8番リアルヴィジョン →★1着 単330 複140
京11R13番トウホウシデン  →★2着 複280

水上氏
  6R 5番ストリートダンス → 8着
 11R 3番トラストミュウツー→★2着 複130
京11R13番トウホウシデン  →★2着 複280


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

■ マチカネフクキタル ■
<< 馬のアルバム:菜穂ちゃん >

 浦河生まれの市場取引馬、馬主の細川さんは一般公募で馬の名前を決定。それがマチカネフクキタルとマチカネワラウカドであった。新馬はキョウエイマーチと同じで、勝ったキョウエイから1.7秒差の大敗。ここで連敗してしまうのだが、それは悪質の劣蹄が原因。これに最後まで悩まされることになる。それでも、ダービー路線を目指しプリンシパルでの2着でダービーへ駒を進めるがここでは7着。夏の福島でOP勝ちから快進撃でトライアル2戦を連勝、そして本番の菊花賞では33秒の上がりで快勝。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

■ 自分を「イケテル」と思う時 ■
<< かしましコミュニティ >

 いけてる理恵さんにも参加してもらおう、という由美ちゃん。「また誉め殺し?」と言われたため、さらに「坂本様あってのTSSですから」と五九楽師匠仕込みの誉め殺しを連発。
 
 風邪をひいて声がハスキーな時にイケテルと思うというリスナー。ハスキーな声は結構うずく(?)という由美ちゃん、理恵さんに同意を求めると、それに対して「え....う、うずきます、そ、そうですねぇ」と無理やり同意している理恵さん。そういえば由美ちゃんは声優のお勉強中に風邪を引いて声がハスキーになってしまったため、なかなかできないおばあちゃんの声を早速録音したそうである。
 
 牧さんをかしましのネタで笑わせた時、というリスナー。中山グランドジャンプの時のことだそうである。(ちなみに、お題は「私のジャンプ体験」であるが、該当するネタは開門ダッシュで人が転んでいる時に、それを飛び越えるというネタである:筆者データベースより)そういえば、クールな人は笑わないねぇ。見栄晴さんとかは笑わないのがG1級だよねと由美ちゃん。菜穂ちゃんは見栄ちゃんの笑い顔を見たことがないということである。いつも泣いているのねという由美ちゃんに対して理恵さんのまとめの一言。「もともと泣き顔だからしょうがないよね」

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

■ 今回は水上氏も同伴 ■
<< 菜穂子の教えてア・ゲ・ル >

 「菜穂子と」「水上の」二人あわせて「教えて、ア・ゲ・ル」で始まる予定であったこのコーナー。ところが、「菜穂子と」「赤井(?)印刷次期社長候補の」という水上氏の突然のネタ振りに、ツボに入ってしまい「教えて、ア・ゲ・ル」がボロボロになってしまった菜穂ちゃん。いきなり水上氏からのアドリブの洗礼を受けてしまうことに。ちなみに、実家は印刷屋とのことである。

 元インチキ数学教師だったと謙遜する菜穂ちゃん。今回は強い味方を引き連れて登場、その味方である水上氏は「自分は補助教員である」と言い、さらに「AVの世界の女教師はたいていはインチキだが、うち(TSS)は本物を使っている」とすばらしい例えで菜穂ちゃんの実力を力説。水上氏が普段どんなビデオを見ているかがよくうかがえる一コマであった。

 前回複勝とワイドの期待値という話をしたのであるが、これについてリスナーから「間違っているんではないか?」との指摘があったことに触れ、水上氏は「あれは、間違ってました。」と正直に告白し、「ですが、当コーナーはこうやってリスナーからの指摘を受けてそれにもきちんと対応していくコーナーにしたい。」ということで綺麗にまとめようとした。

 今回のテーマは「偏差値」である。以下にその内容をまとめる。

★偏差値とは「全体の中で自分がどこにあるか」を表す数値。
★標準偏差とはちらばり具合を表す。この値を×10して50を加えたものが偏差値になる。
 50(平均値)より上なら良い、下なら悪いと考える。

 実際、同じレースを走ったわけではない、別々のレース毎に偏差値を出して比較することは正しいのか?という指摘もあるがタイムそのものを比較するよりかは、偏差値で比較したほうが比べやすいし実力を知るには有効かと思われる。そのレースでその馬が発揮した実力の意義を明確にできる。

 == 菊花賞のステップレースの各馬の偏差値 ==

  << セントライト記念 >
 62.7:アドマイヤボス(出走せず)
 61.5:トウホウシデン
 60.4:ジョウテンブレーブ・マッキーローレル

  << 神戸新聞杯 >
 67.4:フサイチソニック(出走せず)
 61.6:アグネスフライト
 59.7:エアシャカール

  << 夕月特別(900万) >
 65.7:ヒシマジェスティ

 参考としてこういった数字を使うのもいいのではないか。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

■ 日も暗くなってきて....。 ■
<< 反省クラブ >

 私の競馬の人生の命日。来年のこの日は一周忌としたい、(馬券が)当たらない。この時期になると、この時間で真っ暗で馬券が当たらないとなおさら落ち込む。といつも通りの見栄ちゃん。

 菊花賞に勝った武豊騎手、今日は久しぶりにはっきりとガッツポーズをしていた。今日は豊は絶対蛯名騎手と飲みに行っているはずだ、との見栄ちゃん情報。結構お酒を飲むのだが、乱れないとのこと。仲のいい夫婦とのことで、喧嘩をしたのは一度しか見たことがない。その時は男のつきあいについて豊が怒っていたそうである。

 水上さんがエアシャカールを切った所から、エアシャカールの自信の単勝で勝負したリスナー。天皇賞はテイエムオペラオーを本命にしてくれば、自信をもって切れるとのこと。これに対して水上氏は「言い訳もできない、疲れた」とのことで、ブースに出てはこなかった。
 
 昨日のエンディングで今日は下は黄色い服を来てくるということだったのに、どうしました?という質問。(ちなみに、由美ちゃんも理恵さんも黄色を来ていなかった)それに対して「下は黄色ですよ」と二人とも返事。他のリスナーも黄色を着てきたのに、馬券は当たらなかった模様。「近ちゃん(ディレクター)は風水も知らないんだから」と見栄ちゃん。

以上。

【10月28日】レポーター:海苔煎餅
全文敬称略

”オープニング”

 山川牧が「冬みたい」というほど、急に寒くなった東京地方。ただ、朝のうちは青空も見え、まずはいい天気になって良かったという三遊亭五九楽。天皇賞ウイークとなり、気持ちも熱くなるところだが、熱くなるといえば「野球も」と、山川は日本シリーズに話を移した。三遊亭は「よく(東京ドームに)戻ってきました」と淡々と述べ、日本シリーズは夜の楽しみとし、まずは競馬を楽しもうと語った。時間がなかったこともあり、熱い思いをとりあえずは胸中にしまった三遊亭であった。

────────────────────────────────────
”ターフ3択クエスチョン:朝の出題”

 エントリーカードを切り分けする山川は、この日は事前に切取線に折り目を付けていた。この結果、切れ目は見事なストレートラインを呈した。山川は「なんて綺麗に切れるんでしょう」と、一人で満足していた。

────────────────────────────────────
”問われるプロ意識”

 1レースのパドック中継が始まるまでのひととき、再び日本シリーズの話題に。しかしここで焦点が当てられたのは影の部分。不祥事が続発する巨人について、「とんでもないスケベな選手が何人かいるみたいで、非常に困ります」と、三遊亭の口振りも冴えない。

 「俺は情けなかった。なんであんなことをするかな」と嘆くばかりの三遊亭を見ながら、山川は視点を広げ、「プロという意識で頑張っている人が減っているのかもしれません」と、プロ社会一般に横たわる問題と捉えた。三遊亭は「私生活まで『プロ』という意識を持たないといけない」と、プロとしてあるべき姿を唱えた。ここで山川は「私たち、プロなのかな?」と疑問を抱いた。三遊亭は「私生活は乱れているかもしれない...」と言葉を詰まらせながらも、「俺は一応芸人だから。芸人は何をやってもいいって言うね」と、誰からも攻められない聖域に自分のポジションを取ろうとした。諸井ルミ子は「女遊びも芸のうち?」と三遊亭の表情を覗き、その身勝手さをからかった。このままでは自分の立場が危うくなると察した三遊亭は「サッカーも決勝に進みました」と話題を逸らした。

────────────────────────────────────
”パドックのあいさつ”

 午前中のパドック解説は柴崎幸夫。田中名花子とのコンビを組むのは2回目となる。田中が「覚えてくれてますか?」と柴崎に問うと「はい」との答えが得られ、「よかった」と胸をなで下ろした。

 7時半頃に西門に到着した田中は、西門で寝袋に入りながら天皇賞に向けてスタンバイしている、気合いの入ったファンを見て、自らの気合いを高めた。

────────────────────────────────────
”ランナー”

 このところ、時間ギリギリになってスタジオに現れることの多い西島大和。この日もご多分に漏れず、開門ダッシュばりの激走を見せる西島の姿があった。やや息を切らせながら登場した西島は、スタンドからスタジオまでのダッシュを、快適な走りだったと振り返った。

 3レースのパドック中継後、今度は山川が控え室から飛び出して走りながら所定の位置に着くシーンが見られた。山川は「西島さんに負けじと走ってみました」と述べたが、このような低次元の競走が好ましくないのは明白だ。

────────────────────────────────────
”須田ナインティナイン鷹雄と水上スタディ学の、今日の推奨馬”

 山川が「好評を博している」と触れ込んだこのコーナーだが、反省クラブの意見には「誰もええと書いてくれへん」というのが実態で、人気度については半信半疑のようだ。

本年後半、10月22日までの回収率
須田鷹雄  単勝 89.8%  複勝 124.0%
水上学    単勝 81.2%   複勝 75.8%

 山川は水上について「みんなにたかられて、奢りまくって、馬券でやられてかわいそう」とコメントした。

○この日の推奨馬と成績
須田  6R   スターリンガス   → 10着
   10R   ゴートゥザウイン  →  4着
   京9R   フィールドスパート →  1着(単勝:230円、複勝:110円)
水上 京9R   テイエムスイフト  →  7着
   11R   サンフォードシチー →  1着(単勝:480円、複勝:150円)
   12R   トーセントモサン  →  2着(複勝:150円)

 山川は最後に、「二人に儲けてもろうて、おいしいものをご馳走してもらいたい」と述べ、前言の「たかられてかわいそう」という同情の言葉が偽善であったことを露呈した。

────────────────────────────────────
”スーパーDの悪癖”

 4レースが終了した直後、山川が突然、「明日の天皇賞に出る馬が出てました」と言い始めた。リスナーが不審に思っていたところ、4レースに出ていたのはイーグルカフェではなくドーヴィルカフェだったと訂正コメントを発表。これを山川に言わせた黒幕は、実はディレクターの近藤(スーパーD)だった。山川はこれを無理矢理言わされた挙げ句、シラーッとした雰囲気の中、三遊亭をはじめ誰も救いの手を差し伸べなかったため苦境に立たされた。山川は「寒々なってしもた」と申し訳なさそうにした。

 こうして、スーパーDが出演者の口を借り、思い浮かんだ小ネタを披露するのは日常的な光景だが、嫌がる出演者に無理強いをするのは、支配的地位の乱用に該当するとの見方もある。

────────────────────────────────────
”午後のパドック”

 午後の解説者は今田禎嘉。山川は今田に「今日も名花ちゃんに、優しく教えてあげて下さい」と依頼した。今田は「『名花ちゃんに』と言わないで下さい。みなさんに優しいですから」と異論を唱えた。諸井が「そうだよー。みんなに優しいよ。今田さんは」と言うように、今田が実際に優しい人物であると考えられるが、今田の発言には、他のパドックアナウンサーを無用に刺激したくないとの意識が強く働いた、自己防衛的な側面もあったものと見られる。

────────────────────────────────────
”かしましコミュニティ”

 テーマは”この人に勲章をあげたい”

 大魔人・佐々木主浩にあげたいとの意見。山川は、見栄晴が佐々木とよく飲みに行っていたほどの親友であることを伝えた。これを聞いた諸井は「ええー?」と仰天した。武豊、江田照男、貴闘力も見栄晴の親友であり、「あの人の周りだけすごい」と山川は述べ、「見栄晴君の周りだけが、どんどんお金が儲かっていく仕組みになってます」と事実を確認しながら、「みんなにツキをあげてるのかな」と分析した。

 境勝太郎にあげたいとの意見。前日、山川は境からの電話を携帯で受けた。「ホテルのマッサージを頼んで、今終わったんだよー」という境に、山川が「で、どうしたの?」と尋ねたところ、境の返答は「今から寝る。おやすみ」というものであり、結局それだけの短い電話だったという。

 スーパーDにあげたいとの意見。寒いギャグを出演者に言わせるスーパーDについて、諸井は「嬉しそうにして言うからキツイよね」と率直に述べた。一方で山川は「そういうところがカワイイんだけどね」と案外好意的に捉えていることを示した。

 水上にあげたいとの意見。山川は水上の父がよく競馬場に来場することを紹介した。諸井は「お父さんが来てるんだったら、下手なことを言えませんね」と、今後は発言に慎重を期す構えを見せた。

────────────────────────────────────
”どーでっか関西”

 武蔵野ステークスの見解が、森下三郎と平林雅芳とで一致した。二人揃って幸せになったことがない、と森下が過去を振り返ると、平林は「私が幸せでもあなたが不幸になってくれれば」と、自分だけの幸運を願った。森下は「平林さんは夏になると北海道に行って幸せになれますから」と、北の大地で羽を伸ばす平林を羨ましがった。「北にふるさと(ここでは現地妻の意)がある人はいいなあ」という三遊亭に続き、森下は「お子さんに会ってきましたか?」と平林を冷やかした。平林は「(子供は)大きくなりました」と芸人ばりに反応した。

────────────────────────────────────
”待ちの定番ニューバージョン”

 スワンステークスでエイシンルーデンスが逸走したのに伴い、発走時刻が遅れることになった。このため、長くベールに包まれていた「待ちの定番ニューバーション」がついに日の目を浴びた。その曲はハイロウズの「不死身の花」だった。

────────────────────────────────────
”ダイタクヤマト連勝”

 スワンステークスはダイタクヤマトの勝利に終わった。実況の広瀬アナウンサーは「強さは本物です!」と絶叫した。マイクがスタジオに切り替わった途端、「強さは本物です!」と三遊亭は復唱し、「いいアナウンサーだ」と賞賛した。三遊亭は続けて、「(ダイタクヤマトの馬券の)人気、無さ過ぎです。いけませんねー」とテンションを最大限に高めていた。

────────────────────────────────────
”ヤマトvSオペラオーの対戦なるか”

 反省クラブのスタート。山川がタイトルコールの調子をいつもと変えてしまったため、諸井と田中はこれに合わせることができなかった。三遊亭は「もうちょっと、みんなダイタクヤマトのために声を合わせてくれよ」と文句を付けた。山川は「ダイタクヤマトが勝ったのは感動的だったんだけど、師匠の涙が見れなかったことが残念」と述べた。三遊亭は「涙はスプリンターズステークスで出し尽くしたもん、俺。だってG1馬なんだから、G2なんて勝って当たり前」と言い放ち、泣く条件を「天皇賞や有馬記念を勝ったら」とした。山川は「師匠のダイタクヤマト好きと、水上さんのテイエムオペラオー好き、これは凄い盛り上がりですからね」と、対戦の実現を期待した。三遊亭は「いつか雌雄を決しないといけないね。舞台はどこなのかなぁ。有馬記念は長いんだよ、ヤマト君にすれば。でもお父さんのヘリオスも5着に粘ったことがあるからな。それを考えると有馬記念もな...」と、勝った勢いで夢をどこまでも膨らませた。

 スワンステークスのゴールの際、スタジオ前のリスナーから三遊亭に向けて拍手が湧き起こった模様。諸井は「まるで(ダイタクヤマトが)師匠の馬のよう」と語り、「ダイタクヤマトも凄いんだけど、何かわからないけど、師匠も凄いと思うようになった」とコメント。三遊亭は「今、俺は絶頂なんだよ。頂点にいるんだよね、今ね」と現状を認識しつつ、「落ちるの早いんだよ、これから」と、この先の展開を予想した。

 山川が「珍しく師匠、顔色がいいもんね」と言えば、諸井も「(レースが)終わった時の、目のキラキラ度、私あんな輝き見たことない」と続け、三遊亭の昂揚ぶりを伝えた。三遊亭は「ご機嫌でしょ。今、本当に気分がハイなんだよ」と語った。

────────────────────────────────────
”煮込み”

 新馬場内レストランキャンペーンで紹介された、梅屋の煮込みがおいしかったとの投稿。三遊亭は「煮込みのできる女性っていいね」と述べ、諸井に煮込みを作ることができるのかを問うた。諸井は「もつを煮込めばいいんでしょ」と答えたが、説得力に欠けていたため、三遊亭は「料理のことは名花ちゃんに聞かないと」と断った上で田中に同じ問いを投げかけた。田中は躊躇することなく「何でも煮込めばいいんですよ。何でも煮込む」と答えた。

 極端に言えば、材料を大ざっぱに切って水にぶち込んで火を入れ、調味料の加減にも根拠がないような、がさつな男の料理を連想させる発言に、三遊亭は「名花ちゃんにとっては煮込めば『煮込み』なんだぁ。ああ、そうか」と、田中の煮込みに日本料理の持つ繊細さを求めることは断念した。田中はごはんを研がないことを前回の出演時に披露し、反響を呼んだが、この日も「研がなくても(味は)変わらない」と重ね重ね強調した。

────────────────────────────────────
”誕生日”

 田中に対して「誕生日おめでとう」との投稿。田中の誕生日は10月17日であった。田中はこの日(10月28日)がミキサーの野原の誕生日であることを公表した。これは倉木麻衣の誕生日でもあった。田中は「10月生まれはいい人ばっかり」と図に乗った。

 三遊亭は7月20日生まれ。現在は海の日となっている。山川はこれについて「(三遊亭には)すごく水着が似合わない」と小馬鹿にした。三遊亭は「いいじゃねぇか。水着が合う、合わないで誕生日が決まるわけじゃないんじゃ!」と、侮辱されたことに反発した。しかし山川は「何か、洗濯板に、洗濯する途中のパンツを掛けたみたい」と、三遊亭をからかい続けた。三遊亭は次第に山川の考えを受け入れ始め、最後には「海を漂っている海草みたいなんだよな、俺は」と自認した。

────────────────────────────────────
”ルミ子のヘアスタイル”

 諸井はこの日、前髪を下ろしたスタイルで登場。これについて、ELTの持田香織かと思ったとの投稿がなされた。諸井は「あらぁ」とはにかみながら、「もう決定ですね」と、大賞の受賞者を勝手に決めつけようとしたが、その賞の名を諸井は「予想の達人」と言ってしまった。三遊亭は「お前、コーナーぐらい、ちゃんと覚えろよ。反省クラブやろうが」と諸井を叱りとばした。

────────────────────────────────────
以上
記者による次回発行は10月29日(日)分の予定。
【10月29日】レポーター:海苔煎餅
全文敬称略

”オープニング”

 あいにくの雨となった天皇賞デー。パンパンの良馬場で各馬に力を出し切って欲しかったと、見栄晴は残念がった。プロ野球のON対決には決着が着けられたが、天皇賞も実はON対決だと説明(オペラオーのOとナリタのN)する見栄晴は、前夜の巨人の祝勝会に誘われたものの、TSSの出演を控えていただけに出席を見合わせた。

 今年はこれまで無敗のテイエムオペラオーが雨でどうなるかが見どころであり、武豊のステイゴールド騎乗、マル外への開放など、興味津々だと述べ、見栄晴はレースへの期待を募らせた。

────────────────────────────────────
”待ちの定番、今日も”

 2レースのゲートインの際、チェルシーチックが馬体検査を受けることになり、この結果、前日に続き”待ちの定番”がかけられた。中山開催で”待ちの定番”のリニューアルが発表されて以来、前日まで発走時間の遅れがなかったため、一部のリスナーの渇望感をあおっていたが、いざ発表されるやいなや、堰を切ったように連日の登場となった。

────────────────────────────────────
”須田ナインティナイン鷹雄さまと水上スタディ・マナピーの今日の推奨馬”

本年後半、10月29日までの回収率
須田鷹雄  単勝 89.1%  複勝 119.5%
水上学    単勝 84.6%   複勝 76.8%

○この日の推奨馬と成績
須田  8R   スーパードラゴン  → 12着
   10R   ゴートゥザウイン  → 10着
水上 福11R   ゲイリーイグリット →  3着(複勝:220円)
   12R   シャドウスプリング →  1着(単勝:380円、複勝:180円)
   天皇賞   テイエムオペラオー →  1着(単勝:240円、複勝:130円)

 水上は次のコメントを提出。「昨日は◎のサンフォードシチー、それからゴールドティアラ無印で大成功。誰も誉めてくれないので自画自賛!」。須藤由美子は「誉めてあげましょう」と仏心を催し、「あんたは偉い!」と、おざなりながらも水上の成功を讃えた。

────────────────────────────────────
”マイボールにマイシューズ”

 篠崎菜穂子と東信二が共演するのは初めて。番組の打ち上げでは顔合わせも済ませ、篠崎は東のカラオケ上手ぶりも目の当たりにしている。しかし東がカラオケ以上に自信を持っているのはボーリングだった。やはりTSS関係者でボーリングをしたところ、トップの成績を収めたとのこと。東がジョッキーとしてデビューした頃は丁度ボーリングのブーム期であり、1・2時間の待ち時間はザラだったとのこと。この時期に熱心にボーリング場へ通い詰めた東はマイボールとマイシューズを所有している。篠崎は「素晴らしいですね。今度、教えて下さい」とボーリング指導を東に依頼した。

────────────────────────────────────
”マナピーの職歴”

 過去のレースを振り返る「プレイバック天皇賞」。解説は水上メモリー学。水上は昭和63年の天皇賞について、生産者のエピソードや、富士山を背景に芦毛の2頭(タマモクロスとオグリキャップ)がゴール板を駆け抜けるシーンの美しさをロマンたっぷりに熱っぽく語った。水上は当時、ラジオのディレクターをしていたそうだ。

────────────────────────────────────
”THE血統”

 冒頭、篠崎に「(担当は)水上スタディ学さんでーす」と紹介された水上。「どうも」と答えたその声は弱々しかった。水上は「緊張が始まって。上がりきっちゃって、さっき裏で薬を飲んできましたけど」と事情を打ち明けた。

 テイエムオペラオーについて各マスコミが様々な不安点を取りあげていることについて、水上は「重箱の隅をつつくようなもの」と評し、「例えて言えば、菜穂ちゃんと由美ちゃんの、容姿の欠点を探すぐらいナンセンスなこと」と述べた。篠崎が「わかってらっしゃるぅ」と大喜びしたのもつかの間、直後に水上は「あくまで容姿であって、性格的には難点がたくさんあると思うんですが」と付け加えた。須藤は「早いな、落とすの」とこぼした。

 オペラオーについての不安点として伝えられる、距離が短くなること、およびペースが速くなることについて、水上は次のように解説した。母父にブラッシググルームが入った名馬を紐解くと、ヤマニンゼファー、マヤノトップガン、ラムタラなど、連対したG1の距離幅が大きい。タマモクロス、スパークリーク、降着したがメジロマックイーン、スペシャルウイークなどは、春の天皇賞でラスト1000〜1200のペースアップについていけており、その他の部分のラップを比較しても、テイエムオペラオーが春の天皇賞で叩き出したラップはこれらの名馬のものに合致している。

 ナリタトップロードについて、水上はかなり強い馬だと見ている。テイエムオペラオーがいるために悲運の名馬になっているという。ダービーのラップが証明しているとのこと。その他、テイエムオペラオーを負かすことは馬にとって非常にキツイことであり、負かした馬がその後いずれも故障や体調の悪化を起こしたのに対し、この馬だけは故障せずに復活してきており、これがトップロードの凄さを示しているという。

 メイショウドトウやトゥナンテについて、まずトップロードを上回ることができないと考えた水上は、表面が濡れて上滑りする馬場がトップロードに向かないことを気に掛けながらも、このレースをオペラオー・トップロードの1点で勝負、これで悔いなしとした。

────────────────────────────────────
”かしましコミュニティ”

 テーマは”私のライバル”

 坂本理恵は「みんなのライバルは?」と篠崎と須藤に問いかけた。篠崎は「自分かな?」と返答。「かっこいいですねぇ」と感心した須藤は、自分のライバルを広末涼子とした。須藤が坂本にライバルを尋ねると、坂本は「叶姉妹かな」と答えた。須藤は「さらに上がいたか」と唖然とした。

 このコーナーに、午後の競馬キャスターである原良馬が登場。原は自分のライバルを聞かれ、「言いたくないけど、見栄晴だね」と答えた。「ひどいよねぇ、あれ。今日久しぶりに来たら、『予想の当たらない原良馬さんです』って言ったでしょ」と、見栄晴に対する不満をぶつける原は「僕は人間ができているから笑っていたけど、普通ならムッとして席を外すよ」と続けた。「本当は仲いいんですよね」と須藤がフォローし、「親子みたいですからね」と坂本も同調した。しかし原は「不肖の息子だね。ひどいね」と見栄晴をとがめる姿勢を崩さなかった。

 通勤電車の席取りを争うおばさんがライバルという投稿。「大体ねえ、年寄りに座らせてあげればいいじゃない」という原は、「僕なんか若い人に席を譲っちゃうもんね」と胸を張る。篠崎は「なんて優しい...」と感嘆した。坂本に「席を譲られたら怒る方ですか?」と聞かれた原は「譲られたら『次、降ります』と答えちゃう」、加えて「(次、降りますって言いながら)さらに5駅か6駅乗っちゃうけどね」と述べた。このような話の中、須藤は持ち前の空耳を働かせ「6匹?」と聞き返していた。

 今年買った頭の良いパソコンがライバルだとの投稿。「僕のライバルもパソコンとかワープロだね」という原にとっては、扱いが難しいとの点でのライバルだ。須藤が「(パソコンを)お持ちなんですか?」と驚くと、原は「そんな、『お持ちなんですか』って...人並みのことはやってるつもりなんだ」と反発した。しかし原のパソコンには埃がかぶっているのが実態のようだ。原稿は手で書いた方が早いという原は、周囲から時代遅れと言われているとのこと。

 馬券成績で見栄晴を越えたいという投稿。原は「見栄晴辺りを目標にしてたら、大したことはないね」と一笑に付した。

 中学の同級生と何かにつけ張り合っているとの投稿。原は「ライバルがいるっていうのはいい。ライバルがいないと目立たない」とコメントし、原は「ナリタトップロードがいるからテイエムオペラオーが目立つ」と例を挙げた。ここで須藤は「広末涼子がいるから私が目立つ」と、坂本は「叶姉妹がいるから私も目立つんだし」と、それぞれに大口を叩き始めた。原はただ呆れるばかりで、話が次に進むのを待つしかなかった。

────────────────────────────────────
”テイエムオペラオー評”

 原と天皇賞を回顧した見栄晴は、締めくくりにテイエムオペラオーについて「今年、このまま無敗で行ってもらいたいと思います」と述べた。しかしジャパンカップ当日に見栄晴がきっと別の馬を応援しているであろうことを否定する者はいない。

────────────────────────────────────
”エンディング”

 雨が降り止まず、オーラスクイズと反省クラブは中止となった。見栄晴は反省クラブに参加したかった人には、その分を来週に回してもらおうと呼びかけ、「来週はじっくりと5時半までやりましょう」と提案した。須藤は「来週は見栄晴さんじゃないの」と指摘した。見栄晴は「ああっ、そうか!」と大げさに反応し、「じゃ、師匠に頼もう」と三遊亭五九楽に尻拭いさせようとした。須藤は「そこまで踏んでいるからね」と、見栄晴の見え透いたやり口を暗に批判した。

 番組終了時の出演者紹介。「そして、パドックは」との見栄晴の声に続く、「午前中が1馬の石井進吾さん、午後がケイシュウニュースの佐々木幸男さんでした」というオカマ声の主は水上だった。

 サテライトスタジオ前で番組を見守っていたリスナーの中には、傘をささずにいた者がいたようだ。見栄晴は朝から雨が降っていたのに何故傘を持っていないのかと不思議がっていたが、出した答えは「馬券を買うために傘を売ったという...」。「それはあなたでしょう」とつっこんだのは水上だった。

 武豊がゴルフでホールインワンを成し遂げた際に、記念にサインを書いた1万円札を見栄晴は頂戴していた。見栄晴の母がこれを欲しがったため、見栄晴は1万円札を2万円で母親に売り渡した。水上は「身内からお金をふんだくって...あんないいお母さんを...」と非難しつつ、「そこで2万円を払っちゃうような、甘やかした教育をしたから、あなたみたいな子ができた」と、”母親にも責任あり”と見なした。

 見栄晴は「1万円札ですが、ユタカのファンなら10万円くらいで買ってくれる人もいるんじゃないでしょうか」と思いつき、水上から「そうでしょうね」とお墨付きをもらうと、「お袋から2万円で買い戻して、みなさんに10万円くらいで提供したい」と述べた。「今日、オークションがあるからそこで売ってくれば」と須藤がアドバイスすると、「(そうか、)売れたな!」と見栄晴は絶好の機会を逃したことを悔やんだ。

 「俺、ユタカの物は結構持ってるからなあ」という見栄晴は、「今度、売ろう。それを商売にしよう」とのプランを立てた。須藤が「せめてここでプレゼントするとか」と進言したが、見栄晴は「それはイヤだ」と拒否し、お金にならない施策は採用しないことを告げた。

────────────────────────────────────
以上
記者による次回発行は11月4日(土)分の予定。

■ TSS REPORT ■
【→LIST】

TS3PJタブ